年始に突然開催された(身内の)MOIW2023鑑賞会に初見で乗り込んでボコボコにされた話
2023年12月11日月曜日、9日10日と土日2日間にわたり開催されていた最強のライブ、異次元フェスも終わり、余熱も冷めやらぬまま一夜を明かしたその直後のタイミングで、僕に一通のDMが届いた。
「やりたいと思ってお誘いしています MOIW2023鑑賞会を」
その内容は異次元フェスを通じて知り合ったフォロワーさんからの、DMグループへの招待だった。
「MOIW2023」、名前だけは聞いたことがある。
正式名称を「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」と題するそのライブは、名の通り、バンダイナムコから展開されている大人気シリーズ「アイドルマスター」から派生した5つのブランド「アイドルマスター」「シンデレラガールズ」「ミリオンライブ」「シャイニーカラーズ」「サイドM」、その全てが一堂に集い、代表者を集めて合同ライブを行うというとんでもないイベントだ。
ライブそのものは同年2月11日、12日の2日間をかけて既に行われたものであり、当時アイマスコンテンツにほとんど触れていなかった僕は、その存在は自分とは縁遠いものだと勝手に考えてしまっていたのだが、異次元フェスによるアイマスへの熱量の再燃と、Blu-rayの発売日が12月13日と直近であった偶然が重なり、二つ返事で鑑賞会へ参加することになった。
都内某所のカラオケボックスに集められたのは、主催の知り合い中心で声をかけて集められた11人のオタクたち。
その中には数名、初対面の方も混じっていたが、そんなことはお互いにとって些細な問題だった。
なぜならそこにいる人間は皆「アイマスを愛する同業者(プロデューサー)」の中の1人だからだ。
部屋についたオタクが脱いだ上着の中から樋口円香の法被が勢いよく飛び出したその瞬間から、僕はここに至るまでに抱いていた全ての杞憂を勢いよくかなぐり捨てた。
さて、本編の内容に触れる前に僕の(鑑賞会直前までの)アイドルマスターに対する遍歴について、一度振り返っておきたいと思う。
デレステからアイマスに入ったP。市原仁奈が大好き
アニマス(無印)視聴済み
ほとんど活動していなかったが、異次元フェスからミリオンライブにドはまりしアイマスコンテンツに触れ直し始める。大神環が大好き
ゲームはやってないけどシャニマスの情報は大体わかる
sideMはほとんど知らない(jupiterだけ知ってる)
わかりやすくまとめると「アイマスには広く浅くでゆるく付き合ってきたけど、異次元フェスのせいでミリオンライブにズブズブになってしまい、連鎖的にアイマスコンテンツ全体の大きな波に飲み込まれて本当に大変なことになっている人間」である。助けてください。
なお今回はメンバーのほとんどがMOIW2023現地参加勢であったこともあり、新鮮な感想を皆様にお届けするため、あえてセトリなどを見ないようにして、ほぼ完全な初見の状態でこの鑑賞会に臨んでいる。
当然、MOIW2023鑑賞会までの数週間である程度の予習をしてきているため、楽曲自体が完全に何もわからない状態ではないことだけ注釈しておきたい。ところでsideMにもふもふえんってユニットがあってさぁ……(うわごと)
とはいえ、異次元フェスで目の肥えてしまった自分が、心の底から満足いくものがでてくるのだろうか?という不安は正直に言ってあった。
それほどまでに、異次元フェスというライブは素晴らしいものであったし、それは間違いなく人生でトップクラスのライブ体験だという確信があったからだ。
結論から言うと、そんなたわけたアイマス舐め太郎のうぬぼれは鑑賞会をもって完全にボコボコにされることになる。
以下初見時の僕とオタクたちのリアルタイムの反応をお楽しみいただきたい。
Day1
動画を見ながらオーコメ形式で聞くと臨場感が増します(ダイジェスト以外の内容に触れてるものも当然あるのでブルーレイが手元にある人はそっちを見たほうがいいです)
・THE IDOLM@STER
僕「(765ASが)生きてる……!」
友1「実はね、みんなまだ生きてます」
友2「そりゃそうだろ」
・Shine!!
僕「U149をよろしくお願いします!(大声)」
・Glow Map
友「事前にお前がどこで死ぬか話し合ってたんだけどここ(ミリオンで一番好きな曲)でもう危ないなって思ってた」
僕「そうです(死)」
・DRIVE A LIVE
僕「(サイドM初見)かっっっこよ!?」
友「男、いいんだよな~」
・ビーチブレイバー
僕「はやい!はやい!(全力を出すのが)」
・ドレミファクトリー
僕「致死量のちびっ子」
・はるかぜバトン
僕(もふもふえんに負けそう)「志狼……」
友「こわこいつ」
・夏時間グラフィティ
僕「小宮果穂さんが好きです(告白)」
・Reason!!
僕「315がすぎるだろ!!」
・虹色letters
全員「(ずっと笑顔)」
・秘密のメモリーズ
友「『じゅりなつ』、なんだぁ……(満面の笑み)」
僕「思想が強すぎる」
・Arrive you〜それが運命でも〜
僕「──(絶句)」
友1「UO折ったまま固まってる……」
友2「オモロいな~コイツ」
・百花は月下に散りぬるを
僕「(追加メンバーのあまりの違和感のなさに)えっ、これ全員オリメン?」
・エージェント夜を往く
全員「とかちつくして!!(大声)」
・GO MY WAY!!
僕「ヤバい!ヤバい!(語彙)」
・I’m so free!
僕「自由の擬人化みたいなやつら」
・ラ❤︎ブ❤︎リ❤︎
全員「樋口すぎない?」
・Get lol! Get lol! SONG
全員「(ピエールの歌)原キー!?」
高槻やよいのオタク「(べろちょろじゃない)モニター左上のカエルは一体何者なんだよ」
・絶対正義 EVERY DAY
僕「環が楽しそうで本当に本当に良かった」
・スパイスパラダイス
僕「真ん中の男の人ニコニコすぎるだろ!」
・Let's get a chance
僕「(最後の環の『ありがとー!』を聞いて)もうダメかもしれない」
・BRAND NEW FIELD
僕「961プロだ!(大声)」
・Dye the sky.
僕「青すぎる」
・流れ星キセキ
僕「赤すぎる」
・ハイファイデイズ
僕「助けて!(UOパキッ)」
・FairyTaleじゃいられない
僕「(異次元フェスに引き続き)またオタクが燃やされてる」
・Needle Light
僕「(秋月律子さんを見て)原始のメガネだ!!」
友「言い方」
・Platinum MASK
僕「椅子出てきたけど????」
友「これが許されるレベルのイケメン」
・Tulip
全員「キャーー!!(成人男性が出せる最高音)」
・Trancing Pulse
北条加蓮のオタク「(サイリウムで△の窓作って)ここから見る景色が1番いい」
・アイ MUST GO!
僕「(続けてday2を見るので)まだ泣くわけにはいかない(泣いてる)」
Day2
・ヒカリのdestination
僕「(突然の765ASに)は???」
友「俺は今からデータを捨てる!」
・O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!
僕「(亜美真美が)2人いる!2人いる!」
友「天才の発想」
・ラブ・ボナペティート
僕「男が可愛すぎる」
友「どういうことなんだ……」
・Pavé Étoiles
僕「(水嶋咲さんを見て)は?こいつ……」
友「お前また負けんの?」
・キラメキラリ
僕「キラメきらりってコト!?」
友「そう」
・きゅんっ!ヴァンパイアガール
僕「エ゛ッッッッッ!!!」
・Treasure⭐︎
僕「閃光⭐︎HANABI団って海賊だったんだ」
友「だとしたらネーミングハシャぎすぎだろ」
・Study Equal Magic!
僕「(メンツを見て)あ、全然ダメそう!」
・ココロ⭐︎エクササイズ
僕「(腹筋のくだりで)面白お兄さんたちだ」
・恋のHamburg♪
僕「真ん中(男性)が1番可愛い」
友「フライ返しのサイズが1人だけ合ってないのよ」
・学祭革命夜明け前
僕「(水嶋咲さんに)絶対負けない」
友「負けてる奴しか言わないセリフ」
・♡Cupids!
僕「涼と!律子が!すごい!すごい!」
・ALIVE
僕「歌が上手すぎる」
・アライアンス・スターダスト
友1「新人アイドルさんかな?(すっとぼけ)」
僕「流石に大型新人すぎるかも」
友2「右の新人アイドル(茅原実里)、歌とか上手そう」
・レッド・ソール
僕「かっけぇ女しかいない」
友「女に女にされる」
・dans l'obscurite
僕「(追加メンバーのアンティーカを見て)じゃあ、それが1番いいと思います……」
・バベル
僕「(互いの手が届いていないシーズを見て)うわぁ!文脈!」
・オーバーマスター
♪イントロ~「OVER MASTER」
全員「(消し飛ぶ)」
・Yes! Party time!!
僕「この曲に勝てた試しがない(UOパキッ)」
・Bet your intuition!
僕「(映像演出を見て)あ、この場合は負けで大丈夫です」
・MOON NIGHTのせいにして
アイドル「おいで」
全員「ミ゜(絶命)」
・花ざかりWeekend
僕「(サビ前の北上麗花さんを見て)!?!?!?」
・待ち受けプリンス
伊織「嘘つき」
僕「ヴェッ(潰れたカエル)」
・M@STERPIECE
僕「……(泣いてる)」
戦績
嘘だろ???
タコ負けである。勝っていた瞬間が一度もない。
ここに書いていない曲についても、「書きたいことが特になかった」というわけでは決してなく「衝撃で手持ちの語彙が『可愛い』『かっこいい』『凄い』『ヤバい』の4択になってしまいとてもまともな文章に起こせるレベルではなくなってしまったから」という本当に情けない理由なので、これ以上の追及は勘弁していただきたい。
常になにかしらの悲鳴をあげていたし、僕の担当である大神環が歌っていた(オリメンには僕のもう一人の担当である市原仁奈がいる大好きな楽曲)「ドレミファクトリー」に関して言えば、あまりの衝撃で家に帰ってダイジェストを見ながらこの記事を書くまで「環が『ドレミファクトリー』を歌っていた」という記憶そのものが完全に消滅していた。(なんならもふもふえんも一緒に歌っててビビった)
既に現地でこの映像を生で見たはずのオタクたちでさえ、今回のライブについて「何も覚えていない...…」といいながらUOを振っていたので、このライブがいかにプロデューサー全員を対象とした即死奥義だったのかは言うまでもないだろう。
ちなみに何人かに「当日どうやって正気で家に帰ったんですか?」と聞いたら虚ろな目で「わからない...…」と言っていて怖かった。
もしかしたら彼らはもう人間ではないのかもしれない。
総括として
「アイマスの最高到達点」、そう表現するにふさわしい最高のライブだったと僕は思う。
「アイドルマスター」というコンテンツが作り上げてきた17年分の歴史の全て全てがそこにはあった。
それと同時に「アイドルマスター」というコンテンツの一つの歴史の区切りが、このライブなのだろうと強く感じさせられた。
文字通り「二度とない、一回きりの夢のライブ」だったように思えるし、何年かに一回という滅多に起こらない開催頻度だからこそ、それまでの軌跡を総決算した歴史の厚みが伝わって、これほどまでにいいライブができたのだろうと思っている。
だからこそ、そんな「最高到達点」であるこのライブを鑑賞できたことが本当に嬉しかったのと同時に、これからも「アイドルマスター」が紡いでいくその先の景色が、いまから待ち遠しくて仕方がない。
最後までお読みくださって本当にありがとうございました。
毎度感情の掃きだめを作るために書いている記事ですが、皆様のあたたかいコメントや感想がいつも励みになっています。
僕はたぶん自分の思っている以上にアイマスというコンテンツが大好きで、だからこそ心の底から「知らないということ」を楽しめているのだといますし、そんな今だからこそ届けれる「ワクワク」を今後とも発信できればと思っています。
もし少しでもいいなと思っていただけたなら「スキ」と「シェア」の方いただけると、今後のモチベーションになります。
おすすめの過去のアイマスライブなどがあったらコメントかTwitterで教えてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
アイマス最高!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?