むし == えび
ズンチャ♪ ₍₍⁽⁽🦐🦐🦐₎₎⁾⁾ ♫ズンチャ
皆さま、ごきげんよう。エビのお寿司にはマヨネーズをかけて食べたいぱすてろいどです。今回はエビの話かと思いきや大半が虫の話なので、虫嫌いの清楚で可憐な皆さまはご注意ください。
突然ですが、エビは好きですか? 私は大好きです。お肉ともお魚とも違う独特の風味と食感がとても美味しいですよね。甲殻類はアレルギーで食べられない方も多くいます。私はラッキーなことに食べ物のアレルギーはないので、エビだろうがカニだろうが美味しく食べられてとても幸せです。
そんなエビですが、少しショックなお知らせです。エビの殻は昆虫の外殻組織と同じ「キチン質」という成分で構成されているとのこと。よく都市伝説的に言われていることで、「エビのしっぽとゴ○ブリの羽は同じ成分」というのは紛れもない事実らしいですよ。
私は子供の頃から大の虫嫌いで、黒光り系の虫はもちろん、ちょうちょやトンボなんかも触れませんでした。けれど、自宅の築年数が古く春先はカメムシやクモ、夏場から秋にかけてはゴ○ブリのほか、ゲジゲジやカマドウマ (便所コオロギ) がわりと頻繁に出没します。子供の頃は家族に泣きついていましたが、いつまでもそうするわけにも行かず、いつしか成長して無心で対峙し、そして退治できるくらいにはなりました。
件のエビの話を初めて聞いたときには「うわぁ…」と思いましたけれど、今はその話を聞きながらむしゃむしゃエビフライを食べられます。何も恐れることはありません。エビも虫も、殻が同じ成分というだけです。そんなこと言ったら、牛もカエルも虫も人も、同じタンパク質が含まれているんですよ。そして何より、エビは美味しい!
とはいえ、逆は無理です。「エビは虫みたいなもん」といわれても平気だけど、「虫はエビみたいなもん」といわれるのは受け入れられません。現在、世界的な食糧難の解決策の一つとして昆虫食が注目されているらしいですが、できれば私には一生縁のない話であってほしいと思います。怖いモノ見たさとしては、少し興味がなくもないですけどね。
あの無印良品は、コオロギせんべい (弱閲覧注意) なるものを開発したとか。食レポを見る限り、味は香ばしくえびせんに似ているのことでした。肝心のコオロギはパウダー状になっているようで、完全系の姿でないぶんかなり難易度は低いですね。
また、タガメサイダー(強閲覧注意) なるものもあるようです。タガメは、番となる個体を引きつけるためフェロモンを放つとのこと。その香りは、まるで青りんごのような爽やかな香りなのだそうです。製造工程を想像すると絶望的ですが、青りんごといわれるととても飲んでみたいです。果たしてそのインパクトは「飲む湿布」を超えられるのか。
よく考えたら、エビも結構きわどいデザインをしてるんですよね。海でゆらゆらしているし、火を通すと赤くなるからあまり気にされないですけど。もしエビが、地を這う生き物で、熱を加えても灰色や緑色だったら、味がエビのままだとしてもとても食べる気にはならないと思います。
ところで、私の故郷は完全に田舎なので、おじいさまおばあさまのいるお宅に行くとかなりナチュラルに「イナゴの佃煮」がお茶請けやご飯のお供として出てきます。子供の頃は訳も分からず食べていましたが (味は甘塩っぱくてちょっと固めの小魚の佃煮と言われれば食べられないこともない)、いまでは絶対に食べたくはありません。やはり見た目は大切ですね。