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最初のキャンバスは描けましたか?

パーソナルビジネスモデル・キャンバス描き(短く、「モデリング」と言いましょう。このほうがかっこいい)にチャレンジされているあなたに御礼とエールをお送りいたします。

特別に関心を持っていただきありがとうございます。

初めてあるいは最初のキャンバスに情報を追加したり、削除したり、表現を変えたりしながらブラッシュアップしていきましょう。

目的は、誰のために何をするのか、どう助ける(ためになる、支援する、協力する)のか、です。

自分自身を向上、高めていくために何が不足しているのか、どう振る舞えばいいのかなどが気になるところですね。
 この実践的な思考がキャリアプラン(キャリアデザイン)に通じていくと考えます。


今のキャンバスを描いてからが始まり

桜色の季節も過ぎ、近所では黄色の花が目立ち、にぎやかに咲いています。隠れるように桜の巨樹の根元に紫色の花がひっそりと咲いていました。

短時間でもキャンバスを描くことに、結構熱中するものです。特に新しいものに取り組みはじめた時などそうですね。

祭りや宴の後、力が抜けたようになってしまった経験はありませんか。

集中して盛り上がり、キャンバスという成果物ができたことに満足してはいけません。

私はよく今後のことについて計画を立てます。

「よし、できた!完璧だ。あとは実行あるのみ」と気を吐き、目標は完遂できてもいないのに、すでに達成したような気になってしまいます。

最初だけ実行して、忙しさにかまけて、計画したことを後回しにし、これが終わったらやろうなどとほざく。すぐに数か月過ぎてしまうのに。計画したらやらなくちゃ!

火照った体と頭はクールダウンさせて、冷静さを取り戻しましょう。

「外観」の姿勢で、冷静に観察していきましょう。

現在のあなたの携わっている仕事についてキャンバスを描いたわけですが、手を動かしていくといろいろと疑問というか疑念、が湧いてきませんか。

「こんなことで何が変わる?」
焦らないで。
ちょっとの時間、いま一度キャンバスを見てみてください。
実はキャンバスを描いて起こる疑問や疑念が「ビジネスモデル思考」の第一歩だと思ってください。

キャンバスを見ると

キャンバスを点検してみると、

  • 「キーパートナー」が空白。キーパートナーは誰?家族が入るかも。あなたの仕事を支えている重要な関係者はいませんか?

  • 「キーリソース」をうまく表現できない、狭いスペースにどこまで書けばいいの。なるべく短文あるいは単語だけでも可。たくさんあったら特に強調したいものを。

  • 「与える価値」適切に書けない、そもそも「何を」「与えている」の?営業組織で営業活動を行っているが、それは「与える価値」ではありません。適切に書けなくても、一応書いておきましょう。あとで見直せばいい。

  • 「キーアクティビティ」、あなたならではの活動です。そんなにたくさんあるわけではありません。キーリソースとともに「与える価値」を生み出す活動でもあります。

  • 「顧客」は特定できるが、顧客が抱えている問題や課題まではわからない。 顧客の問題や課題がわからないとき、正面切って聞くと相手もめんくらいます。それとなく雑談の流れで聞いてみよう。

  • 「顧客との関係」、概ね継続的ですね。一回限りにしたいが、そうはいかない、異動になるまで長―い付き合いだ。いや移動になってもつながりは継続するかも。

  • 「チャネル(どう伝える)」、普段やっているコミュニケーションのことかな。

  • 「コスト」は目に見えないこともあるよね、こう見えても結構自己研鑽に投資し、励んでいる、書いておこう。

  • 「報酬」は今いくら?本当は1.5倍は必要だと思っている?他には良好な人間関係、やりがいもあるね。ストレスがある、これはコストだね。

  • キャンバスの左半分は「コスト」に関連する領域です。右半分は「報酬」に関連する領域です。報酬を得たければ、「与える価値」と「顧客の問題解決」がフィットしていなければなりませんね。そのための「コスト」発生も出てきます。

気後れしないで、ガンガン書いてくださいね。遠慮も警戒もいりません。あなたと紙一枚の関係ですから。

自分にフィットしたモデルの追求

「で、これからどうするの?」
実際の現場でこうなったらいいな、こうすべきだ、ということはありますか?制限を書けないで書き込んでいきましょう。

あなたならではのビジネスモデルにブラッシュアップしていくことにつながっていくはずです。

あなたがフォーカスする「顧客」や「抱えている問題」を変えると、当然「与える価値」も変化し、「あなたならではの活動」にも影響が出てきます。「キーリソース」を新たに調達したり、身につけたりしなければならないこともあるでしょう。

キャンバスの9つの要素は密接に関連しあっています。

とにかくこうしてモデリングした「今」のあなたのパーソナルビジネスモデル(継続的に生計を立てる仕組み)を描いたキャンバスは、オンリーワンです。

誰かと似ているかもしれませんが、似て非なるものです。
自分にフィットしたモデルを追求しましょう。

ここから「内観」をしていきます。
「内観」は主に「キーリソース」に関するものです。書籍『ビジネスモデルYOU』ではいくつかのそのための手法を紹介しています。この内容については、別記事で取り上げていきたいと思っています。

内観(自分自身の理解)は過度なストレスを抱えて人生を台無しにしないためも必要だと思っています。
そう自分らしく生きていくためです。

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