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2015年(平成27年) 生命保険講座「資産の運用」過去問解説


問題1

(1)生命保険会社と資産運用機能について
① セ:保障
② ケ:貯蓄
③ イ:金融仲介
④ チ:平準保険料
⑤ サ:予定利率
⑥ ク:利差配当
⑦ コ:金融・資本
⑧ ソ:区分経理
⑨ エ:資産と負債
⑩ キ:ALM(Asset Liability Management)

(2)貸付実務における融資審査について
⑪ カ:貸借対照表
⑫ ス:流動性
⑬ ツ:償還
⑭ イ:損益計算書
⑮ コ:質的
⑯ テ:信用
⑰ サ:200%
⑱ オ:自己資本
⑲ ト:固定資産
⑳ チ:他人資本


問題2

(1) 生保資金と運用原則について
ア:×
⇒流動性の原則についての説明が不十分で現状に即していない。バブル崩壊後は、新契約の減少、解約の増加の可能性から、一転して流動性への考慮が必要となった。
(正)生保資金の大部分を占める保険料積立金は、長期的、性格がきわめて強く、また同時に、保険料が安定的に絶えず流入してくることから、流動性の原則を考慮する必要はないとされてきたが、景気の低迷による新契約の減少、解約請求の増加の可能性を考慮すると、流動性への考慮はこれまで以上に必要となってきている。
イ:○
ウ:×
⇒積極的回避策ではなく、その他のリスク回避手段。
(正)安全性を確保するために、いかにしてリスク(危険)を回避するかが問題となる。投資リスクを回避する策として、積極的回避策、分散投資政策、緩和政策の 3 つが知られているが、デリバティブを活用したヘッジ取引は、その他のリスク回避手段に該当する。

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