【イヤイヤ期との上手な付き合い方】「まだ遊んでいたい!」に対する魔法の声かけ
春はすぐそこ!
家族でお出かけが気持ちいい季節がやってきますね。
我が家はお出かけの季節でなくとも、休日は少し離れた公園へ遊びに行くことが多いです。
ですが、楽しく遊んでいざ帰る時間になると、必ずと言っていいほど「イヤ!帰らない!まだ遊んでいたい!」と逃げ回る子どもたち。
我が家も以前は毎回帰宅するまでとても時間がかかっていました。
同じように「お出かけ先から帰るまでがとっても大変…」と頭を悩ませているママやパパも 多いのではないでしょうか。
今回は、そんな時に子どもが「帰ろう」と思えるような声かけのコツをお伝えしたいと思い ます。
なぜ「まだ遊んでいたい!」と言うの?
子どもと接するときにまず知っていてほしいのは、【子どもは時間軸が曖昧】であるという 事です。
子どもは昨日のことでも、1週間前のことでも、過去のことをすべて「さっき」や「昨日」 などと言ったりしませんか?
3歳ごろから「いつ、どこで、何をしたか」といった、時と場所に関する記憶が作られ始め ますが、細かい時間軸の認識がまだできていません。
この頃の子どもたちにとっては「今」がすべてで、「今」より過去か、「今」より未来かとい った、大まかな時間感覚しかありません。
子どもが時間軸に沿って過去・現在・未来を整理して話をしたり、先を見通した行動できる ようになるのは、大体6歳ごろからです。
そのため、大人のように「お昼ご飯の時間だから帰ろう」などと言った先の予定に合わせた 行動がまだできません。
まずはママやパパがこのことを頭に入れておくだけでも、子どものマイペースな「まだ遊ん でいたい」という気持ちを受け止められるようになるかもしれませんね。
また、子どもと接する時には大人が約束を守ることを意識しましょう。
イヤイヤ期の時期の子どもは、まだ時間軸が曖昧だという話をしましたが、そのために時間 を守るという意味を理解していません。 なので、大人が子どもにどう振る舞えばいいのかというお手本を見せる必要があります。 大人が約束の時間にきちんと帰ることで、子どもも少しずつ時間の感覚、約束を守る事の大 切さを理解していきます。
また、どうしても大人の都合で約束の時間に帰ることができなくなった時には、「もう少し いてもいいかな。」などと、子どもときちんと交渉をすることが大切です。
相手が子どもだからと大人の都合だけで行動をせず、子どもも1人の人間として意見を尊重しながら交渉をしましょう。
「魔法の声かけ」を実践してみよう
それでは、実際にどのような声かけをするのが効果的でしょうか。
これまでの内容を意識して、実践してみてほしいおすすめの声かけの具体例をご紹介します。
・「この長い針が一番上まできたら帰ろう」
まずは遊び始める前にアナログ時計を利用し、子どもが目で見てすぐにわかるような声の かけ方をして、帰る時間の約束をしましょう。
また、帰る時間になるまでに「針が11まで来たよ。上の方に来たよ。」「あと 10 分で帰る よ」などと小まめに声をかけることも大切です。
突然「帰る時間だよ!」と言われても、子どもは遊びに夢中なので心の準備ができていません。
親が少しずつ帰る時間が近づいている事を知らせることで、子どもは時間の経過を意識で きてきて、「帰る時間になったんだ」と子どもが自分で納得して行動ができるようになって いきます。
・「おうちでおいしいカレーを食べよう!」
ただ大人が「おうちに帰ろう」と言っただけでは、時間軸が曖昧な子どもたちは、このままではお腹が空いてしまうとも考えずに、今やりたいことを優先するので、「ヤダ!」と返さ れてしまう事が多いです。
次の行動が楽しみになるような声かけをすることで、子どもがうまく気持ちを切り替える ことができるかもしれません。
カレーの部分はお子さんの好きな食べ物に変えてくださいね。
また、「お家でブロックの車を作ろう」など、好きなお家遊びに変えても良いですね。
ここまでは、時間軸が曖昧な子どもに対して実践してみてほしい声かけの方法を、2つお伝 えしました。
それでもうまくいかない時は?
時間軸を意識した声かけをしてみたけど、やっぱり「イヤ!」と言われて、うまくいかなかった…ということもあると思います。
そんな時には時間軸から視点を変えて、親が子どもの気持ちに寄り添いながら、子ども自身 が切り替えをうまくできるような、親子で楽しく帰るための声かけの例をいくつかお伝えします。
・「最後に何がしたい?」
まだ子供にやりたい遊びがあったら、親は「いいよ!」とその気持ちを受け止め、具体的な 条件を付けてから帰ることを伝えてみてください。
例えば、「ブランコがしたい。」と言ったら「いいよ、じゃあブランコに乗って10数えたら 帰ろう。」など、その時の状況に合わせてくださいね。
子どもは「まだ遊びたい!」という気持ちをママやパパに受け入れてもらえたことで、満足 して自分から「帰る!」という気持ちになります。
・「あれ?どこから帰れるんだっけ?」
子どもがなかなか楽しい時間を終わらせることができない時には、親が役割を与えて、子ど もの気持ちを切り替える手助けをするというのも有効です。
親がわざと公園の出口やお家がわからないふりをして、子どもに「案内役」という役割を与 えることで、「知ってるよ!」と子どもは自信たっぷりに案内してくれます。
・「赤いものどーこだ!」
子どもの「もっと遊んでいたい」という気持ちを受け止め、次の行動が楽しくなるように、 帰り道まで遊びに変えてしまいましょう。
まずは公園内で「赤いもの」を探してから、徐々に帰り道に向かって、「あの道にはあるかな?」などと促していくと、子どもは楽しみながら帰宅することができます。
まとめ
今回は、「まだ遊んでいたい!」という子どもへの声かけのポイントを具体的な例を用いてお伝えしました。
実際に使えそうな声かけはあったでしょうか。
中にはなかなか一筋縄ではいかず、「実際にやってみたけど、うまくいかなかった。」「それ でもやっぱり泣き続けた。」などということは、もちろんあると思います。
子どもがなぜ泣いているのかを見極める必要はありますが、どんな感情も受け止めて、「や れることはやった!」と思ったなら、安全面が確保されていれば多少様子をみても大丈夫です。
「イヤ!」という気持ちを十分に出すことが、子どもの自分の意思を表現する力や自分で考え判断する力を育てます。
「泣いてもいいよ」、「怒ってもいいよ」と、おおらかな気持ちで子どもの成長を見守りなが ら、親子で楽しい時間を過ごしてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お教室でも育児の疑問やご相談がありましたら、お気軽に聞いてくださいね。
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