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【漫画】狼のAlex と おバカ猫 Pb シリーズ

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一話一ページの超短編漫画です。左から右に読んでくださいね。
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#蛹

【ツマグロヒョウモン】蛹のきらめく粒々の脅しも、ニホントカゲには通じず…

ツマグロヒョウモンが、壁を登るのが面倒だったのか、家の外壁のかなり低い位置で蛹になってしまった。 まだ新しめの蛹(4−5日以内)は、触れば動くけど、何もなければ静かにしている。ニホントカゲがスススーっと近寄ってきた時も、蛹から敵が見える訳じゃないので、当然、動かずぶら下がったままだった。 どこかで、トカゲは動くものしか餌として認識しない、と聞いていたし、蛹はトカゲの口に比べてかなり大きかったので、よもや食べはしないだろう。 と思っていたのだが、何と、ためらいもなく、ニホン

【ツマグロヒョウモン】この蝶のサナギには、きらめく金や銀の10個の粒々がある。

猫の額ほどの庭のスミレをものすごい勢いで食い散らかす、けばけばしい赤(〜朱色)・黒シマシマの棘だらけの、ナマコみたいなイモムシ。 無毒で、棘も実は痛くない…毛虫のフリしたこいつは「ツマグロヒョウモン」の幼虫。蛾じゃなくて将来は、蝶!温暖化の指標となっているそうな。 この幼虫は大食いで、みるみるうちにドキッとするような大きさに育ち、スミレの群れは哀れ、たちまち茎だけに。蛹になると、何だか幼虫の頃よりぐっと小さくなった気がする。色は真っ黒から焦げ茶、薄茶色までバリエーション豊か