サカつくEUプレイ日記 WCCFの選手のみでプレイ) - Part17
<地元紙:チームは15節を終えて好調な戦いぶり>
15節を終えての結果
セリエAにおけるボトム・ユナイテッドの躍進は、矛盾した言い回しだが「予感させたサプライズ」と呼べるかもしれない。
昨シーズン9位に終わったチームは、今季リーグ15節を終えて「10勝3敗2分」の成績で健闘。現在、4位につけている。
そもそも、昨シーズンの後半戦で安定感ある戦いを見せていたボトム・ユナイテッド。「この調子が継続すれば、次シーズンは面白い存在となる」というジャーナリストは多かった。それがそのまま形になった成績と言えるだろう。とはいえ、4位というのは少々サプライズだ。
残念だったのは、スタメンのヨルゲンセンとフィリッピーニの怪我。
記録した2つの引き分けは、両選手が怪我で離脱した試合であり、「彼らの怪我がなければ、もっとインテルに迫れたのに」と嘆くサポーターも多い。
フィリッピーニは現在、怪我から復帰し、ヨルゲンセンも順調に回復しているという広報の話もある。まだまだ首位争いから脱落したと決めるのは早計だ。
今期もゴール量産のフィルマーニ
現在、チーム得点王はMFフィルマーニの7ゴール、続いてFWデルベッキオの5ゴール、タバーノの4ゴールとなっている。
昨シーズンのチームMVPであるフィルマーニは好調を維持。
デルベッキオは5ゴールを決めているものの、序盤戦の勢いに陰りが出てきた印象だ。
タバーノはアシストも4つ記録しており、マルチな活躍で貢献している。
また、スーパーサブとして起用され印象深いゴールを決めたのがFWクアリアレッラだ。記録した2ゴールは、いずれもロスタイムの勝ち越し弾というもので、ジョーカーとして存在感を増している。
なお、FWスアソやDFスッシ、ゴンネッラはベンチ外が定位置となっており、冬の移籍市場の開幕と共にチームを去る可能性が高いとみられている。
苦戦のEL。未知なるチームとの闘い
リーグを順調に進行させる一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では苦戦が続いている。初戦でアストン・ビラに勝利を収めたものの、チェコのリベレツやスロバキアのブラチスラバに敗北。
セリエAでの活躍とは対照的に、ヨーロッパでは4位という位置に甘んじている。勝てない相手ではなかったはずだが、欧州カップ戦という雰囲気にのまれてしまったか。
しかし、パチューカ監督の戦略は明確だ。
「ELを軽視するわけではないが、我々はセリエAに集中する」との声明は、国内リーグへの重点的な取り組みを示唆している。この戦略がセリエAでの躍進に繋がっていることは明らかであるが、ヨーロッパの舞台でもその真価を問われる状況にある。
ボトム・ユナイテッドの今後の挑戦は、国内外での成績のバランスをどう取るかにかかっている。セリエAでの活躍を維持しつつ、ヨーロッパの舞台での存在感を高めることができれば、彼らの物語はさらなる高みへと昇っていくだろう。
著:フットボール・モーメント / ドメニコ・カントバーニ記者
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