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【職場で取るマウントって?】

鬼滅の刃『刀鍛冶編』
やってますね。
ワタシはアニメでしかこの漫画を知らないので、ようやく鍛冶職人たちの存在を認めました。

ところで、鬼滅の刃。
様々な心理家が言っているかもしれませんが『人間理解』のために非常~~に優れた教材だと思って眺めています。笑
解離性障害やら解離性健忘、DV心理、ハラスメント、いじめ、児童虐待など話題に欠きません。

ということで、今日はこんなテーマで鬼滅の刃を拝借しようと思います。

<本日のテーマ>
会社でやりがちなマウント文化


鬼滅の刃『刀鍛冶編』で
見られる価値観

鬼滅の刃の世界は、鬼が悪であり、鬼をせん滅することが人間の最大の命題です。つまり、人類であれば鬼への想いは同じであり、めざすゴールも共有できるはず。

ところが、刀鍛冶の里では、立場によってこんなセリフが聞かれます。

刀鍛冶側
「刀を打っている我々が鬼殺隊を支えている」

鬼殺隊側
「鬼を倒す我々こそが人々を支えている」

同じ目標を持つ人間同士ですが、互いに「私が上である」という主張をしています。


マウントは鬼滅の刃
だけじゃない

鬼滅の刃に出てくる人のハナシでしょ。
そう思った方は、危険…w
この様子は『職場』そのものだと思うからです。

例えば、医療。

医師 「病気を"治す"のだから我々が最も権威がある」

看護 「患者のそばに一番いるのだから我々が患者を理解している」

ソーシャルワーカー 「我々は患者のそばにもいるし、地域連携、社会制度熟知で現場を回している」

事務 「病院の窓口として雑多な苦情やら書類やらを一手に引き受けている。専門職のやらないことを拾い上げている」

皆でマウントの取り合いっこしています。

もちろん、一般企業も。

部署A 「従業員が正しく給料をもらえるのは自分たちが奮闘しているから」

部署B 「客先に回って数字を取ってくるのは自分たちである」

部署C 「数字を取るだけ取ってきたあとの事務処理を一手に引き受けているのは私たち」

部署D 「専門職として在籍しているのだから自分たちの知識は高い」

やはり、皆でマウントの取り合いっこをしています。


『チーム組織』を
理解する人は少ない

鬼滅の刃で見た通り、刀鍛冶も鬼殺隊も、目標は同じ者たち。
職場も同様で、医療は患者を救うことが何よりもの命題ですし、会社は利益を上げることが要。

ワタシは医療・企業どちらも所属できたこともあり、どこ行っても同じマウントがあるものだと感じたのです。
とくに、医療は組織自体が専門職の塊なので自部署主張が強い印象があります。専門職の心意気が無いと人も助けられないので、矜持があるのは良いのですが…何事もバランスでしょうか。

チーム組織の概念は、どうやったら持てるのでしょう。
我が、我が、自部署が、と主張し、エライ部署はどこかということを競うのではなく、同じ目標に向かっている互いを認め合えると理想的だなぁ、と感じるのでした。


鬼滅の刃で教材を作りたい専門職
ぱれぱれでした笑