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自創作を振り返る#9『天才の天災』

 概要
9本目『天才の天災
 本編・・・不思議な能力学園/歪んだラクリマ
 更新日・・2021/08/11
 注意事項・本編微ネタバレ有/自創作クロスオーバー

 別世界線の自キャラ同士を組み合わせたらどんなことになるんだろう? っていうちょっとした実験的な作品。結構書くのが面白かったので、この後定期的に千薬と如一が絡む話を書くことがあったりなかったり。
 これがきっかけでクロスオーバーしたいなって思うようになった。何度か会長のなかみ様にお世話になっております。いつも本当にありがたい気持ちでいっぱい。愛してます(公開告白)


振り返り・技術
 これ、自分で言うもんじゃないかもしれないけどかなり完成度が高いような気がする。話のテンポがすごく良いし、無駄なシーンがめちゃくちゃ少ないと思う。
 悪癖の視点ブレが正直良い意味で働いてる作品でもあったなと思った。元々キャラクターが入れ替わってるので、寧ろ視点ブレしてる方がどっちの心情を今描写してるのかがわかりやすいかな~って。ただこれは敢えて一点集中にしても面白かったかもしれないね。また入れ替わりネタでも書こうかな。
 技術面に関しては本当に特別言うことは無いような気がする。本当によくできた作品(自画大絶賛)


振り返り・内容/キャラ
 理由にこじつけ感がなくて良いね。というかこれに関しては如一様が非常に大変な問題児だったことと、千薬がドが付くレベルの変人だったのが功を奏したような気もする。
 如一様が誰かの地雷を踏むなんてのはまぁいつも通りのことだし、千薬が「お前何やってんの……?」って聞かれるようなことをするのもいつも通り。何もかもがいつも通り。その結果起こった事故ということでね。
 如一様が己の体の動きを熟知してるのもやっぱり流石としか言いようがない。如一様だって人間なので、傍から見る分には全く気付かないようなちょっとした癖はあるもんだけど、今回は己の癖を分かっているが故に見抜いた穴でもあったね。
 これは裏話でも多分触れるけど、如一様は千薬と入れ替わってすぐに千薬の体に痛覚が無いことに気が付きます。如一がパルクールを得意とする体ということもあって、千薬にとって如一の体は確かにすっごく操縦しやすいんだけど、一つ欠点があるとしたら如一様には痛覚がしっかりある。鈍いなんてこともない。
 だから如一様は自分の体を使ってる千薬が疲弊していることにも気付いていました、というね。如一様様なのでした。


裏話とか思い出話
 二人の共通点…これはもうタイトルにもある通り「天才」というところ。ただし、同じ天才としても二人の違いがあるとすれば、如一様は元から何もしなくてもなんでも出来るタイプの天才。つまりギフテッド。
 それに反して、千薬は蓄積型。天才であることは否定しないにしても、千薬の一番の強みは記憶力。如一様みたいに、天啓を経てなんでも出来る、なんでも分かる、やったことないけど元々できる、興味ないけど元々知ってるってわけではなく、蓄積してきた情報と学びを零すことなく頭に叩き込んでるから、それを組み合わせたり混ぜたり応用して出力できるタイプ。千薬の「薬」の能力において最も必要なスキルが蓄積と出力なので(※学生時代の話)、なるべくしてなった天才ってやつだね。
 決して如一様も記憶力が悪いというわけではない、し、寧ろその面においても人並み外れてはいるんだけど、千薬よりは劣る。ただ、如一様の場合は瞬間記憶持ちなので、記憶を定着させる力に関しては如一様の方が上。
 すぐに覚えて、必要ないと脳が判断したら手放すのが如一様、定着に時間かかるけど、一旦手に入れたら必要知識は留まり続けるのが千薬という感じ。
 サモナーごっこ…召喚士ごっこ。弟妹たちと仲良く遊んでただけです。
 非科学的な、言葉では説明できないこと、科学の力で証明できないことには滅法弱い…如一様は実は幽霊や都市伝説、UFOといったオカルトの類がめちゃくちゃ苦手です。理由はこのまま、証明できないものがめちゃくちゃ怖い。普通に怖い。生まれてこの方「分からない」という経験に躓いたことがほとんど無いため、自分を超える知識人すらも「よく分からない」という現象に対しての恐怖がとても強い。そんなんズルだろ!って気分になるんだと思う。ぺーぺーの一般人からすりゃ如一様の方がそんなんズルだろ!みたいな才能マンですけどね……。
 今回、平気な顔して内心クソビビってます。
 ちなみに千薬がオカルトの類はどうかというと、怖い怖くない以前に居るんだろうなとは思ってるタイプ。それこそ能力者や孔汐氏、獣人、竜人、魚人、人魚が居るような世界なので、寧ろこれで幽霊とかUFOはいませんって言われる方が怖いまである。ポルターガイストに至っては能力者なのか幽霊なのか本当に分からないので、千薬はオカルトの類に関しては能力者だってことも相まって変に冷静。
 実際のところはそれが出来てしまう…千薬の握力。千薬が母方の実家に預けられている際、失ったものが多い分、代償として得たものも多く、その内の一つが「火事場の馬鹿力」。それが常に発揮できるので、どんな細腕でもりんごくらいは片手で潰せます。握力にして大体70ほど。
 ちなみに、この「火事場の馬鹿力」は年を重ねると共に衰えて、大人になる頃には平均よりもちょっと強いで収まる。警戒態勢や自己防衛の本能が生んだ副産物のようなものなので、千薬にとっての脅威が激減したという良い傾向でもある。
 自分の体は自分が一番よく分かっている…先述したやつ。自分の体の動かし方は誰よりも分かってるってことなので、無意識レベルに如一はいろんな人に追いかけ回されて逃げ回ってるってこと。逃げるときに一々こうした方がいいとか、あっちに行った方が良いとか、今更そんなこと考えるフェーズじゃないので。
 とはいえ、千薬が意識的に仮に動いたとしても、結局のところ天才が考えることは同じなので、如一と同じルートを選んだというね。


感想
 久々に読んだけど普通に面白かったし、テンポ良かったからすごい読みやすかったな。
 基本自分は自キャラを溺愛しているので、こうして好きな子たちがわいわいやってるのは見てても楽しいね。一生わいわいやっててほしい。また何かこの二人の話書きたいな~と思いつつ、この二人の話書くときは結構頭使うから嫌なんだよな~ってのもある。素直だね。


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