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諦めるとかそういう話ではなく…弁理士試験の勉強を始めて1年が経ちました。

やっぱり難しい弁理士試験

思えば、1年前の今頃に知財検定2級の合格発表。結果は合格。えっ独学でも結構できるやん〜!と思ってLECとTACに弁理士試験講座のガイダンスを受けにいってたのがちょうど今頃。

いまだに鮮明に覚えてるけど、あれから1年が経とうとしてるんですね。で、何も知らないまま知財の世界の扉を叩いたわけで。

何をやってもそうなんですけど、ある一定以下の難易度だと割とスムーズに進めていけるんですが、一定の難易度を超えると途端にダメになる。そんなタイプでして…。絶賛今、弁理士試験で苦しんでおります。

例えばA大学、B大学、C大学ってあるとすると、A大学の問題は手がつかんって感じなんですけど、C大学からは特待生で合格するようなイメージです。(というかまんまこういう大学受験生でした。)

でもって今回の弁理士試験。めちゃきついです。何がきついかって難しいというより、量が膨大でややこしいという感じです。

難しいんじゃないんですよね。ややこしいんですよ。そして量が膨大。ちなみに弁護士になるための司法試験は弁理士試験の倍ほど時間がかかるそうで。

あっこりゃあ弁護士はわしには無理ぴよ〜おじいちゃんになっちゃうよぉ〜って感じですね。はい。

何でこんなん始めたんやろ?

何でこんなん始めたんやろ?と8万回ほど考えましたが、やはり一回挑戦してみたいなという思いが強くて。若いからこそできることってあるじゃないですか。(もう若くないけど)

短答の過去問解いたり、テキスト読み返したりしてて思うんですよね。

「はっ?初耳やな。はじめましてこんにちは。」

でもしっかり確かにマーカーは塗られててやったなあと思うんですよ。確かにやってる。でも忘れてる。復習の回数が全然足りてないんですよね。でも一方で膨大すぎて回せる回数って限られるんですよ。どうしても。そうすると覚えられない。

だから、いったん覚える→忘れる→また覚える→忘れる→また覚える→また忘れる→…

これを繰り返すんです。でも仕方ない。人間忘れる生き物だし。予備校で化学教えたり模試作ってても、無機化学の沈殿の色なんて秒で忘れますからね。Cu2+??はっ?青っぽい感じでしょ。

そんなもんです。で覚えて忘れての繰り返し。この覚えて忘れてに歯止めを効かせるスパイスが「理由」なんですよね。どうしてそうなるのか。

どうしてそうなるのか。なんですけど、もうそれを追いかけるタイミングではないのが現実なんですよね。もうあと数ヶ月後には試験ですから。はっきり言って下三法なんてまだまだ全然。だけど、これもどうしようもないんですよ。本当に。

12月中旬に今年の過去問集が発刊でしょ?で、講義を受け終わるのが2月頭くらい?もちろん受け終わるまで何もしないってことはないけどやっぱり講義受けながら過去問解くって進み具合が悪いんですよ。

なんならやっと過去問始められた!っていうような感覚で。でもこれももうどうしようもないんですよね。時間的にもギリギリでやってる。平日に3時間、休日に7〜8時間作るのが精一杯。

合格体験記を見てると、「最終的には3倍速で聴いてました。」なんて買いてあるけど、3倍速って音声として成り立たないレベルなんですが…!!!

どういう脳の構造してるんやという感じです。昔からわりかし劣等生(気味)だった私としてはもはや理解不能で笑

1.5時間の授業を2時間とか2時間半かけて聴いてるんですよ。だからどうしても進みも悪くなる。でも集中してないんじゃないんですよね。集中して聴いてるんですけどどうしても意味がわからずに巻き戻す。聴く。でもわからない。だから、せめてテキストに先生が喋ってる一字一句を写す。写して、とりあえず進む。

知識がたくさん入ってきた頃に再度メモを読んでみる。するとわかる。こんな繰り返しです。質問チューターにも30回以上質問しました。たくさん質問しても全部誠実に答えてくださって嬉しかった。(これからもよろしくお願いします。)

私も予備校では生徒が質問してきた時って他の仕事以上になぜか誠実になるんですよね。ちゃんと答えたいって。だから、あとで微妙な解説だったなと思った時はA4用紙に解説をビッシリ書いてみたり、校舎中生徒を探し回ってさっきの解説もう一回させてって言ってみたり。

まあ単に力量がないだけなのですが、意味もなくここだけこだわりがあるんですよ。何となくもやもやするんですよね。

天は自ら助くるものを助く

知財検定2級の試験って実は合格最低点で合格してるんですよ。テキスト2冊(講義本と過去問集)を回して自分なりに1ヶ月半ほどやったんかな。当時は「これが独学で受かったら弁理士試験の受ける素質があるんじゃないかな?」なんて思って割と真面目に1ヶ月半独学で勉強してました。

実際の試験がテキスト外から出てくることも多くて知らない問題もちょろちょろあったんですよね。試験中に「はっ?こんなんテキストに載ってなかったぞ!ふざけんなよ!!」なんて思いながら"現場思考力"で解き進めたんですよ。そしたら合格最低点で合格。

天は自ら助くるものを助くという言葉を思い出しました。

合格した時は門外漢で今まで法律の勉強なんて一度もしてこなかった人間だけど、真面目に1ヶ月半頑張ってみたら受かるんや。って。

この現状のままだとどうしても厳しい30点前半で止まってしまう。そんな感覚なんですよね。いっても37点とかかも。って。

でも39いきたいんですよ。私なりに弁理士試験の勉強に結構費やしてきたし、選択科目の有機化学も並行してかなり勉強してきました。

要領も悪いのもわかってるし、昔から賢くなかったのも知ってます。それでもここまでやってきたから39に帳尻を合わせたい。その気持ちだけです。

時間も割いてきました。めちゃくちゃ割いてきました。久々に受験生になったなという感じです。じゃあ、死ぬくらいやったか?全てを禁欲的にやってきたか?と言われたら、正直ノーです。だって休日7時間ってもっとできるやろって話ですし。

ただどうしても仕事しながらできる自分の中での限界って感じでした。7時間。それ以上やると"継続する"ことに支障をきたすなあという感じでした。

なので、もしかしたら人生をかけて死んでも弁理士になる!と思ってるひとほどの熱量はなかったかもしれません。でも私なりに平日3時間休日7時間。

2021.3.15〜2021.3.2までで合計1317時間を弁理士試験に費やしました。これは紛れもない事実です。私なりには頑張って費やした時間だと思います。

それと同時に、上記の時間って月間で120時間ほどなんですよね。もちろん仕事と勉強は別ですが、120時間もし残業したらこんな感覚なんだなとも思いました。過労死します。

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