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PATRAの今までと、新しい未来への挑戦表明

この度PATRAはSMBCVC、ポーラ・オルビスHDからの第三者割当を実施し前回のGlobal Brain、AGCapitalを加え合計1.5億円で資金調達ラウンドを終えました。
同時にコーポレートアイデンティティを見直し、会社HPの一新とコーポレートビジョンの策定を行いました。

https://patrainc.jp

このタイミングで、少し長くなってしまいますが今までの振り返りをし、今後のビジョンと展開を話してみたいと思います!

ChotchyからPATRAへ

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創業当時は株式会社Chotchyという名前で会社をはじめました。まず始めに「人工知能コン」というサービスで少し注目されることとなります。婚活イベント中にアルゴリズムによる席替え提案や相性のいい人を紹介するという機能が実装されたシステムでした。人工知能のハシリだったということもあり、反響は大きかったもののマネタイズがうまくいかずクローズしてしまいます。

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(4年前。創業メンバーの三人で新太宗ビル3号館にて。)

それ以降、さまざまなプロダクトを作っては潰しを繰り返してきました。チャットアプリやゲームなど色々と作りましたが、結果、思うようにヒットを生み出すことは出来ず、10個以上のサービスをクローズしています。

ただ、その中で絶対にブレずに挑戦してきたことは「エンドユーザーと直接向き合う事業領域にすること」「若い自分たちに有利な領域にする」ということだけです。そこだけは強く決めて、突き進んできました。

途中で資金が尽きかけ、請負等で生計を建てた時もありましたが、信じて応援してくれた皆様のおかげで、最初に決めた信念だけは曲げることなく、プロダクト作りを諦めずに続けることができています。改めて、学生だった何もない頃から日々応援してくださる全ての皆様にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当に有難うございます!

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2016年夏、当時作っていたInstagramクライアントアプリがAPI公開停止によってクローズすることになってしまいます。サービスはクローズとなってしまいましたが、Instagramへの熱量の高まりを感じ、次もインスタを軸としたサービスをやってみたいと、当時トレンドであった動画領域とインスタを掛合わせた「PATRA magazine」をリリースしました。キャッシュも尽きる寸前、というタイミングだったのでもちろんお金はかけられず、ひたすらコンテンツを研究し、オーガニックで地道にユーザーを集めました。その結果、開始1年弱で13万人ほどのファンをSNS上で獲得することができました。

ユーザー数も順調に伸び、タイアップも実施できるようになった一方で、すぐに広告でのマネタイズモデルへの限界を感じました。Instagramの限られた広告枠では売上のアップサイドが決まってしまう上に、営業なんて全く得意領域ではないし、強みもない....

「PATRAは今後どうしていったらいいのか?」という大きな課題にぶつかり、サービスをクローズすることも考えました。
そんな中、タイアップ広告を実施していたクライアントの商品紹介動画がInstatramで突然バズり実際に商品が売れる、という事が起きます。

そこからわずかに感じた可能性は「インスタ経由であたり前に買い物をする世界が来るのかもしれない」ということでした。

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そこで「インスタEC」を軸とした新しいモデルを模索しようと、2018年1月に弊社1号のアパレルブランドである「mellowneon」を開始しました。当時は海鋒と鈴木、社員1名の3名のみでした。少人数ではありましたが、メディア運用で培ったノウハウをフル活用しトレンドをコンテンツに落とし込むことと、独自のファンコミュニティを形成することでmellowneonは急成長し「SNS経由であたり前に買い物をする世界はすぐに来る」という仮説は徐々に確信に変わっていきました。

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(1日300件くらいまでは、オフィスでみんなで梱包・配送をしていました)

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(POPUPイベントも多数開催。2019年春に開催したルミネエスト新宿でのPOPUPでは10日間で購入者数は約2,200人に及びました。)

PATRAブランドのファンの皆様、信じて投資してくださった株主の皆様、いつも変わらず応援してくれるスタートアップの友人や先輩方の支えのおかげで、今では8つものブランドを運営する、社員18名の会社となりました。

まだまだ小さな芽ではありますが、これからもっと会社を大きくしていくぞ!というタイミングで、改めてみなさんにもPATRAを知って欲しく「PATRAが目指す世界は何か?」をボードメンバーでディスカッションする機会を作り、私たちなりに言葉に落とし込んでみたので、ここで伝えさせて下さい。

コーポレートビジョンについて

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PATRAが挑戦している領域は単なるD2C、単なるアパレル通販ではありません。「新しい小売」を作り上げていくことです。

小売というのは、テクノロジーによる大きな変革がまだ起きていない業界だと思っています。「買い物」という体験はスマホが普及した今でも多くは変わっておらず、まだまだ面白くできるし、工夫の余地が大いにあります。

また、このビジョンの「おもしろいから」という部分には、「自分たちがおもしろいと感じるから」と「買い物はもっとおもしろくなるから」という2つの意味が込められてます。創業時からこだわってきた「心からワクワクすることをやり続け、実現したい」という、変わらない想いを表現しました。 

PATRAとしてのメッセージ

そのほかにも、3つの言葉でコーポレートメッセージを作成しました。

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既にある需要に答えるだけのサービスではなく「欲しい」そのものを作り出していける、そんなサービスを作り出したいという想いがあります。

Chotchyの時代のビジョンは「ちょっと違う世界をつくる」「文化をつくる」というものでした。それをもっとわかりやすく表現した言葉かな、と思っています。

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これにも私たちの「おもしろさ」を追求する思いが込められています。

ファンを楽しませる前に、まずは自分たちがおもしろいと思うことをやらないと。
本当にワクワクしたものをしっかりユーザーに届けていく。それが、次第にPATRAのファンコミュニティを作っていくものだと信じてます。

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3つの中では一番具体的かもしれませんが、PATRAでの買い物を「モノをお金で買う」という単純な行動に納めたくないと考えています。服がどこかへ出かける理由になったり、誰かに会いに行く理由になったり。買う前から買った後まで、その人がサービスに触れる全ての体験を通して、もっとエンターテイメントにしていけると思っています。

そのために、ブランド自体のストーリーをしっかりとユーザーに伝え、ブランドをファンと一緒に作っていく体験を提供し続けていくべきだと考えます。

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(2019年4月から700枚ほど売れている、powanto luneオリジナルのオケージョンワンピース。たくさんの方がこの服を結婚式や成人式など、大切なイベントに着ていってくれてると思うと泣けます)

さらに様々なメッセージやサービスの詳細など、リニューアルしたHPに記載しているので、ぜひ隅々までご覧ください!

https://patrainc.jp

PATRAの未来について

PATRAでは、もっと買い物をおもしろくするための仕込みを誠心誠意、メンバー全員で進めています。今後は特に「ユーザーLTVの最大化」 + 「新規ファンの獲得」の2軸に注力していく予定です。

■ アパレルのみではないビューティー領域への進出
現状PATRAが管理するInstagramのアカウントを全て合わせると70万人にリーチすることができます。そのユーザーリーチを活用してよりLTVを最大化するべく、アパレル以外の新しい領域での事業を展開します。
今回出資いただきましたポーラオルビスHDさんにサポートいただきながら、2020年S/Sのリリースを目標に進行しています。

■ 韓国法人設立と機能の外部開放
9月中に英語名: PATRA KR、 韓国名:(주)파트라 캐이알で法人登記予定です。韓国法人では、韓国国内でのOEM・仕入を社内開発のシステムとオペレーションで効率化していきます。OEMに関しては現地でのデザイン・生産管理ができる体制をつくり、積極的に工場開拓を進めていきます。将来的には、韓国法人のリソースを外部に開放し、日本で商品を作りたい人と現地の工場、商品を仕入れたい人と韓国の卸売メーカーをマッチングできるようなプラットフォーム作り、誰もが簡単に商品生産できる世界を作っていきたいと思っています。

■ オフライン店舗の設立
PATRAのSNSリーチは70万人となっておりますが、実際にPATRA Marketで購入したことのあるユーザーはその10%以下です。一方で、PATRAのPOPUPで購入したユーザーのうち約半分はEC非利用者で、その非利用者のうち15%は3ヶ月以内にEC利用者へと転換しております。
つまり何を言いたいかというと「リアルの接点を作る」ということによってブランドロイヤリティが高まり、ECも含めたユーザーLTVが高まっていく、ということです。

PATRAでは「オンラインとオフラインをシームレスに統合する」ことを追求し、オフラインもECも含めたユーザーLTVを最大化することを一番の目標に据えて店舗開発を進めていきます。

その実証実験となるのが、10/25から始まる東京路面店でのPOPUP店舗です。ここでは実際に、リアル店舗オープン時に導入予定であるオフラインとオンラインをシームレスに繋げるシステムや物流、施策を実施する予定です。ぜひ体験しにきてください!

最後に

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ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。まだまだ未熟で課題も山積みですが、ここで語った未来への挑戦表明と、信じてきたものが嘘になってしまわないように努力していきますので、どうかこれからもPATRAの応援をよろしくお願いします!

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こんなPATRAに興味を持ってくれる方、ビジョンに共感してくれる方がいましたらぜひ一緒に「買い物を新しく」してみませんか?
心からワクワクするような、面白い小売の未来を一緒に考えて作り抜ける仲間を大募集しておりますので、お問い合わせお待ちしております!

https://patrainc.jp/contact.html

また、本日からPATRAの挑戦を日々発信していくため、noteとTwitterの更新を始めたいと思いますので、みなさんぜひTwitterをフォローし楽しみにお待ちください!

・PATRA広報用アカウント
https://twitter.com/patra_nisshi

さらに話が聞きたい!という方はbosyuへの応募もぜひ!

https://bosyu.me/b/DU5I9GmrUyE

取材やイベント登壇等に関するお問い合わせは、広報担当の加藤までご連絡下さい。

[加藤]:mako.kato@patrainc.jp


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