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【行政の使い方 後編】

相談者から、行政で困ったこととして、こんなことをたびたび言われるんです。

・たらい回しにされて結局どこに行けばいいのかわからなかった
・「ここじゃ無い」と言われて、それきり…
・あちらこちら回って、問題が解決しなかった

行政の人も悪気があってやったことではないでしょうけど、困っている側にすれば時間も気力も削られる中、疲れるんですよね。
なぜ、そんな疲労を感じることになってしまうのでしょう…


行政のはたらき

行政で働く人の役割は、自分の担当業務を貫徹すること。
住民サービス、虐待、インフラetcetc..市民が必要な環境に関する業務を粛々と進めてくれます。
このおかげで、私たちは水も交通も問題無く使えますし、公営の施設や図書館を無料で利用できたりします。

一方、行政はサービス業ではないので、先に踏み込んだ配慮は欠けるかもしれない。
例えば、病院であれば病気を治すことが主目的なので、自分の診療科で手に負えなければ「〇〇科へ行ってください」と言われます。
例えば、ショッピングモールで子ども服を買おうとしてレディースショップに入ってしまったら、「◯階に子ども服がありますよ」と、店員さんが教えてくれますよね。

多くはそんな横つながりが苦手な様子が見られます。
行政によってもカラーが全く異なるので一概には言えないんですけどね。


だからコツが必要

シゴトで行政と関わる人たちは体感的にツボを押さえているでしょうけど、そうでない限りは少しコツを知っておくと良いと思います。

まずは、上のような特徴があるということを頭に入れておくこと。何も知らずに「思てたんとちゃう」と驚くより「想定内だ」と捉えた方が楽だと思うんです。

そして、迷わず役所の総合受付に行くことですね。

「○○という制度のことを聞きたいけど、どこに行けばいいですか」
「高齢者の親が施設で虐待受けている印象があるんですが、窓口はどこですか」
「精神科に通うようになったんですけど、そういう関連の話はどこで聞けますか」

など、具体的にやりたいことを総合受付で聞いちゃいましょう。
受付の人は行き先を案内することがお仕事ですから、一人で動いて疲れるよりはお勧めできると思います。

こういうことを書くと「行政をディスってる」とか言う人もいると思いますが笑、官民の視点の違いを民の視点からまとめたので、偏った印象に映るのだと思います。


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