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障害者支援の全貌

これまで様々な障害のある方、および施設に関わってきましたがだいぶ頭の中での整理ができつつあります。一般的に身体・知的・精神にわかれる障害者ですが世界的に見ても全人口の約束15%程度の人数がいるということが、国連においても発表されています。

理学療法士として様々医療を学んできた身としては、どうにかして何らかの障害があっても満足のいく人生を送ってもらいたいと思って勉強してきましたが少しずつ現場が見えてきました。

障害の種類

最初に一般的に障害は身体・知的・精神に分かれるという話をしましたが、それ以外の分類として発達・高次脳機能障害などもあるし、それぞれの身体・知的・精神においても細かく分類していけば本当に人それぞれで様々。主にこのような見方は「医学モデル」というような捉え方をされます。

私は医療国家資格の勉強をする中でこれらの障害についてはいろいろと学んできたのですが、言葉で知るだけではなかなかイメージがつきづらいものも多く個別の疾患に対してのアプローチはだいたいわかったものの、最終的に自分は何をすべきかまでは行きつきませんでした。

様々な障害者支援

今までいろいろな障害者支援のフィールドに関わってきましたが、そこでは1つの障害の種類の方が集まっているわけではなく多くは複数の障害のある方々が集まっていることが多いので「医学モデル」の考えだけではなくその他のアプローチも検討する必要性が出てきました。今まで自分が関わってきたフィールドは以下のようなものです。

重度知的・精神障害の入所施設〜グループホーム
就労継続支援A・B型
障害者職業能力開発校
中小企業同友会/障害者部
特例子会社
NPO障害者スポーツ団体
パラリンピックアスリート

上から障害の程度も重く自立度も低いような形になっていますが、それぞれの場所で目的が異なってきます。上の方ではまず生活の介護・支援が中心の活動になって、そこから生活の自立度が増すにしたがって徐々に就労レベルまで見据え始める。そしてその後のアスリートでは自己の可能性をより高めていくような関わりとなります。

やはり最後は自分次第

障害者というとどちらかというと社会のマイノリティで、いわゆる健常の方は少し距離をおいて何かサポートをしないといけないのかというような目線で身がちです。でも障害のある方との関わりが増えれば増えるほどその垣根はとれていきました。

現代では働きすぎによってメンタル不調を訴える人も多いですが、それに比べると知的障害の入所施設で暮らしている方の方が自由奔放で人生を楽しめているような見え方をすることもあります。そしてパラアスリートなどは自分より遥かに高いモチベーションで日々を過ごしているような印象もあります。そう思うと、本当に障害のあるなしはあまり大きな問題ではないのかという考えにもなります。

でもそうは言ってもまだインフラ整備が不十分な地域はあるし、現代の便利な技術を使いこなせていない障害のある方もいます。まだまだ課題も山積みですが、可能性もありそうです。文章がまとまりきってませんが、自分の今の思いはこんな感じです。


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