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ライトなM&A

M&Aとは、企業や事業部の合併や買収を指しますよね。

今回はライトなM&Aのお話。

14日の金曜日、昼時に飛び込んできたのが、

「御社で管理している物件、弊社に管理を譲ってくれませんか?1室3万円で買います!」という謎な営業マン。

賃貸物件の管理報酬は月額、回収賃料の3~5%程度。
ワンルーム5万円✕20部屋だと、月間100万円の回収賃料となるため不動産管理会社の管理報酬は3~5万円になる。

一方、今回の提案だと20室✕3万円で60万円お支払いするから管理を譲ってくださいという話。

へ~そんなものにまで金額つけるんだ、と思いながら利権を買うという発想は面白いなと。

実際、ホームページでアフィリエイトが発生しているものはそれなりの高値で売買されているし。

例)サイト売買・サイトM&AのUREB


一方、150年以上の歴史を持つ神戸市の老舗菓子店「菊水総本店」が、2022年3月21日に閉店したように、高齢化に伴い事業継承されずに消えていく文化はこれから加速度的に増えてくる。

そういう意味でも企業のM&Aというのはたいそうだけど、レシピを売るとかもっとライトな事業継承があってしかるべきでは?

個人的にはカルミンが発売中止になったけど、製法買い取りたい!

ただし文化の継承は本当にむずかしい。

1957年創業 神戸名物の味噌だれ餃子ひょうたんの商標やビジネスモデルを買取ったのは、どうとんぼり神座の創業者の息子さんの会社。

重要無形資産を後世に残すため、弊社が承継を行い、ブランド化し、国内外に発信していきたいと考えております。


と自社サイトには記載されてるけど、ひょうたんに関しては味はしらないけど、趣に関してはアレンジが入るし、それを良しとしない人もいる。

一歩間違えば、スペインのフレスコ画「この人を見よ」の修復を素人である80歳のおばあちゃんがおこない、「まるで血色の悪いサルのようなキリスト」が誕生したように、背景や技量が足らないものが継承していくというのは歪もうまれるわけで、技術継承は思いをつなぐ文化継承であるわけで生半可な気持ちでは取り組めないですね。



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