いきなりWEB分析を任された新卒がなんとかレポートを作ってみたの巻~抑えたポイント3つ~

「今期のこのページの成長率を測りたいから効果測定レポート作って!」

期末といえば必要な効果測定レポートですが最近初めて作成してやっとこさ終わりましたのでまとめてみました。
大学でマーケティングのゼミに入っていて論文作成経験はあるものの、調査部分はほぼ他のメンバーにお任せしていたレポートど素人が抑えたポイント3つを書き留めました。
書いたもの100%できたわけではないので「抑えた」というよりかは「抑えたかった、抑えたほうがいい」という表現が正しいですが、次回がんばろうという自戒の念も込めて。

超ド素人がレポートづくりでやってみたこと3点

1 レポートの目的を明確に、骨子を作成

以下の項目で骨子を作ってから始めてみました。(骨子の内容は上司の受け売りです)
埋めてみて、担当者全員で認識を確認しましょう。目的で少しでもズレがあると進めていくうちにどんどんずれの認識が大きくなって手戻りの可能性が高くなります。

①レポート振り返りの目的
②今期行った施策とその狙い
③施策ごとに ①ページの質、②運用にかけた工数 の2つの観点 で
 ・1文で表すと、どうあれば成功であったか?
 ・上記は分析の観点で行くと
  ーどの期間内で
  ーどの指標が
  ーどのような推移(減少傾向or増加傾向)
 でどうあれば成功であったか?
④施策ごとに抱えていた課題
⑤すべてをふまえ今後のアクション

2 指標の取得方法、計算方法の認識を合わせる

CTR=クリック数÷表示回数 など式は決まっているものの、
どこの表示回数で割るべき?が調査項目によって異なります。
チーム内ですり合わせが必要でした…

3 指標の評価基準を理解する

「この指標を取ってグラフにすればいいのか」が終わった後に、
「CTRが上がったけどつまりそれってどういうこと…?」「離脱率が上がったけどどういうこと…?」など
指標を見てつまりどういうことを表現できると良いと思います。

私の場合は

すぐにわかる事実

自分の担当ページに置き換えて理解

その事実はページにどんな影響をもたらしているか、今後のアクション

で整理していました。

例)
ページAの直帰率が上がっている

直帰率は「訪問したページもAで、離脱したページもA」なので、
「Aを見て他のページを見ずに閉じてしまった」ということ

ページAはサイトの入り口で下層コンテンツに遷移してもらいたいという役割があったので見直しが必要。


今回終えてみて一番の学びだったのは、ど素人がレポートを作るときに一番頑張らないといけないことは「ファシリテーション」ということでした。
経験と知識のない私は、ネットで場当たりな情報をインプットして分析の筋道を立てると、無根拠な考えで補完をしてしまい飛躍したコメントを書きがちになってしまう…というのを進めながら何度か経験しました。
筋道立てちゃってから「なんか違うわ」となりまた戻って…と苦悩の道を歩むことになります。時間がもったいないので経験のある方にご意見を聞きながら認識合わせて組み立てていくほうが効率的です。

また、分析を複数人の価値観でやるのは難しいなーとも思いました。
目的は同じでも表現したい手法は違ったり、一番主張したい部分が違ったり、裏目的が違ったり…
(例えば私の場合クライアント、私の上司、私の3人チームで行いましたが、クライアントはサイト自体の成長率を主張してご自身の評価につなげたくて、私の上司は運用工数を最適化するために工数とバランスの取れた評価が得られなかった部分を洗い出して工数削減を図りたかったり…など)

次回の効果測定はもっといいものを作りたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?