漫画読んだ:ブレス

タイトル:ブレス
作者:園山ゆきの

お久しぶりです。
久々の更新が映画ではなくて漫画という。
最近何故か映画を見る体力がなくて…という言い訳をずっとしている。

それはともかく聞いてほしい。

これ。
たまたまTwitterにてRTされてきたので読んだんですが、すごくよかったので話をさせてほしい。
1話試し読みのあと1巻を電子で買いました。布教用に紙でも買うと思います。

それはさておいて。

「夢を持った方がいいよ」って言われた時に、夢を描いてみるじゃないですか。

私も大なり小なり夢はあって、たまーに思い付いたらLINEに書き留めてみたり、ノートに書き留めてみたり、実現できるためには?って考えて予算を立ててみたりとかすることがある。
ただ、ここでジレンマが発生していて、じゃああなたはすぐこれができるのかといえばNOで、もちろん5〜10年後そうなれてるかと考えると現状NO。
「とてもやりたい!」って思うんだけど、熱をずっと持続させるっていうところが難しい。

なぜなら時間が経っていくと、今の現状をまざまざと思い知らされて、自分の中で言い訳を並べられるような状況を作れちゃうし、夢を追い続けて叶えるのってパワーがいる。

そして何より、たぶんだけど「自分の中で夢を叶えたという成功体験」が人生の中でないので、叶えられないのが当たり前の思考に陥っているからなんだろうなと思う。

主人公の宇多川くんはメイクアップアーティストの夢はあるけど、過去モデルをやっていたときに提案しても大人に「そんなんしなくていいんだよ」って言われたりSNSで「モデルだけでもすごい」って言われたり、さらには身近にモデルもメイクアップアーティストもこなす大人がいて、尚更「才能がない」と思い、一旦は諦めたものの、捨てきれずに臆病になったまま燻っている子。

そんな子が文化祭をきっかけに夢をまた追いかけ始めるという話なんだけど、1話を読んだ時にすごく「私が忘れてかけちゃってる意識だな」って思った。
今、職場と自宅の往復の毎日で、休日はお金もないから人と遊びに行くってこともできなくて何も動けてない。そうして、時間が過ぎていっててもう2022年も8月。
自分がやりたい、って思っていることを何一つ叶えられない世界線から動こうとしてないんだよね。

宇多川くんは炭崎さんの言葉のおかげで、自分がやりたいことを改めて再確認できて、叶えられるかどうかはわからないけど、少なくとも「叶えられる努力ができる」環境を手に入れて苦悩しながらも前向きに進んでいくという感じで、とても刺激的だった。

「夢を叶える」っていう動作をファンタジーにしなくていいんだなって感じたし、これを忘れちゃうと、きっと私はそのままどうしようもないまま老けてそのまま死ぬんだろうと思う。
やりたいことを再確認して、もういちど見直さないと。

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