ジューシーな旅、京都
母と共に旅行に行くのは2年ぶり、コロナ禍に見舞われて、ここ数年は大好きだった旅行を控えていたけど、そろそろいいかなと母との京都旅行を計画したのは7月上旬だった。
そこからまたコロナ感染者は増加して今に至る。
悩んだ末、京都旅行を敢行した。
70歳を超えた母とともに行くのだから、あまり忙しいのは良くないと思い(杞憂だった)、一日につき1個のメインイベントにした。
初日は万葉染め体験。
二日目は建仁寺両足院での坐禅。
三日目は吹きガラス体験。
修学旅行のような旅行計画だし、忙しいにも関わらず実際に旅のしおり的なものを作って、LINEで母に送った。
京都は三日間とも結構な快晴で、わかってはいたものの、本当にとんでもない暑さだった。
初日は炎天下、迷いに迷って最後は電話して場所を確認し、ようやく染色工房にたどり着いた。
行くのに迷ったけど、いい作品ができたー！
母も大満足。
二日目の坐禅体験は朝早かったけれど、クーラーも何もない場所で、汗がじわじわと出てくる中でおこなった。
お寺への敷居、下がりまくり。いろいろ人生相談にのってくれるそうで、TwitterもInstagramもやってる(笑)。
最終日は気温37度の中で轟轟と火を噴くバーナーを目の前にして吹きガラス体験という猛烈な暑さの中での体験になったけど、どの体験もなかなか楽しかった
先生がほんとにアーティスト。
センスが好き過ぎて思わず作品購入。フウセンカズラをイメージした小瓶の中にはハート型の種が。
帰ったら植えてみよう！
結果的に今回の旅はただの旅ではないものになった。もともと若い時に京都に住んでいたことも大きいけど、自分のルーツのようなものを再確認するような感じだった。
表現するのが難しいけど、人の目が全く気にならず、好きなことや興味あることに没頭してた学生時代の自分が、レイヤーみたいに今の自分に透けて見えた。
で、そのレイヤーから今の自分がズレているような気がした。軌道修正しなければいけないと思った。気づけてよかった。
もっと自然に触れていたいし、ふわっとするものや好きな色のものを身に纏っていたい。感じたことを表現していたい。暮れていく空や咲きそうな花、道々にいる虫や流れる雲を見ていたい。
自然とともにのんびりと生きられた京都での暮らしがとても好きだったから、いろいろ思い出した。悲しいことやしっかりと考えたいことがあると、いつも鴨川のほとりに行き、座って水の流れを見ていた。お寺や神社も日常の中にあった。
忙しいは言い訳にはならない。自分の外にあることや情報が気になり過ぎて、自分であろうとする努力をしていなかったからだと思う。
北野天満宮の七夕まつりにも行ってみた。
懐かしい感じだった。このあたり(北野白梅町とか大将軍)は、小学生の頃からの親友が立命館大だったから下宿してて、遊びに行った場所。
とはいえ、普通の旅行っぽく有名カフェにも結構行けていて、二日目の建仁寺両足院での坐禅のあと祇園を散策し、ちょうど開店時間だった喫茶フランソワ(レモンケーキ最高！)にも入ったし、三日目は工房のお隣のさらさ西陣(元は銭湯で、それをリニューアルしたカフェ)にも入った。暑いから外にあんまりいられないというのもあったけど…。
あと、宿泊したホテル、烏丸丸太町駅すぐのRAKURO京都という新しいホテルだったんですが、安い割には綺麗だし、フリースペースのコーヒーメーカーでコーヒー飲み放題だし、フリーのキッチンあるし、併設のお洒落なレストランで使えるドリンクチケットくれたし。(ただで美味しいドリンクいただきました！朝ご飯も和食か洋食か選べて、調理が丁寧で美味しかった！)
次回の京都もここに泊まる！絶対！
https://www.thesharehotels.com/rakuro/stay/
写ってないけど部屋のお風呂がきれいでかなり広い！
ちなみにNetflix見放題みたいだから、
部屋に篭るのも楽しいかも。
私は母とじっくり話してたからみてないけど。
京都に関する本読み放題。人がいないから過ごしやすかった。
いろいろ感じることが多かった京都、いや、たぶんちょっと麻痺しかけてた私を、自由にしてくれた京都。「ジューシー」な旅になりました。京都、やっぱり大好き。
何年経っても懐の深い京都だわ。
P.S.
京都から実家に帰省し、その後また関東へ帰る時、駅で天気雨の虹！縁起いいやんー！
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