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立つ時、跡を濁すなかれ。





京を立つ

師走を迎え、何かと慌ただしい時期ですが、皆様はいかがお過ごしですか? 

私は今、新幹線に乗っています。


本日、12月22日は

三人称・鉄塔さん もとい 小説家・賽助先生のお誕生日です。
(大切なことなので太字です。)

おめでたい日ですね。
こんなにおめでたいのだからいっそのこと国民の記念日にして、みんなで思い思いに踊るのもいいと思います。


かの有名な神の子の誕生をお祝いする日がカレンダーに記される時代。

推しの誕生日をお祝いするための休日があってもいいよね!

……というわけで、本日は【推しの誕生日有給】をもぎ取り、埼玉へ向かうことにしました。


思い立つ


遡ること1ヶ月前、私は不意に思い立ちました。

【最推しの誕生日、推しと同じ場所に立ち、写真を残そう。同じ景色を見に行こう】と。

そこで、今旅の目的を「君と夏が、鉄塔の上」の封入特典と同じ場所に行くことにしました。

思い立ったら即行動。


まずは道具と資料を用意します。

特典は4種。できるだけ同じ構図で撮影をするための三脚。カメラはおまけ。

できる限り集まったらあとは向かうだけ。



※3年前の数量限定特典についての問い合わせ(何やってんだ大賞2023 受賞案件)に対して、真摯に対応してくださった株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン様に、ここでお礼を申し上げます。

送られてきたメール そらそうやろ!



降り立つ


約4時間の道のりを経て、やって来ました、本日の第一目的地。

京北線94号鉄塔のふもと


圧巻のその姿に、思わず肝が冷える感覚でした。

ひとまず、配置を確認して一枚。

いつかの鉄塔の日に鉄塔さんが撮影された構図

過去にSNSに投稿された写真と同じ場所で撮影したいと言う小さな野望が叶った瞬間。

そのまま公園内でこちらの構図も。


よく見ると飛行機も飛んでます

なかなかキマってて、いい写真ですね。


余談ですが、このブランコの目の前にベンチがあり、そこのベンチで小学生らしき男の子たちが3人でマイクラらしきゲームを嗜んでおりました。
私自身恥ずかしさもあり、こそこそと撮影準備をしていたのですが、突如としてブランコを爆漕ぎし始めた成人女性に驚いたのかこちらを振り返り、さらに私がちょけたメガネをかけていたため、【見てはいけないものを見た……!】と言った雰囲気ですぐに目を逸らしておりました。
怖かったよね……、ごめんね…………。


これ以上人様に見られるとアレなので、小説にも登場する赤い小さな社にご挨拶をし、そそくさと次へ

神秘的と恐ろしさは紙一重を体現しているような社



次なる目的地は、こちら。

2つの鉄塔を落とし込んだ絶妙な構図に感服しながらも、一枚。

いい天気!

この土手は小説で彼らが駆け上がった土手。

お話を思い出しながら歩けば、彼らと一緒に歩いているような、現実と非現実が交りあうような、そんな感覚になるなぁ……なんて思いたかったのですが、道を誤り、草むらをかき分け歩いた結果、この撮影をしている時は靴やスカートにひっつき虫が付きえらいことになっています。
なんなら今もちまちまとひっつき虫を外す作業は継続中です。

そのまま荒川沿いの土手を歩けば、次の目的地。

撮ったのが、こちら。

なかなか全く同じ構図、というのは難しいですが、とても満足のいく出来となりました。

ここからさらに数分歩くと、京北線93号鉄塔と荒川彩湖公園があります。
これは先ほど後ろに見えていた鉄塔です。

93号は鉄塔の結界(真下にあたる部分)に入れる貴重な一基。


下から眺める。という行為は妙にエロティシズムを感じますね。

結界から見える鉄塔の規則正しい組まれ方と、紅白カラー、そして晴天。
これを映えと言わずしてなんと言う。
最高の一枚です。

満足したら、次なる目的地へと向かいます。


……

………

皆様、大丈夫ですか?ついて来ていますか?

もう少し続きますよ。

………

……


バスに揺られること40分。

到着したのは賽助先生の著書「君と夏が、鉄塔の上」にも出てくる調神社(つきじんじゃ)。本作で主人公たちがお祭りに参加し、その後アレやこれやがあった場所です。

あまり神社で、はしゃぐものでもないので、サクっといきます。

そこはかとなくやばい奴感が溢れてきているような気もしますね。


こちらの調神社、調(つき)→月/運(ツキ)ということらしく、月待信仰があり、出迎えるは狛犬ではなく、狛うさぎ。ご利益は主に金運、勝運とのこと。

神社の中にある池。

せっかくなのでお参りもさせていただきました。

人生初の絵馬。鉄塔さんへのお祝いも兼ねて


今年はkawazuバルでの出来事やお渡し会&トークイベントに初当選・予期せぬ遭遇など、色々と三人称運が溢れ出るほどの一年でしたので、そのお礼も込めての参拝となりました。


行きたかったところへは一通り行けましたので、最後に少しだけ足を伸ばして、おまけのもう一枚。


ここは、過去に賽助先生が訪れたらしき鉄塔のふもと。
イラストで失礼しますが、

ここが、

出典が12年ほど前のブログということと、詳しい場所は明言されておらず、いろいろな手を駆使して見つけた鉄塔になりますので、詳細は省かせていただきます。(さらっと怖いこと言うな部門 入賞)

こうです、

あまり変わっていないかもしれない。

月日を超えて、同じ景色を見ることができて感慨深いです。


こんな熱量で推せることを嬉しく思いながら、今は帰りの新幹線に揺られています。
日帰り弾丸旅行でしたが、それもまた良い思い出。

明日からは日常に戻ります。


最後に、鉄塔さんへお祝いの言葉を。

どう書いたって重くて怖い文章になりかねないので、簡潔に。


鉄塔さん、お誕生日おめでとうございます。

いつも動画や生放送や、エッセイ、小説、など楽しませていただいています。

これからも健やかに、楽しく生きてください。
鉄塔さんが幸せであれば、私の心の健康も守られます。





最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様、よいクリスマスを。
そして、良い年をお迎えください。


皆様に、推しに、幸あれ。