女性を取り残さない COVID-19 対策の実施を!


                                         認定NPO法人日本BPW連合会 理事長 平松昌子

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的広がりの中、この社会的影響は女性に大きな打撃を与えています。

国連のUN Womenは、この COVID-19 対策から女性を取り残さないようにと、各国政府や自治体・地域に対し、それぞれが実施するCOVID-19対策等に対するメッセージを発表しています。

日本BPW連合会は、日本で実施される様々な対策において、このメッセージに従って様々な施策が実施されることを期待し、対策本部長である安倍首相と、内閣府男女共同参画局長に対し、下記10項目の実施を求める要望書・依頼書を提出しました。


1.本感染症に関して、性別感染率や、経済的男女格差、ケア負担の差、DVや性的虐待の発生率など、ジェンダーの視点でのデータを使用した解析をすること
2.対応計画や予算財源にジェンダーの視点を組み込むこと
3.医療や介護の分野など、対応の最前線にいる女性を支援すること
4.対応策を決定する会議には、必ず女性を加えること
5.健康に関する公的情報が、すべての女性に伝えられていることを確認すること
6.女性の経済的回復力の後押しをすること
7.女性や生殖医療を含む女性と少女への基本的保健医療を護ること
8.COVID-19 感染拡大によって発生するジェンダーに基づく暴力防止とそれへの対応サービスを優先すること
9.高齢者への確実な情報提供と十分な支援体制を強化すること
10.現金支給などの経済支援策においては、世帯単位でなく個人単位で支援すること

安倍総理大臣に対する要望書  http://bpw-japan.jp/japanese/dl/covid19yobo.pdf
内閣府男女共同参画局宛依頼書 http://bpw-japan.jp/japanese/dl/covid19irai.pdf
UN Womenのメッセージ(仮訳) http://bpw-japan.jp/japanese/dl/covid19unw.pdf

認定NPO法人日本BPW連合会 office@bpw-japan.jp

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