思い付きの掃き溜め、会話の種

昔からずっと商店街を支えている町の定食屋。

店主はその道45年。
彼は料理を愛し、彼の料理は町のみんなに愛された。

来店する客のために彼は愚直に料理を作り続けた。
彼は言う。

「この仕事長くやってるとね、だいたい顔見たらそのお客さんの食べたいもの分かるんだよね。って言っても、お客さんの注文聞かずに勝手に作るようなことはしないけどね」

全然料理は作れないけどこの才能だけある画家が路上で客引きをして、そのお客さんの食べたいものの絵を書いて、その料理の相場の値段くらいで絵を売りつけている。

その画家に遭遇したサラリーマンが「脱サラして飲食店を開きたい。お前の才能が必要だ」といって共同事業に誘う。

そんな話が作れたらいいな。

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