PBC?なにそれ、エステ?
2021年4月8日
さて、せっかくCTを受けたのに「何の成果も得られませんでした!!!!」と崩れ落ちる調査兵団のような気持ちで、モンモンと過ごすこと3日。
かかりつけの病院から「血液検査の詳細出たからおいで」といわれて、行ってみました。この時の私の不安はたった1つ。「肝臓にある影は、良性なのか?悪性なのか?」です。肝臓の数値が高いのも、この腫瘍のせいだと思っていました。
が、血液検査の結果を聞くと、どうやらそんな単純ではなさそうです。
まずは、腫瘍マーカー。悪性の腫瘍があると数値が上がって「悪性の可能性が高いね」と判断できるやつです。
その結果は、そこまで数値は高くなく、どうやら悪性の可能性は低そう。この結果にちょっとほっとしながらも、悪性の可能性がないことはないらしい。(じゃけどっちやねん)
これは、とりえあず、大きい病院で見てもらった方が良いね。との結論に至りました。
問題は、他の血液検査の結果です。ここで非常に大事になってくる数値が「抗ミトコンドリア抗体」。ミトコンドリア。なんか聞いたことがありますが、どうやら自己抗体の1つらしいです。で、これが、私「陽性」だったんですねぇ。
これの結果を見て先生が、「PBC」かもしれんねぇ。と、ポロリ。
つぶやくように。ボーっとしてたら聞き逃しそうなほど、小さな声で。
すかさず「せんせい、ぴーびーしーとはなんですか?」と聞くと、「原発性胆汁性胆管炎って言ってね、何らかの原因で自分の免疫で自分の胆管を傷つけてしまって、胆汁の流れが悪くなる病気よ」と教えてくれました。(こんなに端的にはっきりは教えてくれていない)。
抗ミトコンドリア抗体が陽性だと、必ずPBCを疑うそうです。先生は「確定診断してもらうためにも、大きい病院に行った方が良いから、紹介状書くね」といってくれました。
いままで霧の向こうにいた病気の正体のシルエットが、コナン君の犯人くらいにはハッキリ見えてきたような感覚です。
こうして、これまでの血液検査の結果、CTの結果を携えて、大きい病院へ行くことが決まったのです。
さて、次回は、PBCとはどんな病気なのか、自分の言葉でまとめてみます。