真っ暗な深夜に一人でジュースを買いに行って学びを得た話

時間は深夜の3時。
洗濯物と洗い物を終わり、これから何をしようかと悩んでいました。
そんな時、何故か無性にサイダーが飲みたいと思いました。
最近、ジュースがどうやって出来ているのかの動画を親に見せられ、ジュースを飲むのを控えていました。体に悪いという事は分かり切っています。ましてやこんな時間に飲むなんてもってのほかです。
それでも、ジュースが飲みたいと思い、準備をして外に出ました。

どんな学びを得たのかという話の前に、今の僕の現状を話しておきます。
僕は好奇心が強く、何事も興味を持ち、やってみたいと一度は思う質です。そのため、いろいろなものに影響を受けやすい一面もありながら、同時に人一倍臆病で保身的です。そのため、一人で何かをするという事はほとんどありません。

そんな僕が、ジュースを買いに行く前確信がありました。
これを乗り越えれば、何かが変わるというものです。

そして、実際にジュースを買いに行きました。
家から出て自販機に着くまでに、森を抜けなければならないのですが、正直滅茶苦茶怖かったです。深夜の3時という丑三つ時。水の滴る音。木々の揺れる音。点滅する電灯。広がる暗闇。何度頭の中で幽霊や狂人に襲われたか分かりません。

けれど、実際には一度も何にも襲われることなく、あっけなく自販機にたどり着きました。

帰り道もあっけなく。ジュースの味も思っていたものと違いました。

これで気づいたことは一つ。

心配事は大概起こらない。

不安や恐怖というのは大概自分の心の中にあります。
その恐怖を乗り越えたものだけが、暗闇の道を歩き、ジュースを買うことが出来ます。
これは、きっと何にも共通する学びだと思っています。

暗闇の道=物事をするという事
ジュース=乗り越えた先にある結果や求めるもの

例えば、自分であればジュースは完成した小説で、暗闇の道が今書こうとしている内容です。

何を書けばいいのか、本当にあっているのか、そんな事ばかりを考えて、いつも手が止まります。
暗闇で感じた恐怖と同じように。

結局、人は自分の中に物事に対する恐怖や不安を抱えています。
その不安を克服できた人だけがその先に進み、ジュースを買うことが出来ます。

何かを作ろうと思っているけど、尻込みしてしまっている自分には、ちょうどいい教訓だと思いました。

後はこれが正しいと、自分で証明するだけです。

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