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教師を退職し、サッカーの道へ


昨年度、和歌山県内の小学校教員として一年間勤めたが、この3月31日をもって退職することを決断した。

これを聞いたほとんどの人が、「なぜ、安定している教師を辞めるのか」、そう思うだろう。

決して、教師が嫌になった訳ではない。子どもたちや保護者の方々、先生方には本当に恵まれていたから。

では、なぜ退職したのか。これには明確な理由がある。


自分の夢を叶え、目標を達成するためである。


その夢や目標を簡単に説明していく。

【 夢 】「生涯、現役サッカー選手でいること」
→この夢は、自分の命が終わる時に初めて叶うかどうかが分かる。これを夢と言っていいのかは分からないが、とにかく、命尽きるまでサッカーをし続けたいと思う(周りには非情に迷惑をかけるが、若くともプレー中に命を落とすなら、それも本望だと考えている)。

【 目標 】
①「自分が納得するまで選手として成長する」
→もっともっと上手くなり、強くなりたい。そのために、愚直に、ストイックに、サッカーに向き合い続ける。そして、成長するために、サッカーを第一とした生活を送り、良い環境(ピッチだけでなく、スタッフ陣や他の選手、チーム理念も大事)でプレーをすることが重要であると考えている。

②「チームを勝たせる選手になる」
→①の個人の成長は、ここに繋がると考えている。CBとして、無失点に抑えることはもとより、フィードやセットプレー等を通し、攻撃面でも貢献し、チームの成長と勝利にとにかく拘る。

③「和歌山大学(和歌山県全体)のサッカーのレベルを上げる(⇒サッカー人口の増加)」
→これは、目標というより理想といった方がいいかもしれない。和歌山大学は、県内で唯一関西学生サッカーリーグに所属する大学であるため、その「唯一」というところを生かして、もっとサッカーに力を入れたい。和歌山大学が強くなれば、自然と学生も集まるだろうし、和歌山県内の中・高生らが和大を目指す可能性が高まると考える。第一歩として、卒業生の自分がサッカーの道に進み、その姿を後輩たちに見せることで、彼らの意識を高く、考え方(進路を含む)を多様なものにできればと思っている。

④「下手くそと言われ続けた選手でも有名になれるということを証明する」
→小学校から下手くそと言われ続け(自分でもそう思っているが)、技術面で褒められたことがほとんどない選手でも、形やレベルはどうであれ、その道で活躍し、有名になれるということを証明する。これは、今後の自分とチームの成長によって達成できるかが決まるため、努力し続ける価値は大いにある。この目標は、特に子どもたちに見せたいと考えている。1年教師をしたからこそ生まれた目標である。


⑤「プロや代表になることがすべてではないということを伝える」
→これは、子どもだけでなく、大学生や社会人にも伝えたいこと。「プロになれないから」、「上には上がいるから」と諦めて、好きなことから一歩距離を置いてしまうのは非常にもったいない。この目標は、サッカー選手だけでなく、他のスポーツでもピアニスト、アーティストなど、何にでも言えることかなと思う。好きなことを第一とした生活を送る、という道があるということを多くの人に伝えられる存在になる。


以上が、自分の抱いてる夢と目標である。

説明を簡潔にしたため、分かりにくいものもあったかもしれないが、これらが自分の想いである。

達成したかどうかが見えにくいものばかりであるが、1人でも多くの人に認められている、伝えられていると実感していくことができれば良いかなと思う。

そのために、
自分自身、そしてチームの成長・成功は欠かせないものであるといえる。


と、ここまで「なぜ、安定している教師を辞めるのか」という点に対する答えを書いてきた。

だが、

根底にある想いは、やはり、何より「サッカーが好き」というところである。とにかく、サッカーをするのが好きなのである。

教師をしながらサッカーもできるが、やはり先生をしていると子どもが一番になるし、そうでなければならないと思う。

サッカーが一番でない生活は自分にとってはあり得ないと、教師生活一年を通して改めて感じた。そして、ここでサッカーの道に進まなければ、一生の後悔を残すと...。



夢・目標を叶えるために、
大好きなサッカーにとことん向き合い、自分の信じた道に突き進んでいく。





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