①憲法と日本国憲法の基本原理

憲法=国家の基本法、最高法規である

最高法規…国の決まりの上位!憲法に反する決まりは認められない。

これは、国家に対して向けられている
なんの為にあるかというと、①国家は強い権力を持っているためそれを抑制するため②人権保証のため→だから最高法規!

日本国憲法の基本原理
平和主義、国民主権、基本的人権の尊重

国民主権とは、国政の最終意思決定は国民である。
つまり、日本のこれからを決めるのは私達国民である。
(かつての日本は‥大日本帝国。主権は天皇であった。)

天皇は日本国のシンボル!象徴である。平和のハト的な!
お仕事としては、国事行為のみである。国事行為をするのにも、内閣の助言と承認が必要。天皇はあくまでも、国を動かすことはできない。自由の女神的な!

平和主義とは
戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認(国が戦争をする権利の否定)

自衛隊は、オッケー!違反ではない。国の自衛のための戦力は認められている。国を守る自衛以上が戦力になる。

3基本的人権の尊重
侵すことのできない永久の権利
→何でもしていいわけではない。公共の福祉による制約あり
【人権相互の矛盾衝突を調整するための実質的公平の原理】→人権の衝突を防ぐ


大日本帝国憲法と日本国憲法の違い
大日本帝国憲法
基本的人権の尊重→欽定きんてい、硬性、成文セイブン
主権者→天皇
天皇→主権者
国会→天皇の協賛機関
内閣→規定なし
裁判所→違憲審査権なし、特別裁判所あり
権利→法律の留保(人々の権利は守られない、侵されても何も言えない)
義務→納税、兵役
地方自治→規定なし

特別裁判所とは、普通の裁判所ではない。終審として裁判。二審など、ない。一回きり!
違憲審査権とは、法律を作ったときなど憲法に違反しているかなど、審査する権利なし。
成分は、文章になっていること。
不文は文章になっていないこと。イギリスなど。判例や習慣などすべてを含めて憲法

日本国憲法
基本的性格→民定、硬性、成文
主権者→国民
象徴→天皇
国会→国権の最高機関(偉いわけではなく、国民から選挙で選ばれた重要な人々)
内閣→国会に対して連帯して責任を負う【議院内閣制】内閣は国会から選ばれた、だから責任がある
権利→永久不可侵
義務→納税、勤労、普通教育
地方自治→規定あり

憲法改正手続き

スタートは、国会による発議
条件【各議員衆議院参議院、総議員の3分の2以上の賛成】
(衆議院の優越なし)

国民の過半数の賛成

天皇による公布
国民の名で直ちに!