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ジョーカツ戦線異状あり


「社会課題を解決する仕事がしたい」
「SDGsを知っている」
「社会に貢献できる仕事がしたい」
「誰かのためになるような仕事をしたい」
この言葉は就活生の発言か?改めて確認するが、これは地方新卒採用イベント「ジョーカツ」に参加している学生から聞こえてくる「就活観」を聞いた時の言葉です。新卒採用をスタートして4年が経過し、こんなコメントが大学生から返ってくるとは思っていませんでした。大学生が行う就職活動のイメージと言えば、
「知っている会社=良い会社」
「大きな会社=安心」
「何がやりたいか?よりも有名な会社に所属している価値が大事」
など根拠の無い学生目線で物事を判断している人が多いと思っていましたが、ジョーカツで出会う学生の中には、「自分の意思で社会課題を解決したい!」と意思表示してくる学生がいるのです。社会の課題を真剣に考え、ビジネスの力で解決しようとする私達にとってこんなに嬉しい言葉はありません。ジョーカツで出会う学生に力を貰うことが多くなりました。


「リサイクルを通じて社会の仕組みを変える」


パーツワンは「リサイクルを通じて社会の仕組みを変える」ことをテーマに新しい価値を追求するベンチャー企業です。社会課題は産業革命以降の急速な人口増加と工業化により地球規模、国家間での取り組むべき問題としてクローズアップされています。近年はSDGsに代表される環境問題や社会問題を授業で取り上げる大学も増えたため社会的認知が広がっています。
その一方、社会課題と言う壮大なテーマのため決定的有効打や短期的アプローチが無いことも事実として受け入れなければなりません。社会課題解決の道はアプローチが長いため「仕事としてイメージができない」「社会課題解決はボランティアやNPO組織がやること」と固定概念に縛られている学生が多いのも事実です。

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気候変動や海洋プラスチック問題、地球温暖化や貧困問題、格差問題など多数の社会課題がある中で、環境負荷低減については議論を交わす段階が終わり、企業、個人も取り組むべき問題として身近になっています。例えば自動車メーカーは排気ガスの出にくい車を作る。消費者に訴えるときは「排気ガスが出にくい」ではなく、「燃費が良い」と言って販売しています。また「キットカット」を販売しているネスレはビニール素材を一部やめ、紙の素材に変更して商品を販売しています。今後の社会は元に戻すことの出来ない物は作らないよう努力することが求められ、責任を負わない企業は世間からバッシングを受ける時代に入ります。


パーツワンは社会課題解決をするために
①社会課題
②地域課題
③会社課題
④個人課題
4つをビジネスとして繋げ利益を追求しながら社会課題を解決するためのアプローチを行って行きます。今までの取り組みは社会課題と会社課題が連動することがなかったため社会課題を解決するための行動は寄付やボランティアに代表される慈善活動のイメージがありました。パーツワンは企業として利益追求から目をそらさず企業成長を目指します。利益は投資に回すことができるため、企業として新しいアプローチを試したり新たなメンバーを集めたり効率的に新しい取り組みを試す源泉となります。

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製品寿命をリサイクルで解決する
世界中を走る自動車は13億台とも言われており今後も増加し続けることが予測されます。自動車は最新のテクノロジーやデザイン、機能性や販売台数ばかりに目が行きがちですが、「不要になった時どのようにするのか?」は誰も議論の議題に挙げることがありません。製品の寿命が来れば必ずいらなくなる時が来る。これは工業製品の宿命です。誰かが不要になったものを責任持って解決することが求められる時代に突入しました。理想は社会全体で不要になった物をリサイクルする仕組みが必要なのです。パーツワンは当事者としてポジティブにこの問題を正面から受け止め、積極的に解決の糸口を作ろうとする創造的集団です。


新卒採用を通して新しいメンバーとの出会いに期待する!
新卒採用活動を本格化させた2018年よりパーツワンは株式会社ナイモノが提供するサービス「ジョーカツ」に参画しています。多くの地方学生と出会う機会を提供してくれる「ジョーカツ」は「社会課題解決」をテーマとするパーツワンにとって有力な新卒採用の入り口です。2014年のインターンシップを導入して以来、全てのメンバーが新卒でパーツワンに入社し、若いメンバーで新しいことにチャレンジする社風を作り上げ、自分たちが乗る船を鍛えてきました。ここから大きな旅が始まります。


就活生に期待すること
就職活動を通して多くの学生がたくさんの企業や社会人と出会うと思います。自分の知らなかったことの多さに戸惑ったり、情報が多すぎて自分では処理ができなくなってしまったり、自分は何がやりたいんだろうと疑問を持ったまま解決の糸口が見えなくなってしまったり、今の悩みから早く解放されたい!と安易な答えが自分に向いていると思い込みたくなったり、様々な感情や考えが自分の中に溢れ整理がつかなくなることがあると思います。

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「答えは自分の中にある」と思っていても簡単には見つからないです。でも自分を信じて欲しい。今の自分の価値感だけで決めるのではなく、5年後や10年後の自分のためにも精一杯悩み、考え、行動することが自分の成長につながり、追い求める自分像に繋がる第一歩だと忘れないで欲しい。人が成長するときは「悩み続け、その問題を真剣に解決しようと考え続けたとき」です。まさに悩みとは成長するための種と言ってもいいと思います。
知らないことの多さを悲観するよりも知ろうとするチャレンジ精神を持とう。


安易な「適正」と言う言葉に惑わされないようにしよう。
今の自分にできそうなことを選択することは自分の可能性に蓋をしてしまっていることに気づこう。


世間や知らない他人に同調し自分らしさを自ら放棄するよりも、自分らしさを追求することが自分の道を切り拓くことだと理解しよう。
自分の中の働く意義(マイルール)を見つけ、見つけた自分を信じて行動しよう。

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【ライター】
長倉達也 株式会社パーツワン代表取締役
東京都町田市出身。大手総合商社を退社後、社会のためにできる仕事を創るために起業する。長い歴史のある自動車リサイクル業界にITやマーケティングを駆使して新しい産業創出に挑む。
著書に 熱狂できる仕事と出会う「逆選考」就活ガイド がある。