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【結果まとめ】2022年専攻医ニーズ調査【総合診療・家庭医療】

【はじめに】 

専攻医部会では、新専門医制度における総合診療専門研修プログラム(日本専門医機構)、および、新・家庭医療専門研修プログラム(日本プライマリ・ケア連合学会)の運営に対して、専攻医のニーズを調査することを目的にアンケート調査を実施しました。この内容は2022年6月に行われた第13回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で発表しました。ポスターに掲載できなかった部分を、過去のデータと併せて公開します。結果の考察に関してはポスターを参照ください。

【基本情報】

実施期間:2022年2月15日~3月13日
配布場所:専攻医部会メーリングリスト、および各種SNS
回答者数:125名(男性64%/女性36%/その他・無記名0%)

【回答者のうちわけ】

卒後年数

総合診療専門研修プログラム(日本専門医機構)について

【基本情報】

総合診療専門研修プログラムの該当者:125名
 ・うち回答時点で専攻医:110名(88.0%)
 ・うち回答時点で研修終了:14名(11.2%)
 ・うち回答時点で休止中:1名(0.8%)

<参考>
2021 年度専門医試験(第1回)は、83 名が受験した。
総合診療専門医プログラムを開始した専攻医の人数(機構HPより)
2018年 184名、2019年 180名、2020年 222名、2021年 206名、(2022年250名)
アンケートの該当者(2018-2021年の専攻医)は792名

【結果】

[全般的に不安がある。]
[総合診療専門医の医師像が明確である。]
[総合診療専門医になるために、何をすれば良いかが明確である。]
[総合診療医は周囲から認知されていると思う。]
[ローテートする領域のバランスが良い。]
[今後の日本の医療にとって必要な診療科だと思う。]
[指導医の数が十分である。]
[指導医の質が十分である。]
[へき地等での研修が不安である。]
[周りにロールモデルがいなくて不安である。]
[サブスペシャリティー領域がはっきりせず不安である。]
[ポートフォリオ/経験的省察録について不安がある。]
[J-OSLERについて不安がある。]
[他科専門医とダブルボードがとれるかどうか不安である。]
[専門医試験について未定なことが不安である。]
[出産・育児に対応してくれるか不安である。]

新・家庭医療専門研修プログラム(日本プライマリ・ケア連合学会)について

【基本情報】

アンケート回答者125名のうち
新・家庭医療プログラムの該当者:105名(回答者の84.0%)

<参考>
2022年3月に新・家庭医療専門研修プログラムを終了予定だったのは64名。学会ホームページ等での公開情報はありませんでした。

【結果】

[日本専門医機構の総合診療専門医との違いがわかる。]
[全般的に不安がある。]
[新・家庭医療専門医の目指す医師像が明確である。]
[新・家庭医療専門医になるために、何をすれば良いかが明確である。]
[新・家庭医療専門医に関する情報提供が十分行われている。]
[日本プライマリ・ケア連合学会は専攻医生活を十分サポートしてくれている。]
[ポートフォリオについて不安がある]
[専門医試験について不安がある]
[出産・育児に対応してくれるか不安がある]
その他の項目

専攻医部会の活動について

【背景】

専攻医部会は、専攻医の研修をよりよいものにするために互いに支援していくことを目的とした、専攻医が運営する団体である。活動内容についてはこちらにまとめがある。専攻医部会の活動や各種イベントの認知度、ないしどの程度役に立っているのかを調査した。

【結果】

専攻医部会の活動の認知度
専攻医部会の各種イベントの認知度

【自由記載項目について】

自由記載項目については、こちらに記載してあります。

※個人情報に関与するとの指摘あり、自由記載の生データ公開は停止とさせていただきました(2022年7月3日追記)


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