生成AIの弊害で思考力が低下する?義務教育で使い方を教えないとやばい。

生成AIの弊害については、多くの人が懸念していると思う。
私もその一人だ。
「自分で考えて、自分で行動する」という能力は仕事でも、日常生活でも非常に重要と考えている。

Google検索がなかった頃は、知識は様々な書籍で調べて、記憶することが重要だったはず。現代においては、Google検索で情報が得られるので、記憶することの重要性が薄れ、結果として人の「記憶力」が低下したのではないか、と推測している。

私自身も、細かいことは検索すればよいので覚えなくても良い、本質だけ理解できていればOK、という考え方になっている。

「記憶力」の低下もよくないが、「思考力」の低下はやばくないか?

何かわからないことがあった時に、自分で考える前に、生成AIに聞いてみよう。ということが常識になってしまうと、自分で考える習慣が身につかない。
現在は、生成AIも結構間違った答えを出してくるので、その検証のために自分で考えざるを得ないが、今後、回答の精度が上がってくると、「自分よりも生成AIの方が正しい」と考えてしまう人も多くなって、自分で考えることを放棄してしまうのでは。

そして、思考力を失った状態で、生成AIでは解決できない問題が起こったら、どうするのか?

つまり、義務教育の段階で、生成AIの使い方について学ばせることが重要だ。自分自身で考える思考訓練をして、生成AIの答えに振り回されないようにする必要がある。
ひろゆきの名言から借用すると「嘘を見抜けない人はネットを使えない」ということだと思う。強力なツールは、使い方によっては凶器にもなる。しっかりと、使い方を学んだ上で活用できるよう、注意していきたいと思う。


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