フォトグラファー 沼田 学さん
『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』公開記念企画「あなたのクリエイティブの教科書を教えてください!」クリエイターズインタビュー、第7回目はフォトグラファーの沼田 学さんです。
北海道出身 ロックバンドのローディー、ライブフォトグラファーとして働くなどぶらぶらした後2003年フリー、現在に至る。現在は明治時代の写真術に影響を受けた技法で市井の人たちの一風変わったポートレートを撮り続けています。
〔個展〕
2014 「界面をなぞる2」(新宿眼科画廊/東京)
2012 「界面をなぞる」(新宿眼科画廊 / 東京) 2009 「指名アリ」(新宿眼科画廊/東京) 2006 「鉄割」(青山上海倶楽部 / 東京) 2000 「極楽鳥」(コニカプラザ / 東京) 1999 「インド路」(コニカプラザ / 東京)
http://manabunumataphotos.tumblr.com/
http://www.fractionmagazinejapan.com/jpne/cn52/pg460.html
http://travel.cnn.com/tokyo/play/manabu-numata-chronicling-tokyos-host-clubs-784426
Q. あなたの『表現の教科書』を教えてください
A. 倉田精二「ジャパン」新潮社のフォトミュゼから出ている写真集です。 (「BOOK」データベースより)現代日本写真界の奇才・倉田精二が、70年代から90年代にかけて撮った衝撃の光景!その不思議で異様で奇妙な光景こそが、現代ニッポンの核心を衝く!日本社会の虚像と実像が闇の中から浮かび上がる。
Q. そこからどのようなインスピレーションを得てどのように実践していますか?
A. 自分の頭の中だけで考えたことなんかよりも外側の世界のほうが数段面白い。とにかく外へ刺激を求めに出て、きょろきょろしろ!と言われてる気になります。この写真を撮るに至ったストーリーや実際現場でどうだったのかってことをすごく考えさせられます。
これだけ交通や情報網が発達しているのに隣の町のことはしらなかったりしますよね?自分の求めている未知の何かは地球の裏側のエキゾチックで秘境的な何かでは無く近所の新しい人や場所との出会いではないかと思います。
自分の周りのことや予想外の出来事を面白がる姿勢を忘れないようにしたいです。
Q. あなたが表現する上で一番大切にしていることを教えてください
A. 写真という表現形態をとっている以上、外側の出来事と付き合わなければなりません。自分の感覚や身についたルールに縛られず偶然起こってしまったことや想定外のことなどに、出来るだけ寛容でありたいと思います。
次号もお楽しみに!
9/20(土)渋谷・シアターイメージフォーラムほかにて全国ロードショー 公式サイト www.peterbrook.jp