ほぼノー勉で東京都教採通った勉強法の話。


 大学院2年の時、
東京都公立学校教員採用候補者選考
(いわゆる東京都教採)を受けた。


ちなみに、今年度のお知らせは

こちらだった。


 今年はコロナの影響で、
教育実習も、教員採用試験も
どうなるのだろうか…


 みな、不安だろうなと思う。

もしかすると、来年の採用で受ける人が

増えるかもしれない。。


 この記事では、
私の経験を踏まえ、
0から都教採について調べなくて
済むよう、ただ、
情報が多くならないように、書いた。



 さて当時、教育実習、大学院の授業、
課題、教職の授業、課題、と
本当にやることがてんこ盛りで、


(個人的には大学院生まで
教職課程履修を伸ばすことは
本当にお勧めできない。私は
そうすることになってしまったのだが)


そのなかで
進路を決めなければならない。


教員になることを
当然視野に入れていたし、

一般企業の就職活動は、
進路としてあまり
考えられなかったこともあり、また
上記のような状況のなかで、
就職活動を並行するのは
難しいというのは
学部4年で就活をした時に感じていたし(ちなみに、学部4年のときは、
最終的に7社受けて4社内々定を
いただいだが大学院進学したので
辞退している。)、それでも、
親とは、はやめに

進路を決めておくことが
条件だったので

教授や友人には
私学教員の就職採用活動を
勧められていたが、


大学院の授業、
教職の授業、
教育実習、
アルバイトのなかで、

自身の体調を考慮すると、

東京都教採だけにとりあえず絞る、

これが私の当時の進路の方針だった。

(当然、通ったら教員になることを、
頭にはおいていたし、当時はむしろ、
後期博士課程の選択も捨てていなかったし、教員になるのなら公立教員→私学教員となってきちんと色々と経験したいという思いもあった。)



東京都教採ならば、
日程は決まっている、
当時の日程は出願は5/7まで、
教育実習は5月末から6月中旬まで
一次試験は7月頭、
二次試験は8月と9月、
結果が出るのは10月中旬

そこで通れば、期限つきの場合は

1月頭に、

東京都の採用者リストへの手続き、

そのあとは
各教育委員会や各学校での面接

(私は2月末に電話が

かかってきていることに、

気づかなかったため、3月に電話に出て、そこから各高校・各教育委員会の面接を受けた。

期限つきではなく、正規合格した友人は10月の合否のあと手続きをして、12月から研修が始まっていた)


ちなみに、中学校は、


教育委員会ごとの面接→合否→

その区域のどこの中学校に配属されるか

通達となる。



教育実習期間(私は5月末〜6月だった)が終わってからの試験だし
10月までにとりあえず
結果が出てくれるから、

1月の修士論文提出前にあらかたの
進路の方向は決まる、

そう踏んで、

東京都教採1本に絞って受けた。


 結果から言わせて貰えば、

私は、「東京都教採不合格但し、
期限付き任用教員として採用する」

つまり、期限付き教員として合格した。

これは、1年間の期限付きではあるが、
合格にはかわらず、
学校で1年間働きながら、
再度面接などを受け、
成果があれば翌年には
採用される可能性が高い
という実質の合格結果だ。

 こうした形での合否がある、
ことも把握しておくと良い。


ちなみに本当か
どうかはわからないが、
この期限付き合格者は
成績順で電話がかかってくるらしい?
(噂なので真実は不明)


2月頭にすぐ電話が
かかってきた私は、

連絡をもらえたのがはやいらしい
(と教職課程室できいた)。



当時の教採結果の
倍率はざっとこんなものだ。

中高共通
名簿登載者数÷受験者数による倍率
7.1倍。

私の科目の、期限付き任用者含めた
倍率は3.5倍。

ざっと3〜4人に1人の計算。

正規任用者の英語科の
倍率は5.86倍。5〜6人に1人。


こんな具合なのだが、
今回はそのなかでも主に
東京都教採の
一次試験の話をしよう。


 私の一次試験は
英語科教員志望だったので

英語

教職教養

小論文

の3科目だった。

 このあたり、東京都教員を目指そう
と考えている方は、
決めた時にきちんと科目と試験時間、
試験の日程をあらかた
調べておくと良い。

ちなみに変わっていなければ、

一次試験は7月頭の日曜日。


科目は
 専門科目(取る免許の科目)
 教職教養
 小論文

のはず。



 正直、
ほぼ勉強せずに受けることになったので

教職教養はひどいもので、

英語も、良いとは言えないが、

おそらくほぼ小論文と英語で


通った、と今振り返っても思う。(ただ、教職教養も全く0点では通らない。)



今回は、英語科、教職教養、小論文
にわけ、
 希望としては教職教養と小論文について語りたい。



また、私は教育実習が終わった後の
6月末から7月の1週目までの
2週間弱(正確にいうと
教育実習後は大学院の授業の
遅れた分と課題があったし、
教職もレポートやらお礼やら
あったので、実質的には
3〜5日間くらい)しか、
一次試験のための勉強をしていない。


 だから、タイトルの通り、
「ほぼノー勉で」通った話としての
勉強方法になる。

 きちんと合格したい方は、
是非ともすぐにきちんと
計画を立てることをお勧めしたい。



⓪申込

 まず大切なのは、申込だ。
これを忘れては受けることができない。

 東京都教採の場合、
電子申請になっていて、
4月頭から申し込み締め切り日
(ゴールデンウィーク明けくらい)
までに専用の入力フォームに
入力を完了させ「申込みました」
となるまで確認する必要がある。

 受けようと思っているのなら、
申込開始日または、
大学の履修登録等のあと
すぐにやることをお勧めする。

 理由1つ目は、
この時期は、
大学の履修登録、教職の履修や
教職課程で開かれる説明会、
教育実習の打ち合わせ、
実習の打ち合わせ後は
実習のための研究、
(並行して行うなら)就職活動も、
さらに大学の課題、
私学も受けるなら私学教員の選考活動、と本当にやることが
てんこもりなのだ。

 そのなかで、ミスなく申し込むこと
これがまず第一だ。

 理由2つ目は、
申込に際して、「準備」が
必要だからだ。

事前に必要なものを確認し、
申し込みが始まったら、
サイトを開いて再度、
入力項目や必要な情報、書類を
確認した上で、
全てを揃えてから
インターネットに接続して、
集中して手続きをし、申し込むこと。
 面倒でも、
実施要綱からきちんと読むこと。

これを、履修登録や授業、
教育実習準備や就職活動と
並行すると、結構大変なものだ。

 東京都教採に限らず、
ほかの県などを受けるなら、
なおさら日程やいつその地域に帰るのか、を考えておく必要があると思う。

試験の申込をしなければ、
受けることができない。

 意外とやるべきことは多いのだ。


さて、やっとだけれど、

試験の話をしよう。

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