卵子の数を数えにいった話-前半

1月の頭。あれは、七草粥を食べた日だから7日だったと思う。ふとインスタを見ていたら、
郷ひろみさんと三時のヒロインで有名なあの、CMの病院の広告が目に入った。

「卵子の数」「検査」「無料」その単語が目に入って、詳細を見た。


卵子の数がわかるAMH検査をしませんか、という広告だった。


実のところ、卵子の数の検査は20歳か22歳か、そのくらいの頃からずーーーーーーーーっと、かれこれ10年弱、したいしたいと思っていた。


思っていたのだけれど、時々通う婦人科では、そんな検査聞いたことがなかったし、生理が不順でその検査をしたりだけでも結構な費用(1.5万円ずつとか)かかっていたし、生理不順の検査の時もそれ以外のことでかかった時も結構恥ずかしい感じだったし、高額で大変な検査なのかもしれないと思っていたし、


その婦人科の先生にも、「まあ、まだ妊娠する予定がないなら…」といった感じで言われていた。


母親などましてや相談するなんてありえない。生理が不順であることも、どんなに気を付けた生活送っていても「あんたのせいだ」と言われ、生理が重いのも、自分が生理が重くなったことが一度もないから「そんなに重いなんてありえない、大袈裟だ」といった感じだったから、こんなこと相談なんてしなかった。


初めての彼氏の時はさほど考えていなかったけれど、その後から、夜神くんと付き合っていた時も、これだけの生理不順(なにしろ初潮→2回目が1年後、3回目はさらにその2年後とか、4回目はその半年後、みたいな周期で毎月ちゃんと来るようになったのは実に24〜25歳頃であった…)だったのもあって、
「子どもを産めない身体なのかもしれない」という気持ちをずっと持っていた。


そういうこともあり、今は、片方が重いにしろ(実のところ2ヶ月に一度確実に片方重すぎるので、それも婦人科に検査に行ったのだが今のところ理由は不明、そういう体質なのかもしれないという話だった。昔から痛みに強く、それこそ、ぶっ倒れて意識を失うようなことにならない限り病院なんか行く必要がないという感じの家で過ごしてきたので、結構痛みに強い部類らしく、なんとか過ごしてきているし今も過ごしているのだが、結構ひどい時がある。最近は、ストレスをなるべく減らし、水分をたくさん摂り、痛い時は何もせず横になり、早めに薬を飲むなど色々としているので少しマシになってきたようだ)、生理も毎月きているので、まあ、たとえばどなたかお相手ができて子どもが欲しいという話になるまでは、


そうした検査は、経済的にも厳しいなと諦めていた。


実のところ20歳か22歳からAMH検査はしたいと思っていたし、22歳頃から卵子凍結についてはずっと検討しているのだけれど、今日卵子凍結に関して伺ったら目ん玉が飛び出るような金額で諦めた。


まあ、いずれにせよ、卵子凍結は難しいけれど、とりあえずAMH検査は、なんと無料でしていただけたのである。これは20歳頃の私が知ったら驚くだろう。


20代のうちにやりたいことにこれは、入っていなかったけれど、20代のうちに検査ができて本当に良かったと思っている。


AMH検査が何かをご存知ない方に、少し記そう。


にしたんクリニックは、
予約時間の少し前について入って「検査予約しています」とお伝えすると、保険証の提示を求められて、問診票を書く。ここまで普通の病院の流れ。

次に問診票を元にお話しを聞きますということでカウンセリングルーム?お部屋のようなところに入った。

そこでは、なぜ今回AMH検査を受けようと思ったのか、や問診票に生理不順や生理時の出血量の多さ、生理が来るといつも気を失うくらい辛いことなどなどを記載していたのでそのあたりのことを聞かれて終わった。少し離れたところのソファ席に座るよう指示されて、次はそのソファの向こうから採血しますとのことで呼ばれた。

採血は、大した量じゃなかった。持病になる前までは献血で400ml抜かれるのが快感だった私からしたら、血を抜かれるというのは、大変に好きで採血があると言われてウキウキした。


少しの量採血されて、(あれ?もしかしたら採血とカウンセリングが逆の順だったかも。記憶って曖昧ね。)カウンセリングで次回結果を聞きに来る日を決めていたからそのまま帰って大丈夫とのことだった。


帰り際にお手洗いをお借りしたらとてつもなく綺麗だった。こういうところはとても大事。


 そんなこんなで何をするんだろうと全然知識ないままだったけれど、きちんと説明を受けたし、受付時に番号を渡されてその番号でずっと呼ばれ結果を聞く日もこの番号が必要らしいけれどとにかく番号だけで呼ばれるから名前も一度も呼ばれなかったし、結果がどうなるのかは今の時点ではわからないけれど、採血だけで自分の卵子の残りの数や運動量がわかるなんて、と感動した。


 29歳。今年30歳。初潮から15年弱、生理不順の間の卵子が排卵されていたのに生理がこなかったのか排卵されていなかったのか、そもそもの卵子の数が少ないから排卵がない時期があったのか、何もかも不明だけれど、とりあえず、20代の間に卵子の残りの数と運動量が知れるのは大変に良かった。無料なのも大変良かった。


 初潮が来てからずっと、生理はまともに来ないし来てもすごく重いし、痛みに強い体質だから実は身体は大変なことになってたみたいなのよくあったし、胸は膨らまないまま第二次性徴がほとんど来ないままアラサーになったし、育乳にも力入れてお金もかけてるのになんでか大きくならないし、生理はまともに来ないし、来てもいつもぶっ倒れる感じだし、でもいつも頑張って仕事したり友人との遊びの日に、意識飛びそうなのを脚つねったりして頑張ってきたよね。30歳になる前に自分の身体のことを知れる機会ができて本当に嬉しい。


検査結果出たら、また書こうと思います。


#卵子凍結

#amh検査

ありがとうございます😊サポートしていただいたお金は、勉強のための書籍費、「教育から社会を変える」を実現するための資金に使わせていただきます。