見出し画像

エッセンシャルオイルの抗ウイルス作用

植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)は、様々な病気の治療や予防のために昔から広く利用されてきています。

そして最近では、エッセンシャルオイルの抗菌作用や抗ウイルス効果を実験で実証した研究が次々と現れています。例えばユーカリ、シナモン、クローブ、ローズマリー、レモンのエッセンシャルオイルをブレンドしたものに強力な抗菌作用があることは海外の次のような諸研究によって実証されています。

ユーカリのエッセンシャルオイルに抗ウイルス作用があることは日本で実験で実証されています。


各種エッセンシャルオイルの抗菌作用、抗ウイルス作用の科学的検証について日本語で読める文献として井上重治・安部茂『抗菌アロマテラピーへの招待』(フレグランスジャーナル社)があります。著者は二人とも東京大学卒の薬学博士で大学教授です。

北海道大学卒の薬学博士がエッセンシャルオイルの作用を非専門家向けに理解しやすく解説した本として川口健夫『アロマとハーブの薬理学』(講談社)があります。

「精油をはじめとするハーブ成分の抗ウイルス作用は、特定のウイルスに対するものではありませんので、飛沫感染や接触感染を起こす複数の風邪ウイルスに対して有効です。」(川口健夫『アロマとハーブの薬理学』講談社、p.76)

「精油の抗ウイルス作用は非特異的ですので、医薬品のようにウイルスの型によって効果がなくなることも、また耐性ウイルスの発現もありません。」(同p.79)

「精油やその成分であるモノテルペン類の多くに抗ウイルス作用が認められています。これらの作用は、特定のウイルスに対するものではなく、広範なウイルス種への作用です。」(同p.126)

「精油やモノテルペン類の抗ウイルス作用のメカニズムについては、その詳細は不明ですが、ウイルス最外層のエンベロープや、エンベロープ上に発現しているスパイク蛋白に対して作用し、その構造を変性あるいは失活させるものと思われます。エンベロープやスパイク蛋白構造は、ウイルスが宿主細胞に侵入し感染を成立させるために不可欠な構造です。そのため、これらの構造が破壊・変性されるとウイルスは宿主細胞への感染性を失い、単なるゴミとなります。」(同pp.126-127)

川口先生の以上の解説から、エッセンシャルオイルが様々な感染症の予防効果を持つことが期待できることがご理解いただけると思います。

ここでは、『善きサマリア人のオイル』の作り方と使用法をご紹介します。

善きサマリア人のオイル

成分:5つのエッセンシャルオイルと1つのベースオイル

エッセンシャルオイル:シナモンオイル、クローブオイル、レモンオイル、ローズマリーオイル、ユーカリプタスオイル

ベースオイル:オリーブオイル、アーモンドオイル、ミネラルオイルのいずれか。

比率はエッセンシャルオイル1に対してベースオイル5にすべきです。
5つのエッセンシャルオイルをベースオイルに混ぜて下さい。均一になるまで木製スプーンで混ぜます。

推奨事項:

涼しい場所で、オイルを直射日光に当てないようにして作業してください。手袋をはめ、ガラスボウルを用いて下さい。混合物を前腕に少量塗り、25分待ってテストしてみてください。もし皮膚が赤くなったら、十分な量の水またはラベンダーオイルで洗い流してください。この効果が表れた場合は、用いたベースオイルと同じものを混合物に加えて下さい。オイルを長時間空気に晒さないでください。蒸発を防ぐため、オイルはしっかりと閉められた茶色のガラス容器に保存してください。子供の手の届かないところに保管してください。

用量と用法:

毎回使う前に、オイルが混ざるように、容器を穏やかに振ってください。こめかみ、のど、耳の裏、脇の下、腹部、関節、または足の裏に数滴直接こすりつけてください。

注意事項:
エッセンシャルオイルをベースオイルで薄めずに肌に直接つけないようにしてください。エッセンシャルオイルはそれ自体では刺激物であり、注意深く取り扱わなければなりません。敏感な肌の場合は、足の裏だけにつけてください。三歳以下の年齢の子供には推奨されません。妊娠中の女性の方は、エッセンシャルオイルの副作用について専門家に相談してください。


この『善きサマリア人のオイル』は、コスタリカ出身のカトリックの幻視者ルツ・デ・マリアへのメッセージにおいて、感染症予防のために用いるよう次のように告げられているものです(治療のためではないことにご注意ください)。

2020年1月28日、ルツ・デ・マリアに与えられた聖母マリアのメッセージ

「…未知のウイルスによって生じる重大な諸々の疫病、伝染病が人類に降りかかりつつあります。あなたが住んでいる場所で感染力の強い病気に直面した場合の防護として、善きサマリア人のオイルを用いなさい。綿棒の先ほどの量を耳たぶにつけるだけで十分でしょう。もし感染者の数が増大したら、あなたはそれを首の両側と両手首につけるべきです。」

このメッセージ英訳は次のサイトで公開されています。

このようなメッセージはカトリック神学で「私的啓示」と呼ばれています。薬用植物に関する知識が私的啓示によって与えられることは「ドイツ薬草学の祖」と呼ばれる聖ヒルデガルト・フォン・ビンゲン教会博士の先例があります。著作『病因と治療』などに記されている薬用植物の知識は聖女に与えられた幻視に基づいています。

ルツ・デ・マリアなど現代のカトリック幻視者達に与えられたこの他の自然療法・予防法については次のパンフレットにまとめられています。

『終わりの時のために天から与えられた治療法と指示』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?