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テロリストは全員アホなので、アホを思い止まらせるための法律が必要である

4月15日、和歌山での岸田首相の選挙演説会場で男性が爆発物を投げ込むテロ事件が起こった。有権者は国家における最高意思決定権である主権を委ねる議員を決めるための最重要情報源である演説を聞く機会を奪われた。つまり岸田首相や周辺の人々に対する暴力であるという同時に、民主主義に対する暴力である。
人類の歴史を暴力の在り方という視点でまとめると一貫して、暴力は警察や軍といった形で市民が主権を持つ中央政府の下で厳密に管理され、個人が身勝手な理由で暴力を行使する機会を排除してきている。江戸時代までは仇討ちや決闘という形でなんとなく社会的に認容されていた私的制裁ルールも、明治以降は一切認められていない。
しかし今でも身勝手な目的のために暴力を行使する人間は存在する。それがテロリストである。日本も決してテロと無縁ではない、というより日本は頻繁にテロが起こる国であり、テロリストが湧く国である。
戦後は日本共産党員が警察官を殺して拳銃を奪ったり地主の家を襲って妻や小学生の子供まで袋叩きにしたりしてるし、赤軍派もオウム真理教も日本人である。
テロとはそもそも目的を成就させるために暴力という手段を用いる行為である。ここまで考えてふと思う。
前述の日本共産党員も赤軍派もオウム真理教もその他テロリストも、その崇高な目的のために暴力という手段を用いていながら誰1人その目的を成就していないのである。ここである1つの仮説が成り立つ。現代日本におけるテロリストというのは基本、

絶望的なアホ

ということである。暴力という手段では目的が成就し得ないことは過去の事例を見ても明らかなのに暴力という手段を用いる。ここまでアホが過ぎるともはや正論は通じない。仮に民主主義が成しうる最高の善政が敷かれたとしてもテロは起きるであろう。なぜなら政治にアホを治す力はないからである。
つまりテロをなくすために重要なことは一点である。

どうすればアホは暴力を思いとどまるのか?

ということである。
今回の和歌山の24歳、ワイドショー系アホパイプ爆弾くんの場合は逮捕された後、警察で弁護士が来るまでは何も言わない、と言っている。つまり自分に課される刑を最小限にして再び自由になりたいという意思である。恐らく犯行前から殺意を立証されないように慎重にパイプ爆弾の威力を制限しているのだろう。このタイプのアホに対しては

選挙妨害罪の重罰化

が有効だろう。副作用として政治活動家が気に入らない政治家の演説会の場で気軽にヤジを飛ばしたりすることは出来なくなるだろう。ただそれは仕方ない。山上や和歌山のアホパイプ爆弾くんみたいなのがいる以上、規制はやむを得ない。今せいぜい最高で4年程度の懲役で済む選挙妨害罪を10年に引き上げたら、和歌山のアホパイプ爆弾くんみたいなタイプは犯行を思い止まったのではないか。

もっと有効なのは政治家に対する暴力を一般の刑法犯とは別枠で重罰化する特別法の制定であろう。和歌山のアホパイプ爆弾くんみたいなアホがいる以上、このような法律にもやむを得ない立法事実があると思われる。

以上、提案でした🐶

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