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2034年のチョコザップを大胆予測!

チョコザップは、2022年7月に1号店を開業して以来、わずか2年で1500店舗を展開、会員数も120万人(人口の1%)を突破した急成長の無人店舗型コンビニジムです。

今後2年以内に店舗数を合計2800店まで増やす目標を掲げており、その成長の原動力は月額3278円という安さだけでなく、さまざまな業界に存在するニッチで短時間の需要を取り込む「ロングテール戦略」にあります。

また当初予想していたバイタルデータに基づく保険商品開発の可能性もSOMPOホールディングスとの提携で現実味を帯びてきたと思います。

そこで10年後のチョコザップの進化や展望について無謀&無責任に大胆予測していきたいと思います笑

まず10年後、2034年の人口動態ですが急激な高齢化が進んでいるわけではありません。ただし日本人口の1%という膨大な顧客を保有するチョコザップでは、分母が大きい分だけ誤差のような人口動態の変動でも利益率には一定の影響が生じます。

そのため今後は高齢顧客の取り込みというのが改めて重要になってくるため、店舗数を生かしたオンライン調剤薬局の受取ステーションなど、医療分野におけるコンビニ化という機能も付加されるのではないでしょうか。
これはオフラインによる販促(ポスト投函、折込チラシ、街頭配布)ではこれ以上、高齢者にリーチするのは難しいため、高齢者の目的地となるニーズをチョコザップに取り込み必要があるからです。

次にチョコザップ内コミニティの誕生です。チョコザップは無人店舗だからコミニティなんて生まれないと考えていましたが、カフーツ伊藤さんとの対話の中で、案外コミニティ化もありうるのかもと再考しています。

そもそも、病院の待合スペースなど人は「暇」になるとコミュニティを作りたがるものですよね。つまり今後、医療費の高騰や年金支給額の減少が進む中で、サブスク定額で利用できる「場」には自然発生的にコミュニティが生まれるのかもしれません。また、チョコザップ自身がコミュニティ化を少し後押しする施策を取れば、現代版「公民館」が出来上がると思います。

さらに、チョコザップは「コンビニジム」という場所貸しビジネスから派生して、衣食住を提供するコミュニティ型住居ビジネスに発展していく可能性もあるのではないでしょうか。

これは多くのことがネット上で完結できる今、その流れと真逆ともいれるオフラインビジネスを展開する限り、衣食住をとりにいくのは自然な流れだと思います。

最後に、チョコザップの成長戦略で障害になるのはライバルの誕生ではなく、「サービスのデフレ」だと思います。

当初は「1日5分でちょいトレ」をうたう「コンビニジム」からスタートしたチョコザップですが、新サービスを多く投入し利用者に報酬を与え続けることで一時的に可処分時間(滞在時間)の専有が進めば、結果的に飽きられやすい状況が生まれ退会率の上昇に繋がります。

これらの問題を解決するためにも、スーパーとコンビニの様に棲み分けされた需要をもった、ハブとなる大型のチョコザップ(温浴施設とスポッチャとネットカフェをあわせたような一時使用賃貸借契約)が誕生するとおもいます。

先ほどの話に戻りますが、人間が生きていく上で必要ともいえる衣食住(仮眠も含む)の部分も抱え込める大型施設を設けることで、他の拠点をメインに利用する方にも大型店舗のメリットを提供することができます。

これにより、価格を引き上げて「サービスのデフレ」を乗り越えることでコンビニから、社会のインフラへと変貌していくのではないでしょうか。

以上、長井の脊髄反射予想でした。

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