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弟は美男子だった

弟は10代で結婚した

早かったな

同居だった

狭い家にての同居

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まだ2人は10代やったと思う

多分・・・・

弟は奥さんと別れて

二人の内の下の子だけと暮らしていた

大きなお家を建てたのに・・・子供は引きこもり

家も処分

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弟は

おかんのところに帰る

その頃はアパートに「息子」を入れ込んで

働きつつ

アパート代も支払って面倒を見ていた

それから

認知症の「おかんとの二人暮らし」

何回も近所の人が言うてた「あんたとこのお母さん認知症やで!」

というのを「そんなことはない!あんなもんや!」

というて

介護保険も使わず「面倒見てた」

今から考えると

もしかして二人は最高に幸せやったんかもしれない___

おかんも「ボケてはなく老化」だったのかもしれない

弟が「お寿司買ってくるわな」いうて

出かけて

道で倒れて・・倒れたとこで頭を打って即死

脳溢血やな

後ろ向きに倒れたからな

でそれから本気でボケた

おかんはボケた

多分「溺愛の弟の死を受け入れたくなかったのだと思う」

おかんは「お金持ちの娘だった」長女

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この葬式が

誰のかわからないのだけど

おじいちゃんとこには

お手伝いさんが居た

それから

おかあちゃんには

お母さんが居てすごく優しくて物静かな女性だったそうだ

病弱

あったそうです

おじいさんは「妾さんが居て」

お家には、たくさんのお金を入れていなかったそう


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ある日

おじいさんの席はいつも決まっていて

床の間の会った部屋

そこで

牛の置物があって

あたしはそれは覚えている

頭を撫でるので

それはいつもツヤツヤしていた

そこに「ゲンナマ」がおいてあって

その頃の感覚ではわからんのやけど

今なら

200万くらいであったそう

おかんは「常々」腹が立っていたので

そのお金を半分くらい「自分のお母さんに渡し」

後は使いまくったそう

その事件はなんだか「あの金は何処や!!!」とおじいちゃんは言うたそうやけど

おかんは「あたしがつこたった!!」いうたそうや

おじいさんは「自分が心持ちも悪いもんやから」大事にはならんかったそう

おかんは「頭の回転が恐ろしくいいので」何もお言えなかったおじいちゃんだったみたいやわ

理屈でねじ伏せたみたいやな

そんな大金をどうやって使ったか

子供のおかんがさ

聞くと「簡単やわ!」いうとった

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再婚相手の「お父ちゃんはお母ちゃんが大好きで大好きでしかたなかった」

もう言いなりやわ

近所には横山やすしにそっくりやったから

やすっさん

言われてたわ

ある時

包丁持ってお父ちゃんを追いかけてた!!!!

お母ちゃん包丁でお父ちゃん追いかける事件もあったけどな

何があたんかな?

聞いてないわ・・・・

みんな

親の話は聞いときや

生きてるうちにさ

今日も読んでくれてありがとう

ぱたんこ屋

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