見出し画像

自創作を振り返る#8『ラムネ』

 概要
8本目『ラムネ
 本編・・・不思議な能力学園
 更新日・・2021/08/08
 注意事項・本編微ネタバレ有/微CP要素有/よその子お借りしてます

 前回出てきた中兄妹メインの話。多分これは創作ブログ作った後に書いた話だったかな……?
 生憎掲示板サイトに書いてる時の魚拓を残していなくて、自分のWordにお引越し作業はしたものの、この前ファイル数が多すぎて整理する時に全部まとめちゃったのだよな……。
 青い空白は豹羅さんと千薬の話がメインなので、この話は多分創作ブログが始まってから書いたやつだと思います。


あらすじ
 暑い夏の日、暑さに耐えかねた香陽の要望により、アイスを食べに外に出ていた。
 アイスと一緒に買ったラムネのビー玉を香陽が主人にやると言うので、そんなものを寄越すなと軽い口論になっていると、そこを豹那が通りかかる。
 彼女に片思い真っ最中の香月は分かりやすくしどろもどろになり、呆れて香陽は自分の主人である鷲樹の元へ行ってしまった。


振り返り・技術
 めっちゃ読み返してて頑張ったんだろうな~って思いました。出来る限り翻訳する時はいろんな翻訳サイトを使ったりしているので、その手間も面倒だっただろうなって思うし、それにルビを振るのも大変だっただろうなと思います。
 FC2ブログってHTMLを使うので、ルビを振るのにも一々コード書かないといけないんですよね。全然難しいことはやってないんだけど、これがまた死ぬほど面倒くさいんだ……。個人ブログ作ってた人がいかに凄いかがわかる。
 この頃から既にだいぶ今の書き方に近くなってますね。というかこれは結構視点ブレもそんなに大きくないかも。
 ちょっと香陽と香月の視点が入れ替わってる時があるくらいかな~。最後にちょぴっとだけ鷲樹くんに視点が介入しちゃってるくらい、だろうか。
 技術的な面ではこれはあんまり指摘するところ無いかも。可もなく不可もなくと言った感じ。


振り返り・内容/キャラ
 この話好きでだいぶ前に書いたけどめっちゃ覚えてる!
 香月の妹相手にはかなり強気に出て来るくせに好きな人が出てきた瞬間めちゃくちゃ情けなくなるところとか、普段お兄ちゃんお兄ちゃんって感じの香陽が唯一兄に対して「これはちょっとなぁ……」て呆れてる感じとか、普段と逆転現象が起きてるのが面白いと思う。
 あと香月が普通にムッツリなの男子高校生だな~と思ってニコニコしちゃうね、大変だ思春期。頑張れ少年。
 香陽と香月が二人とも共通して綺麗なものは好きな人にあげたいって思考になるところも良いですね。やっぱ同じ屋根の下で同じ時間過ごしてきただけあるね。
 香陽があまりにも真っ直ぐだから、そこに絆されて頑張って素直になろうとする鷲樹くんの感じとか、やっぱ大人なだけに香月の様子に薄々気付いてはいるけど気付かない振りをする豹那さんとか……すごく良いね……。
 鷲樹くんにめちゃくちゃ怒られるのは承知のうえで、やっぱなんだかんだ鷲樹くんと豹那さんは姉弟の中でも似てる方だなって思う。やっぱり姉弟だな~。


裏話とか思い出話
 中兄妹…兄の香月「氷」と「土」の能力者と妹の香陽「炎」と「風」の能力者。ただし誕生日は4月1日生まれか4月2日生まれかの一日違いなので、実質双子のようなもの。だから中ツインズと呼ばれることもある。
 中兄妹と豹那さんと鷲樹くん…中兄妹は歴代70代、時にして1000年を優に超えるド大手チャイニーズマフィアの子で、二人は中家の歴史上初の能力者とされています。
 そのため色々危ない人に狙われることも非常に多く、まだ二人が小学生くらいの頃に一度誘拐されたことがあり、その時に助けてくれたのが豹那さんという縁があります。
 豹那さんに助けてもらった恩から、香陽は彼女の弟である鷲樹くんの従者に、香月は豹那さんの心臓でもある千本桜の守り人に。そんなこんなでついたあだ名は「生徒会長の番犬」と「千本桜の番人」。
 鷲樹くんに失礼な態度を取る人は容赦なく燃やし、千本桜にいたずらをする人は容赦なく氷漬けにする、そんな兄妹です。時々、片割れの都合でその役割を交代する時もあるけど、その場合でも普通に燃やすし氷漬けにします。恩を前にして情け容赦などない。
 ラムネの瓶の蓋…今はプラスチックでくるくるっと取れるやつもあるけど、香陽が飲んでいたラムネの瓶は所謂打ち込み栓というやつで、蓋にがっつり嵌り込んでしまうので基本的に取れないタイプを想定して書くなどしました。
 打ち込み栓タイプのラムネの蓋を外すとしたら、もう物理的に切断するしか方法は無いと思う、多分だけど。
 香月の氷玉…いわゆる氷版のビー玉というやつ。氷の能力は香月の血液によって使役されるものなので、自由自在に、それこそ香月の思うがままに氷を扱うことが出来ます。
 さらに氷の能力が自分の血液という代償の性質上、非常に硬度でいわゆる溶けない氷というものを作り出すことが出来るので、相当なことが無い限りは消えたりもしません。溶けないし消えないものを平気な顔で渡す香月ははっきり言ってめちゃくちゃ重いです。
 香陽は鈍感?敏感?…基本的には鷲樹くん相手には非常に敏感。ただし他の友人関係ではかなり鈍感で、無自覚で相手の地雷を踏み抜いてしまうことも多々。怒られるとめちゃくちゃ反省する。
 じゃあなんで鷲樹くんの素直な言葉は汲めないのかというと、基本的に香陽は鷲樹くんのちょっとした不愛想は愛嬌だと割り切っていて、なおかつ鷲樹くんにとっての自分は従者であるという意識が非常に強いため、鷲樹くんの素直さもうんうん、と流してしまうのです。友人とか、先輩と後輩とか、それこそ好きな人とか、そう言う認識がす~っごく薄い。
 香陽本人も鷲樹くんのことはすごく好意的に見てるけど、それの意味するものは本人が一番分かってないし、なんなら従者なのでそういう相手としては見てはいけない、くらいの認識はあります。香陽もなんだかんだ意外と己を律している。


感想
 くぅ~ッ、あまずっぺぇ!!
 中兄妹はちょっと癖があるだけで自キャラの中では一番真っ当に青春をしている子たちだなと読み返してて思ったね。
 好きな人が居て、実家が太くて、学園でもそこそこ良い立ち位置は築けて、兄妹仲も良くて、能力も代償の大きさに目を瞑ればかなり上位ランクのもので、もう五百パーセントリア充じゃん、絶対同じクラスになりたくない(陰キャの血)
 香月もかっこつけたがりなので粋なことしますね。豹那さんには豹那さんでまた複雑な事情があるんだけど、それはまたいつか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?