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【地域産業保健センターとは…調べてみました】

地域産業保健センターって、ご存知ですか?
ワタシは産業保健業界で働いておきながら、なんのことかさっぱり…という立場でした。ww

…ので、地域産業保健センター、その役割について調べてみました。



小さな会社の味方

従業員が50人未満の小規模事業場が利用できる機関です。
この場合の従業員とは「常時雇用している人」のこと。
つまり、週1であっても定期的に働きに来てもらっている人はカウントするということですね。

そんな従業員が50人に満たない企業は、原則的には「産業医」や「ストレスチェック」をやらなくてもokです。

とはいえ、
人数が少なくても従業員に健康障害が起こることは想定内ですから、中規模以上の企業と同様に健康管理は欠かせないもの。

そこで、従業員50人未満の小規模事業場のために、地域産業保健センターが設けられたんですね。



地域産業保健センターでできること

●産業医の面接指導やそれに近い対処をするための相談対応
● 健康診断の結果に関わることや、メンタルヘルスの相談を医者保健師が対応
●医師などが事業場を訪れ、職場巡視
● 産業保健に関する情報の提供

これらは、中規模以上の企業では義務化されている内容。
マンパワーや財力を使って有償で行うもので、産業医という医師や保健師、精神保健福祉士などを実費で雇う行程です。

費用も労力もかかる取り組みだからこそ、小規模事業場では無償で受けられるように整備されました。
一度ならずとも、内容を確認することがお得だと思います。

地域産業保健センターの参考URL載っけておきます^^



産業医の面接指導ってなに?

上でしれっと書いた「産業医の面接指導」について解説して終わりますね(^^)

産業医は、会社に派遣されるお医者さんです。
処方など一般的なお医者さんのような働きはしませんが、とは言え医師なので、従業員の不調を見つけたり、不調への対処を教えたりしてくれます。

とくに、残業時間が飛び抜けて多い人と、ストレスチェックで高ストレス者になった人。
この人たちは「産業医とお話ししてください」と、案内されます。
残業時間は体の、高ストレス者はこころの健康を大きく害するものなので、早めにお医者さんに診てもらい、ホントの病気になる前に防ぐことが好ましいものですから国として規定されました。

必要に応じて、従業員が健康に気をつけることや、会社に環境改善のためにできることの助言が受けられます。



会社のPRに使える?

メンタルヘルスケアなどの健康管理を大切にしますということを対外的にアピールするのは、結構な宣伝効果があると思います。

地域産業保健センターは、そんな下心をとっかかりにして使ってみるのもアリなんだろうな…そんなことを考えたのでした(^_^)
地域産業保健センターの詳しい話は労基署聞けるようです。


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