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【ツマグロヒョウモン】この蝶のサナギには、きらめく金や銀の10個の粒々がある。
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羽化すると、煌いていた色は蛹の抜け殻のどこにもなく、消えてしまう。どこにいっちゃったの?
猫の額ほどの庭のスミレをものすごい勢いで食い散らかす、けばけばしい赤(〜朱色)・黒シマシマの棘だらけの、ナマコみたいなイモムシ。
無毒で、棘も実は痛くない…毛虫のフリしたこいつは「ツマグロヒョウモン」の幼虫。蛾じゃなくて将来は、蝶!温暖化の指標となっているそうな。
この幼虫は大食いで、みるみるうちにドキッとするような大きさに育ち、スミレの群れは哀れ、たちまち茎だけに。蛹になると、何だか幼虫の頃よりぐっと小さくなった気がする。色は真っ黒から焦げ茶、薄茶色までバリエーション豊か。蛹化した時の気温によって色が変わるのかもしれない。それとも、蛹になった後、さらされている気温で数日のうちに変わるのかな?
ツマグロヒョウモンの蛹には、10個の金属的に輝く突起がある。
メスは金色、オスは銀色なので、集めて飾ったらきれいだろうな。
どういうわけか、羽化後の蛹の殻の突起からはその色は消え、透明になってしまう。あのキラキラ金属カラーはどこへ行っちゃうのだろう。蝶の羽にも金色や銀色の鱗粉はないのに。ちなみに、メスの方がおしゃれできれい!
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羽化後、まだうまく飛べないうちに指にとまらせたが、すぐ飛んでいってしまった。
スミレいっぱい食べさせたのに!
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褄は黒いけど、普通のヒョウ柄っぽい。
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