【児童虐待など・一時保護のフローがちょっと変わるらしい】
児童虐待の問題では、一時保護という子どもの身の安全を守るための措置があります。
保護者の承諾が無くても、児童相談所が子どもの身柄を確保できる仕組みです。
そのフローが少し変わることになりそうなのです。
一時保護とは
虐待などにより子どもやその保護者の寝起きの場所が無くなるなど、身の安全確保が危ぶまれた際、児童相談所が子どもを預かることです。
「保護」というくらいですから、このような特徴があります。
詳細はこちらでよく理解することができます(^^)
厚生労働省
現在の一時保護
次の2点がポイントの制度になっています。
子どもの命を守る制度でもあると同時に、本人や保護者の意思に背くことができる制度でもありますので、情報をよく集め、安全を確保し、保護者や子どもへの説明など、細かい規定が設定されています。
一時保護は延長ができるのですが、その際の規定も厚生労働省から明示されています。
一時保護の改定ポイント
今回、一時保護が改定されるポイントは、上の流れに「司法審査」が加わる点です。
司法審査なんて言葉、聞いたことない。
と、思って調べました。
要するに「事案には法的根拠があるよ」と、司法のバックアップをもらう試みなのだと解釈。
一時保護は、前述の通り児童相談所が独自に行うことができる制度です。
保護者や児童本人の了承を得ないことも多いでしょうから、児童相談所と当事者間で揉めることも茶飯事だったと思います。
そこで、法的な支えを得る過程をつくり、「一時保護には法的保障があって、正当な行為でなのだよ」と表明できるようにしたのでしょう。
「一時保護状」というものを裁判所に請求することで、司法審査を踏んだ証明ができます。
この制度改革の背景は、こちらの記事がよくわかるなぁと思いましたのでご紹介です(^^)
児童虐待の通報は誰でもできる
最後に、ワタシたちが日常でできる児童虐待対応について書いて終わります。
この番号ご存知ですか。
日常生活の中で児童虐待と思しきものを見かけた際、ここに電話をします。
通話料無料ですから、110や119と同じ感覚で使えますね。
児童虐待は「かもしれない」段階で通報して良いもの。
間違いであったら、それはそれでイイんです。
思いがけず通報されてしまう人もいますが、危機感の持ち方は人によって違うでしょうから、そういうエラーも起こるものなのだろうと思います。
虐待通報は高齢者も障害者もありますから、良い社会づくりのため気にせず通報で良いのだと思うのでした。
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