DLC備忘録~ラインの章~第4話:衝突

突然にして物騒なタイトルとなってしまったが、自由気ままなサークルであるDLCでも互いの信条が譲れなくなる場面がいくつか存在した。

この回では私達が1回生の時に遭遇した衝突のお話である。

いざこざ

さて、楽しくDLCでの生活を過ごすこと数ヶ月。

気づけば肌寒くもなり、季節は秋真っ只中。

当時DLCは学園祭で、アニクラ・振りコピの2つを企画しており、私は当時アニクラには参加しなかったが、アニクラ・振りコピ共には同期の友人達が出演するということもあり、期待に胸を膨らませ、応援をしていた。

アニクラの出演メンバー、振りコピのメンバー、各人それぞれが練習を重ねていく中、ある事件が起きた。

「起きた」と言うよりは「起きたことを察した」と言うべきであろう。

細かな内容は少し省くが、振りコピ側のメンバー同士でいざこざが発生したかと予測できるツイートが出回り始めた。(それもかなり露骨)

そして、数日後、振りコピのメンバーの1人が「辞退します」と発言。

当時1回生である私は友人たちと集まった際にその旨のツイート内容を見てしまった為、非常に不安な気持ちになったことを覚えている。

それと同時に、抜けたメンバーの方が当時そこそこ私達1回生組との絡みが多かった為、(無責任すぎやしないか……?)と思ってしまったのも事実である。(この事件が起きたのは本番1ヶ月は切っている状態であった為)

だが、私は当時の揉めた原因も詳しく存じ上げない為、誰が悪いという部分については言及はしない。(ただ学祭終わりに冷やかしみたいな発言する為に再浮上してきたのだけは少しまだ腑に落ちないが……)

過去のいざこざを機に…

もちろん、この件以外でもいざこざはいくつかあったのだが、今でこそ笑って思い返せるが、学祭前のこの一件は非常に大きく心に突き刺さっていて、時々思い返しては自戒している。

私の経歴として、中高時代吹奏楽部であることはご存知の方もいらっしゃると思うが、吹奏楽部でも部員のいざこざがあったりすることは多く、こうした揉め事というのは何度経験してもメンタルが激弱な私は慣れなかった。

現在は、気づいたらアニクラに行ってる、何か叫んでる、オタ芸してる、メスガキに欲情してる、どうしようもないレッテルを貼られがちなOBとなっている私であるが、こうした経験があったことにより上回生(3~4回生時期)時代に特に気をつけていたことがある。

それが「上回生同士の揉め事を下に波及させない」ということ。

自分が現場を見てしまった為、非常に不安となった経験があったからこそ、私は、上回生同士の揉め事は余程のことが無い限り後輩達に波及させない(目に触れさせない)ように努めていた。(そこまで大きな揉め事はなかったが……)

今でこそアニクラでのオーガナイザーとして、表に立つことの増えた私ではあるが、大学時代は影で何とかしようと努めていた。(つもりである)

この事実を振り返ると当時、私達がサークル運営の中心を任された時代に最悪矢面となる立場である会長・副会長となって、みんなを引っ張っていってくれたSしゅん、Kーピーを私は今でも尊敬している。

少し暗い話にはなったが、次回は学祭当日に私がアニクラの世界に初めて私が飛び込んだお話……。

To be continued....




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