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人が本当に自由になるために必要なのは〇〇だった。

⚠️ネタバレ注意⚠️

インプットしたものをアウトプットするために
私がこの書籍を読んだ感想を書きます。

私にとって刺さった部分や実践していきたい部分をまとめました。

①【世界はシンプルだということ】

これはこの本を読んだことない方もどこかで
聞いたことがあるかもしれません。

わたしもそう思ってました。

でも世界がシンプルに見えないときも生きているとあるんですよね。

この世界に生きるのが辛い、生きることは大変だと思うのは何でだろう?という問いの答えが書いていました。

『自分が世界を複雑なものとしてみてる』

それがアドラーの論理です。

生きてる時間や場所が同じでも人間一人一人がみている世界は実は全く違うということを改めて知りました。

②【原因論の住人である限り一歩も前に進めない】

これも強く納得しました。

例えば、大学を出てない、家庭環境が悪い、お金がない、時間がないと言った何かしらのハンデがあったとすると

何かが出来なかったときに
できない理由を探す人は一歩も前に進めないということです。

自分が仕事が見つからないのは大学を出ていないからだ。

自分が結婚できないのは、家庭環境が悪いからだ。

自分が海外に行けないのはお金と時間がないからだ。

といったように何かができない理由を何かのせいにしてトラウマかのように結びつけてしまう人は成長できないということです。

原因論の世界に生き続けてしまうと
できない理由ばかり探してしまいそれが目的になりお金と時間がないせいで自分は海外に行けないんだと自分で自分を納得させてしまい諦めの世界に自ら誘導してしまうのです。

よって原因論の住人にならないためには
何かや誰か、環境のせいにしない
出来ない理由を探さない
過去のトラウマにしがみつかない

この章を読んで私は、過去なんて関係ないんだとスッと心が楽になりました。

③【幸せになる勇気を持つ】

不幸でいる人は自分が不幸でいることを決めているのだそう。

不幸自慢する人もいますが、不幸を武器に戦っていても結局は不幸の自分から何も変わることはできません。

自らの不幸を『特別』であるための武器として使っている限り、その人は永遠に不幸を必要とするという言葉がありました。

たしかに、人にはストーリーが必要であり貧乏で不幸だった経験がある人、悲惨な人生を歩んできた人たちは成功しやすいし共感も呼びやすいです。

ですが自らの不幸を特別と化し、使用しないと共感を得られないのであれば不幸を永遠にネタにしないといけない人生になりますよね。

それって本当に共感や成功と呼ぶのだろうか?

幸せになることに必要なのは勇気らしい。
ほんのちょっとの勇気を持てる人は幸せになる覚悟ができている人だと思います。

不幸自慢をしなくても幸せになれる勇気を持てたらいいですよね。


④【自慢する人は劣等感を感じてる】

自分がすごいということを見せびらかしたい人は劣等感が強いのだそう。

自分は凄いんだと威張れば威張るほど
実はコンプレックスがあり
人と比べてばかりの人生で
認めて欲しいという思いが溢れんばかりに
自分のことばかり話してくる。

自慢というのは劣等感の現れ。

これに関しては自分ももしかしたら意識的にしてしまってるときがあったかもしれないと思い
劣等感や人に負けたくない気持ちというのが
そのときは強く出てたんだなあと納得しました。

⑤【本当の愛とは何か?】

アドラー心理学では本当の愛とは
『この人と一緒にいるととても自由に振る舞える』と思えることだそうです。

要するに愛とは自由でいられること。
または相手を自由にさせてあげること。

束縛し合う恋愛は長続きしません。

本当に相手を愛してるなら相手の思うように自由にさせてあげること。それが本当の愛だそうです。

ここもこの本に出てくる重要なポイントの
自分の課題と他者の課題をしっかり分けて考えるというところが関わってきます。

極論をいうと、相手が浮気したとしても
それは相手の課題だということです。
そこに自分が介入するのは違うのです。
こういうセンシティブな部分で介入するなというのは非常に難しい話ですがアドラー心理学では課題の線引きの仕方がはっきりしているので
とてもわかりやすいです。

例え恋人だとしても、恋人の課題と自分の課題は全く違ってそこに介入してはいけないし
したところで他人は変えられない。
浮気する人をしない人に変わるかどうかは相手の課題であって自分の課題ではない。
それならば、自分の課題である浮気をしない人と付き合いたいならそういう人を探すしかないという考え方になります。

極論すぎて感情論がどうしても入ってきますが
課題の分け方というのはこういうことなのかなと思います。

⑥【嫌われる勇気】


人が本当に自由になるには
『嫌われる勇気が必要』ということです。

自由になるには自分の道を生きることで
周りの目を気にせずに生きること。

自由に見える人たちってネットでもアンチが多いですよね。
それって羨ましいからなんだなと改めて思えました。

みんな本当は自由に生きたいのに誰かに嫌われることがこわくてそんな風に振る舞えない。
言いたいことを言って、やりたいように行動してる人はこの世界にそんなに多くないということ。

嫌われる=自由という証

難しい解釈かもしれませんが本をしっかり読み進めていくと納得できます。

私もアンチメッセージを受けたことが
ありましたし初めて来たときはすごく
傷つきました。

だけどそれは私が自由に生きてるという証なのかと思うと有り難く思いました。

私はこれからも自由に生きると決めてるし
誰になんと言われようと
自分の課題をこなしていきます。

そしてなによりアンチの人が私のことを
嫌いだと思うことは
私の課題ではないということにも気付けました。

人からどう思われてるかということは
その人の課題であって
自分の考える部分ではないということです。

その割り切りができるとすごく楽ですよね。

本当に心から自由になるために必要なのは
他者から嫌われる勇気ということ。

⑦【能力ではなく、勇気を持つ】

能力も必要。だけどそれよりも必要なのは
勇気だとわたしも思います。

能力は勉強や経験でいくらでも身につくけれど

勇気というのはなかなか持てない人が
多い印象が強いです。

行動する勇気、言いたいことを言う勇気。
それを邪魔する原因はほとんどが
対人関係にあると言います。

先程の嫌われる勇気に関わってきます。

誰かに何か言われたらどうしよう。
みんなはどう思うかな?

この気持ちが自由を阻害します。

生き方には2種類しかなくて
他人の人生を生きる(誰かに言われた通りに生きる)
自分の人生を生きる(自分の意志で生きる)

この二つです。

生きてる上で少し勇気を持つだけで
人生も変わってくると思います。

結婚しなくてもいいと思える勇気

子供がいない人生もいいと思える勇気

みんながしてることが出来ていなくても自分は幸せだと思える勇気。

そうやって自分の課題をゆっくりこなしていくことだけでも十分、前に進めるのです。

自分の課題に対して勇気を持つことで
自分の見える世界は変わるということが
アドラー心理学ではよくわかります。

生きてる人間全てに当てはまると思える本でした。

『嫌われる勇気』

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