eBASEBALL ペナントレース時のTTO率(通称アダムダン率)を調べてみた

とうとう明日はeBASEBALLの最終戦 SMBC e日本シリーズが開催ですね。
その前に、eBASEBALLにも現実の野球のようにセイバーメトリクスの要素を取り入れてみたらどうなるか?と思い、eBASEBALLのサイトに載っている成績やシーズン中の映像よりデータを取ってみました。
なお文章や表にて敬称を略させていただきます。 予めご了承ください
(表中 チーム氏名の黄色地太字はe日シリ出場 数値の黄色地太字はプロリーグ最上位)


まずは分かりやすそうな、ヒットのうち何割がホームランだったか? の表です。

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プロリーグ平均では18.2%(5.5安打に1本がホームラン)でしたが、トップのイーグルスの三輪は2.6安打に1本がホームランの39.1%。 狙い球を仕留める能力が高いということかもしれません。

続きまして、打数(打ちに行った結果)のうち何割がホームランになったかという表です。

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リーグ平均では4.6%(21.7打数に1本がホームラン)でしたが、トップのジャイアンツの舘野は8.1打数に1本がホームランの12.2%。
e日本シリーズでは1人3イニング 最低でも9打席回るので、すべての打席で打ちに行けば1試合で1本はホームランが見られるかもしれません。


最後に表題の通りTTO率(通称アダムダン率)の表です。
その前にTTO率とは

これは「Three True Outcome」の頭文字をとったもので、日本語に無理やり翻訳するなら「3つの純粋な打席結果」といったところだろうか
本塁打、四球、三振、すなわちセイバーメトリクスにおいて運に左右されにくい、その選手の真の実力をより反映しやすいと言われている指標

引用元:スラッガーの証「TTO率」の高い打者は誰?
http://www.baseball-lab.jp/column/entry/290/
という数値で、計算式は「TTO率=(本塁打+三振+四球)/打席数」で表されます。
ホームランか三振かみたいなバッターや、ホームランも打ちに行けるけど選球眼もいいという選手の指標といえると思います。

画像3

ジャイアンツの舘野・マリーンズの町田・ライオンズの緒方などはホームランも打てるけど選球眼もいいというタイプ
ライオンズの大上やタイガースの宇佐川は上位ながら三振の数が目立ってしまってますが、これはもともと略称のMLBのアダム・ダンが当たればホームランだけど、三振や四死球が多かったという指標らしさが出てるのかもしれません。(詳しくはアダム・ダンで調べてみてください)
なお 2019年のNPBにおいて、このTTO率のトップはイーグルスのブラッシュの51.4%で、セリーグのトップはスワローズの村上で49.6%だったそうです。
nf3 -Baseball Data House - より http://nf3.sakura.ne.jp/index.html

このTTO率の違いはNPBに比べeBASEBALLにおいて、三振や四死球が少ないからと思われます。 ゲームという特性上、バットがボールに当たらないと面白さが減ってしまうことから、現実よりボールにコンタクトしやすいのがあるかもしれませんね。


というわけで、eBASEBALLにおいてセイバーメトリクスの要素を入れてみたらどうなるか?をTTO率という指標を用いてデータの整理をしてみました。
数字は苦手だなと思う方でも「TTO率」「アダム・ダン」という言葉でも覚えてもらえればと思います。

最後に明日(1/25)は、eBASEBALLの最終戦 SMBC e日本シリーズです。
今シーズン最後のeBASEBALLをパブリックビューイングや配信でぜひご覧ください。
eBASEBALL プロリーグ SMBC e日本シリーズ
https://e-baseball.konami.net/pawa_proleague/schedule/nippon/

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