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【精神科の疾患が“画像診断”される日が来る!?】

統合失調症が画像で診断できるようになるかもしれない…!?
という話です。

Beyond Health


統合失調症の原因

統合失調症の原因については、明確なことはまだわかっていません。
遺伝するのかなどと考えられてもいますが、まだまだ研究途上なんですね。

そんな中、なぜ統合失調症の症状が出るのかという「過程」についてはわかるようになってきています。

それは、

脳内の物質の「物流量」に
異常があるであろうという見立て


「ドーパミン説」というものですね。
人の頭の中にもともと備わっているドーパミンという物質が、統合失調症はなんらかの理由で出過ぎてしまうという説です。

ドーパミンがたくさん出てしまうことが、他の人には感じないものを感じさせてしまうなど、特異な症状を見せる原因となると言われています。


統合失調症を見分ける

今回の開発は、そのような脳内のなんらかの変化を機械で読み取る仕組みとなっているようです。
脳梗塞などの脳の疾患や、腫瘍を見つけるための作業と似ていますね。

脳の画像で診断を進めるものには、認知症もあります。
認知症は、脳の形や血流を読み取ることで罹患していることを確かめることができます。

「精神」科というくらいですから目に見えないものばかり扱う印象があるかもしれませんが、技術の進歩により“目に見える”精神疾患が増えていくのだろうか…と、感じます。


開発が画期的な理由

統合失調症の脳画像データ解析は、とても画期的なものではないかと思います。
なぜなら、このようなことができるようになるかもしれないから。

①診断をする際の参考にできる(かも)

②将来的な発症を予測できる(かも)

今まで統合失調症を診断するためには「問診」や「観察」しか方法がなかったんですね。
お医者さんが患者さんや家族に症状を聞き、その証言から症状を把握する、他の人の目撃談から当該患者の行動を予測するなどの取り組みです。

人の話だけで診断をしますから、証言が集まらなければ、症状がいつ頃からあったのか、どの程度の病状なのかということの把握が難しいものですし、精神科の疾患は症状が似たものも多いですから、病気の区別も難儀だったりします。

目に見える画像という証拠があることで、病状の見立てを確実に行う助けになるかもしれないな…そのように思うのでした。


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