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【保存版】田舎でもできる子どもの才能を見つける時短スキル【Big5】


  • モンテッソーリ教育とか子どもの教育に興味がある

  • 田舎(地方)でも才能を鍛えられるなら鍛えたい

  • 仕事と家庭の両立やそもそも時間がない、などの問題がある

  • できればお金をかけたくない。無料でできることから始めたい

  • 子どもが大きくなるまで勉強もできないし、今すぐ実践したい


子どもの将来のための教育方法。いざネットの通りに始めてみたけど、ついつい忘れてしまって継続するのが難しい。仕事が休みの日に子どもの才能を見つけて教育する・・・ってのはどうも・・・。

いえ。むしろそういう気持ちがあるという自分を褒めてほしいと思います。
子どもには自分のように学力競争に苦労して欲しくない。自分や自身の親を反面教師にしてせめてしっかりと子どもが将来困らない程度にはなって欲しい。あまりスパルタな子育ては望んでいないけど学ぶことには興味を持ってもらいたい。

ちょっとでも情報を手に入れて子育てに活かせればと考えるのは、なかなかできることではないと思います。そしてここに興味を持ってきてくれた時点であなたのお子さんは将来困ることはないと断言したいです。

では結論を書きますと、 性格特性のビッグファイブ(big5) は最低限押さえておきたい知識なのでぜひ活用して欲しいということです。


名前のとおり人の性格が体系だってまとめられるので、たった5つ 覚えるのもめちゃくちゃ簡単。論文としてのデータも数多くあり、この職業はこの性格が多いなどもわかっているため、あなたのお子さんの性格がわかれば1つの目安として役に立ちます。

何もわからない手探りな状態で子どもの教育をする必要がなくなります。

人間観察の土台の1つとして子育て以外でも、夫婦関係や友人・仕事、そして自分自身に活かせる使い勝手の良い知識です。

まったくエビデンスのない血液型占いは4種類、エビデンスのしっかりした big5 は5種類
たった1種類多めに学ぶだけで根拠にもとづいた知識が手に入るのですから、こんなに楽なことはありませんね。

ペアレの提供する知識でも頻繁に出てくるものなので、もし知らない方は何度でも読み返して基本を押さえていってもらえれば幸いです。 たった5つ  覚えるだけです。私も時間はかかりましたが、何度も出てくるので自然と覚えました。

それでは big5 について解説していきます。


✔️【保存版】田舎でもできる子どもの才能を見つける時短スキル【ビッグファイブ(Big5)】


画像化したので、画像をそのまま保存していつでも見られるようにお使いください。


✔️5つの性格特性ビッグファイブ(big5)解説

いろいろな方面の研究者たちが検証した結果、どうやら人の性格特性は5つの因子で説明がつくんじゃないかということがわかりました。

データを集めて、ぎゅーっと凝縮すると5個にできるよね、ということで選出されたのが以下の5個の特性になります。

開放性(​​Openness)
勤勉性(Conscientiousness)
外向性(Extroversion)
協調性(Agreeableness)
神経質性(不安傾向)(Neuroticism)


上から開放性・勤勉性・外向性・協調性・神経質性
この5つの頭文字をとってOCEANモデルと言われています。
OCEAN=海です。キレイにまとまってていいですよね。

開放性は違った価値観を受け入れるか、それとも伝統的で保守的かどうかを判断します。芸術関係に興味が強い人も開放性は高いです。

勤勉性はコツコツ1つのことに集中して取り組めるかどうか、衝動的に刹那的に行動するかどうかの目安となります。農業などの分野で仕事をしている人は勤勉性が高い人が多いです。

外向性は人と交流を積極的に好み社交的な印象を与えたり、ひとりでいることを好んだり目立つ行動を控えたりするなどの傾向に分かれます。

協調性は周りに合わせて行動するか、自分を信じて突き進むか、攻撃性の高さや低さなどが当てはまります。

神経質性(不安傾向)は字の通り不安が高いか、不安がないかを表します。不安が高いとストレスも感じやすい傾向があります。日本人は比較的神経質性が高い民族と言われていますが、災害などが頻繁に起こる島国ではそうした常に不安に備えて行動できる人が生存しやすかったからと言われています。


イメージしやすいようドラゴンボールの 孫悟空 の性格を big5 でみてみるとこうなります。

https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=311819&word=%E5%AD%AB%E6%82%9F%E7%A9%BA
  1. ​​​​開放性 おらワクワクすっぞの人なので 開放性かなり高い

  2. 勤勉性 強さのためならどんな地道な修行もこなせるので 勤勉性かなり高い

  3. 外向性 誰に対しても明るく接することができる人なので外向性高い

  4. 協調性 戦闘民族の血筋でしょう、攻撃性は高いので協調性低い

  5. 神経質性 どんな強敵でも恐れない鋼のメンタルなので神経質性は極端に低い

悟空のエピソードを振り返ると

・ナメック星のドラゴンボールを求めて機械音痴なのに未知の宇宙船に単独で乗ってしまう
・猛毒とわかっていながら強さを求めて超神水を飲む
・地球のためという理由で教育ママだったチチの静止を振り切って幼い息子を戦闘に巻き込む
・苦労の末に倒したマジュニアを戦う相手がいなくなるからと仙豆で復活させてしまう
・瞬間移動で運んだセルの自爆で界王様たちを巻き込んだ

こうしてみるとかなり無謀なことや自己中心的な行動も目立っていたかと思います。開放性の極端な高さと協調性の低さによるものと思われます。


でも実は孫悟空の big5 のデータ(開放性↑、勤勉性↑、外向性↑、協調性↓、神経質性↓)は将来お金持ちになれるポテンシャルを持った性格特性と言われています。(*5)

悟空がもしもサラリーマンだったら持ち前の大胆不敵さとカリスマ性で社長にのしあがって大成功していたことでしょう。

ちなみに孫悟空が地球に来た当時は暴れて手がつけられなかったが頭を打った結果別人のように大人しくなったというエピソードがあります。
おそらく当時の孫悟空は神経質性の不安傾向が強く、また勤勉性が極端に低かった可能性があります。

勤勉性が低いと衝動的に行動しやすい傾向になります。もし頭を打って脳に変化が起きずそして、優しい孫悟飯じーちゃんに出会っていなかったら殺人キラーとして地球を破壊して回っていたことでしょう。
(勤勉性が極端に低く衝動的で、協調性も極端に低く超攻撃的で、不安傾向が高くちょっとしたことで自制心が効かない性格は犯罪者になりやすい傾向があると言われています。)

アニメキャラを big5 で分析するだけでも楽しめますよね。



では現実世界に戻ります。

例えばあなたは大勢で賑やかにパーティーを楽しみたい派ですか?
それとも自宅で一人でゆっくり自分の趣味で過ごしたい派ですか?
と聞かれたらなんとなく自分の立ち位置を把握できているのではないでしょうか。これらは開放性が関係しています。

私の場合は賑やかにパーティーを楽しむというノリは、常に自分を俯瞰したような視点でみてしまうためかなり難しいですね。むしろ後ろで楽しんでいる人たちをみて楽しさをもらうような立ち位置です。

かといって全くノリが悪いというわけではないので、面白かったら笑いますし同じ空間にいることは楽しいと思います。
そこからなんとしても抜け出して一人で家で過ごしたい、というほどでもないです。

そんな私ですが むかし営業の仕事をしていた帰りに、偶然年配のベテランの方と二人きりになったことがあって、初めて飲みに誘われて即決で断ったことがありました笑

それやっちゃダメだよ、みたいなことを言われた記憶があります。

「確かになぁ」と後ろ髪を引かれる気持ちもありましたが、当時の自分は外向性も開放性も低かったと思うのでしょうがないかなと思います。
仕事が終わったし、早く帰りたいという気持ちの方が強かったですね。

今なら面白い話聞けるかもしれないという好奇心が強いはずなので誘われたら行ったと思います。
どんな人生を送ってきたのか、とか営業で成功する方法とか今なら興味を持って聞いていたかもしれません。


どうでしょう。
私の現在の外向性は上の話を聞いていると0〜120の間のどのあたりになりそうでしょうか。
別に賑やかにパーティーを楽しむことはできないけれど、楽しい話には乗れるし別に一人を常に好んでいる、というわけでもなさそうですね。ということは半分くらいですかね。
知的好奇心である開放性もそこそこありそうな感じなので60〜70くらいはあっても良いでしょうか。


✔️実際に調べてみました。

性格特性 big5 の診断は10問(*3)でできるものから、200問の問いに答えるタイプのものまでいろいろあります。ここで紹介するのは120問タイプです。

英語訳なので少し日本語が変に感じるかもしれません。
日本語タイプの診断(*4)もあります。

こちらのサイトを開いたらまずは日本語設定(赤丸)に変更してください。


問題は120問あります。10分くらいかかります。
まったく当てはまらない ← 「Very Inaccurate」
すごく当てはまる ← 「Very Accurate」
半々  ← 「Neither Accurate Nor Inaccurate」


途中わかりづらい問題もありますががんばってください。
こんな感じで結果がでます。

OCEAN  N=神経質性(不安傾向の高さ) E=外向性 O=開放性 A=協調性 C=勤勉性


私の結果ですが、E外向性が68点なので、おおむね合ってる感じではないでしょうか。開放性はじゃっかん数値高めでしたね。

以上が性格特性 big5 に関する説明です。


血液型占いで子どもはA型だから几帳面な性格だな、など根拠の乏しい判断基準で診断するよりもエビデンスがあるこの big5 を使ってお子さんの性格を判断してみると良いかと思います。地方問わず、田舎・都会または国が違っても使えるスキルは大きなアドバンテージになります。

こちらの記事もどうぞ。


ここから先は蛇足になりますので興味を持ったらそのまま進んでください。



こんな記事もあります。
まだ生まれたばかりだけどできることはないの?
そんな人におすすめな記事は​​​​こちらになります。
実は0〜3歳までのある対応方法によっては将来に関わる可能性があります。
全て史実にあった事件から研究者たちによってわかってきたことです。
ぜひ知ってほしい内容ですね。


つづいて自分の性格特性がわかると何がわかるか?

✔️ビッグファイブ(big5)はどんな役に立つの?

*まず初めに全ての事象が性格特性だけで決まるわけではないことは先に明記しておきます。

ドラゴンボールの孫悟空の話で孫悟空はサラリーマンだったら間違いなく社長になれる成功するタイプと説明したように、性格特性の組み合わせである程度の傾向というのが実はわかっています。それだけ数多くの研究者がさまざまな人種のいろんな状況に合わせて研究したデータが積み上がってきているからです。


収入が高い人の性格特性は

・開放性↑
・勤勉性↑
・外向性↑
・協調性↓
・神経質性(不安傾向)↓

色んなことに興味や関心を持てて、コツコツ努力することを努力に思わないくらいの勤勉性を持っていて、いろんな人たちと積極的に即行動できるタイプで、誰に対してでもガンガン意見を言えるタイプで、恐れ知らずな鋼のメンタルを持っている。そんな人は将来収入が高くなる出世コース傾向があります。

逆に協調性以外同じで協調性だけ高い人だと、人と争ったりするのは苦手なので周りに合わせてしまったり、目立たないように行動しやすいため出世コースにはあまり興味がない可能性があります。結果として収入は伸びない傾向になりやすいです。
それなら協調性が高い人はどうすれば良いのか?ということですが、収入を増やしたいのであれば協調性の低い人と組む、給料が初めから良い企業に入る方法が取れます。自分の持っていないものは外注化(アウトソーシング)するというのも1つのやり方でしょう。
もしくは収入を企業のみに依存するのではなく、マネーリテラシーを高めて投資や副業など別の手段でも増やすという方法もあります。

お金に関する知識もありますのでそちらもどうぞ。


開放性が高い人は芸術に秀でている可能性が高いです。

もしも親族で音楽をやっている人がいる場合は音楽の才能を持っている可能性があるかもしれません。
特に音楽の場合は遺伝率が高いこともわかっています。


逆に勤勉性が低い場合は衝動的に刺激を求めてしまう傾向が増えるため、例えば山登りが趣味になった場合は事故にあう危険が増える可能性があります。
また薬物にも興味を持ちやすいのは開放性の高い人だと言われています。

ホリエモンこと堀江貴文さんの東洋経済オンライン(*6)の記事にこの big5 について触れている内容があります。

堀江さんといえばライブドア事件で逮捕されたあとも、起業家として幅広い事業に手を出して再び大成功を納めている方です。歯に絹を着せない性格でTwitterで発言したことがきっかけで炎上したりすることも珍しくない方ですね。


堀江さんは自信を不安傾向の高い性格と分析しています。
面白いのは堀江さんは自分の性格特性の神経質性(不安傾向)の高さを認めた上でどうすれば不安傾向の高さを埋めることができるかを考えた時、

まずは神経質性の高さゆえのストレスの溜まりやすさを防ぐためウソをつかないと決めたそうです。

また一人でいると余計なことを考えてしまうので仕事でもプライベートでもとにかく実現可能な予定を詰め込んで対策をしているそうです。


自信の特性を理解した上で事業や興味のあることを徹底して楽しんでいるというのはすごいですね。

堀江さんの例は極端かもしれませんが、自分の弱点を理解した上で対策を立てるという方法ができるというのは big5 を知っている利点と言える良い例かと思います。


✔️性格は遺伝する。遺伝率まで丸わかり

big5 の診断は試してみたでしょうか。意外と問題文がむずかしく、子どもには解答できない問題もあるかと思います。

だったら子どもの big5 を正確に診断するのはできないのでは、ということも確かにその通りです。なので次のお話が重要となります。

結論からいうと性格は遺伝(*7)します。

・開放性  58%
・勤勉性  48%
・外向性  53%
・協調性  42%
・神経質性 45%

そんなことまでわかるの?
と驚く方もいるかと思いますが、別におかしなことではないと思います。

親から受け継いでいる遺伝で分かりやすいことだと、目の色・髪の色・肌の色・身長でしょうか。

他にもIQも遺伝(*2)することがわかっています。
身長は計算式もわかっており、 両親の身長の合計 ÷ 2 ± 6.5cm という計算式から大体の身長の予測ができます。

そう聞くとどうでしょう。
あなた自身の両親の性格と自分の性格でどこか似ているところはないでしょうか。

それが遺伝になります。


これは親の性格を使えば、子どもの半分は予測しやすいとも言い換えられます。
冒頭で伝えたように全く何も分からない状態だったのが big5 を使うだけで半分もわかってしまうって、めちゃくちゃ便利だと思いませんか?

例えばこんな判断ができます。


あなたの家系で音楽をやっている人がいて、夫婦の開放性も高めで、子どもも観察してみるといろんなことに興味を持つ開放性の高い性格かもしれない。そんな時は音楽に関する才能を強く受け継いでいる可能性があるかもしれません。

試しにいろんな楽器を触らせてみてみようかな、という選択肢がひとつできましたね。


他にも勤勉性は両親ともに高いから、子どももコツコツ続けるポテンシャルはあるかもしれない。

それなら継続して何かを努力できる力を伸ばしたいから結果を褒めるのではなく、そこまで積み上げてきた工程を褒めるようにしていこう。そんな夫婦の約束事などが決められるかもしれません。

あとの半分を失敗しない育てをするには遺伝以外の要素が重要になります。
それが、 環境  ということになります。環境についてはまた別の機会で。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。これからも情報発信してまいりますのでぜひフォローをよろしくお願いいたします。

それでは!


参考文献
(*1)ビッグファイブパーソナリティテスト(120問) 
(*2)The Wilson Effect: the increase in heritability of IQ with age
(*3)たった10個の質問でビッグファイブが代替できる?
(*4)BIG5-Basic
(*5)The Big Five Personality Traits and Earnings: A Meta-Analysis
(*6)堀江貴文「ストレスを寄せ付けない」2つのルール
(*7)Personality Traits in the Context of Sensory Preference: A Focus on Sweetness


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