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ワンピースカード 黒モリア 思考メモ


はじめに

 こんにちは。万能ねぎ。です。諸の事情により、ほとんど練習なしで2次予選の決勝大会に参加した結果、普通に敗退したため、そこからも低モチベが続いている感じです。明日今日の日本一決定戦でこの環境もほとんど終わりということで最近使用していた黒モリアに関する思考を留めておきたいと思います。
 いくつか特筆すべきカードをピックアップしながら解説することで自分の考えるモリアデッキについて理解して頂けると幸いです。

デッキリスト

 まずはデッキリストです。自分が最近使用していたリストは以下のものになります。

最近流行りの構築と比較して違う点は
・シンドリーが4枚
・クザンが4枚
・ヒナがなし
辺りになるかなと思います。
2000カウンターは14枚採用と多めに見えますが、場に出すカードも多いのでこのくらいあったほうがいいと思います。

①ヒナ(不採用)

 サークルクラッシャーならぬデッキクラッシャーです。こいつをデッキにねじ込もうとすると色々バランスが崩壊する難しいカードです…
自分はヒナはずっと否定派なのですが、おそらくモリアというデッキの認識が世間と違うためだと思われます。ヒナの評価が高い人はおそらくモリアというデッキを「5000キャラを並べつつ効果によるキャラ処理をしながらライフを詰めるテンポデッキ」と認識していると考えています。自分はそのように考えていないため、強いターンが限られかつガード値のないこのカードは評価がどうしても低いです。

強み
・6ドン(もしくはレベッカと合わせて7ドン)のターンにパワースパイク。アブサロムと合わせて盤面差を付けられる。
→その後サボを出すことで盤面差を維持してゴリ押せる。
・後半にアイスエイジの代わりとして盤面処理を行える(大噴火ヒナアブサロムで8モリア処理など)。

弱み
・ガード値がないのに強いターンが限られている。
・速攻がなく、見えている打点以上が出ないこのデッキで5000キャラを並べて勝ち切れるかは怪しい。
・強く使うにはアブサロムがトラッシュにいる必要がある。

②クザン

 自分はモリアというデッキは上述のようなテンポデッキではなく、「ライフ5、リーダー効果によるペローナホグバックの蘇生、8モリアの再現性とバリューを活かしたリソースデッキ」だと考えています。そこで評価の高くなるカードがこのクザンです。ライフ4リーダーのクザンは残ったら強いが、取られた場合のリスクが大きいカードになりがちですが、モリアのクザンは取られたとしてもリカバリーが効きます(一時的にテンポを失うが、その後リソースで捲る力がある)。そのため積極的に押し付けて(後2、先4、モリアの蘇生)相手に処理を強要するのが強い動きになります。一番わかりやすいのは後4の8モリアからの蘇生です。

③ブランニュー

 もちろん墓地肥やしがリーダー効果と相性いいですし、8モリアの蘇生先として強いです(リソースの確保)。そのため海軍の特徴を持つカードをある程度採用する必要があり、構築に悩まされます(現在はヒット先20枚)。最近リーサル問題で小型が絡むことはよく知られてきましたが、速攻がないこのデッキでは、ブランニューがいるかいないかで最後のリーサルが通るか通らないかにかなり絡みます。相手としても無視できません。

④シンドリー

 ブランニューのヒット先の枚数を確保することが必要であるため、最近は削られていることが多く気持ちもわかるのですが、自分はなかなか減らせません。いくつか理由を挙げるとすれば、
⑴先攻ペローナペローナというモリア特有の黄金ムーブをできる可能性を上げられる。
⑵リーダー効果の蘇生先で欲しいのがいない(例えば効果が発動しないアブサロムを出さなきゃいけないなどの)事態を避けられるようになる。(ここでホグバックを出せていればシンドリーを出すことによるアド損を回収できている。試合全体で見ればシンドリーを出して損していることがほとんどない。)
⑶先攻を取らされた時に出せると動きを保証してくれる。
⑷後3で3ドンつけて殴ることで1アド埋めてくれる。
 ⑴〜⑶はほぼ同じようなものですが、例えば不利対面と考えられているサカズキに対してペローナを投げられる回数は重要になってくるため、環境や参加する大会のレベルなどによってシンドリーの必要性が変わってくるかなと思います。シンドリーを出すことは8モリアの再現性にも繋がります。⑷に関しては自分の構築はヒナを採用していないため、後1で出したシンドリーもしくはブランニューにドンをつけて殴ることが一番いい動きになります。
 話が少し脱線しますが、リソースデッキであるこのデッキにおいて相手の盾を無理して詰める必要はなく、序盤から中盤にかけて7000や8000などの大きな打点で殴ることは基本ありません。また相手の5000キャラなどをわざわざアブサロムを使って処理する必要があるかも考えることが大事です。(相手のキャラがレストになってから殴りで取れば良いかも!)

⑤レベッカ(採用したい)

 終盤の使い捨てブロッカーとしては2000カウンターを回収できるため、4ボルサより固いです。仮にミラーで大噴火リーダー効果アブサロム等で処理されたとしても、登場時の回収と相手が処理するために使ったドンを考慮すると得していることが多いです。サボ回収レベッカサボで1ターン貰えることも多く、非常に強力なのですが、ただ一つ海軍という特徴がついていないため非常に枠を探すのが難しいカードです。

まとめ

 自分の考えるモリアのデッキとそのコンセプトについて解説しましたが、思ったより上手くアウトプットできなかったのでもう一度まとめておきます。
⑴速攻やパンプカードが存在しないこのデッキでは、盤面を処理しながら5000キャラで相手のライフを詰めるプランを主軸として戦うのが正しいか懐疑的である。
→ヒナ不採用
⑵ペローナやホグバックの蘇生によりリソース差をつけるゲームプランを主軸にする。ライフ5を活かしたクザンの積極的な押し付け。8モリアからのクザンとブランニューの蘇生が最も強い。ブランニューやシンドリーにドンを振ってコツコツアドを稼ぐ。ライフを急いで詰めない。相手の5000キャラは殴りで取る意識。
→シンドリー、クザン4枚採用
 構築は環境や参加する大会のレベルに合わせて変える必要があり、必ずしも最適なものが一つに決まるわけではないですが、デッキとしてのまとまりは非常に満足できるものができて良かったです。

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