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【NIKE】Leberon17 lowパフォーマンスレビュー

(本レビューはブログ「エントレ」の内容を転記+リライトしたものです)
 今回はNIKEから展開されているLebron17 lowのパフォーマンスレビューをしていきたいと思います。

LebronシリーズもLebronのキャリアに合わせてはや17作目、私自身Lebronシリーズのほとんどを着用してきましたが外観や性能に関しては基本的に良くマッチしているので大好きなシリーズの1つです。

今作では16までの仕様から大きく変更が加えられたためLebron好きの中でも賛否が大きく分かれた印象があります。

実際私も試着のうえでmidはさすがに"なし"ということでスルーしましたがlowは試着で好感触だったので購入を決意。

カラーリングを迷ってるうちにセールで安くなった今回のレビューモデルを購入するに至りました。

17を着用する今シーズンのLebronのパフォーマンスを見る限りは17 midは微妙と言わざるを得ませんがlowはどうなのか?詳しく書いていきたいと思います。 

Lebron17 low

Lebronシリーズのmidとlowの関係は中々面白くて単純にmidのカットを低くするのではなくlowカットに合わせてチューニングを調整するのでmidが微妙でもlowは良かったりすることがあります。

個人的にはデザインはmidのがハマる場合が多いんですがプレイで履くとなるとlowの方がパフォーマンスは高い、ということが多いのでLebron好きとしては悩ましい所です。

今回レビューする17lowもご多分に漏れずlowはmidからかなり仕様を変更してきています。

全く同じなのはヒールのMAX Air周りぐらいでしょうか。

若干ですがLebron12 lowやLebron13 lowのような印象を受けるような外観仕上がりになっています。

試着の段階では好感触だった本モデルのパフォーマンスを詳しく見ていきたいと思います。

購入モデル基本情報

Color:BLACK/MULTI-COLOR/WHITE

Last:Grobal

Size:29cm(my size)

Insole:SIDAS Action 3D

デザイン

Lebron17ではlowにカットが変更されるにあたってアッパーはタン構造からフルブーティ構造へ変更、前足部のミッドソールはPod Zoom AirからREACTに変更。

これによって外観は大きく印象が変わる形となりmidではゴジラのような怪獣感のある外観でしたがlowでは一転してスタイリッシュな外観に。

lowのデザインは基本midのデザインがハマりやすい私もかなり好感触。

オフコートでの着用も視野に購入検討しても良いぐらいだと思っています。

今回購入したマルチカラーは黒ベースで落ち着いたカラーリングですがSWOOSHやシューレースキャップなどがカラフルに彩られているのでさりげなくオシャレしてる感じが尚GOOD。

Lebronのロゴはヒール部のみでサイドに大きなSWOOSHがあるのでNIKE感もしっかり出せているのが非常に良いです。

ヒールロゴもカラフルでオシャレ感のある外観。

サイズ感

フルブーティ構造という事もあってサイズ感はmidと比べるとタイトに感じます。

普通にオフコートで履くならハーフアップはしたいところですがフルブーティ構造の場合シューレースによるロックダウンには頼らないサイズ感で履く方がパフォーマンスとしては良いのでサイズはmidと同じマイサイズをチョイス。

グローバルのマイサイズということもあり幅はジャスト、縦の捨て寸も1cm弱とバスケをする上では最高のサイズ感。

ただし、私の足型は幅が狭めですが甲高なこともありヒールカップの高さがあるSuperfeetを入れて着用まではできてもバスケをするにはかなりつらい圧迫感になってしまったので本モデルではインソールはSIDASのAction 3Dを入れています。

 midに比べてヒールのMAX Airはエア圧が高めに設定されているようですがそれでも柔らかめという事もあってできればインソールはSuperfeetでやりたかったですがこのあたりは足型の問題なのでしょうがなく、、、

その結果足入れがしにくくなりますがパフォーマンスの事を考えれば致し方なしかなと思います。

ただ、着脱しやすいようにループや大きめのタブはつけてほしかったところです、、、

耐久性

ヒールストライクを多用したりヒールをこすりつけるようにプレイすることがなければ基本的に壊れやすい部分はなく耐久性としては高めのモデルかと。

アッパーは前足部からヒールにかけて1枚ものの大きな再度パーツがあるので擦れなどにも強くなってますしこれがパフォーマンス的にも良い影響を与えています。

フォアで加速できるプレイヤーであれば耐久性を気にせずガンガン履けるモデルです。

ここまでが採点外レビュー項目。

ここから採点対象のレビュー項目になります。

ソール反発力【20/20点】

17lowのソールユニットは前足部がPod Zoom AirからREACTに変更されていることもあってかなりアグレッシブ。

REACTは荷重の仕方にもよりますが反発がひたすらに速いのでバッシュが返す力の速度に乗れるとドライブの加速やジャンプする踏み込みでかなり動きやすい。

個人的にもこの感触は好みの反発力なので満足感が高くmidの前足部の仕様よりもパフォーマンスとしては上と感じています。

文句なしの満点と言えるかと。

ソール剛性(屈曲復元力)【18/20点】

アッパーはエンジニアードメッシュが採用されていることもあって剛性にはあまり寄与しませんがソール自体の剛性が素晴らしいのでプレイする上では十分満足できる性能を発揮してくれます。

ソール剛性にはヒールのMAX Airの柔らかさが影響しないのは助かったなと感じる部分だったりします。

そのおかげで快適にプレイできるソール剛性を提供してくれるので。

ただ、これもREACTの特性ではありますがソールは屈曲、つまり折れるように曲がるのではなく反るようにしなる感じで屈曲するので少し癖があると言えるでしょう。

実際にバッシュが返してくれる力というのは間違いなく素晴らしいので乗り方だけ調整できれば問題はないかと。 

フィット調整【12/20点】

フルブーティ構造ということもあって足入れの段階でどれだけフィットしているかが重要なモデルであるためフィット調整という意味ではスコアは低め。

ただし、足入れの段階でフィットができていればシューレースがなくても快適にプレイできるので点数は低いですがフィット感やサポート感は非常に優秀なモデルと言えます。 

グリップ【19/20点】

Lebron17 lowのソールパターンはmidを踏襲した波状線のクロスパターンですが前足部のミッドソールが変更されていることもあってmidのPod Zoom Airの時には入っていた縦割りの溝がなくなっていたりと若干の変更が加えられています。

このアウトソール、硬度も粘性も非常に良いバランスで結構強烈にグリップします。

パターンの波状線の関係で左右の動きには若干弱いですが滑るというわけではなくパターン形状によるブレ・遅れのような感触があります。

とはいえプレイに大きく影響するレベルではないのでグリップによる影響で動きにくいということはないかと。

パターン溝も大きいのでホコリっぽい体育館でもしっかりグリップしてほとんど拭かなくてもOKなレベルです。

接地感【8/10点】

前足部のREACTもヒールのMAX AirもLebronシリーズとしては通常の厚さですが一般的なモデルと比べればかなあり厚め。

接地している地面からは遠い感触を受けますが接地感覚はしっかりあるので接地感が薄くてプレイしにくいということもないかと。

むしろLebronシリーズ好きとしてはこれぐらいの厚みのあるミッドソールの方が快適にプレイできるので非常に助かる仕様です。

ヒールの掴み(踵の抜け感)【6/10点】

本モデルで最もかつ唯一残念なポイントがヒールのロックダウン。

lowカットモデルということで比較的厚いパディングが入っていますが前足部のフルブーティによるタイトネスに比べると掴みが弱い。

ヒールのMAX Airに乗るタイミングだとこれが顕著で明らかに脱げる感覚があり中々に不安定。

前足部~中足部をぴったりとフィットさせているので基本的なプレイに影響はありませんがストップの場面やフルジャンプの着地場面ではヒールのブレによる危うさを感じる部分はあります。

総評

ヒールの仕様が大きく変わり評価が分かれがちな本モデルですが基本性能は高くバスケでのパフォーマンスを十分期待できる仕様となっています。

構造の関係でフィット調整のスコアが低いですが実際には足入れでベストフィットを提供してくれているので実質スコアは20点満点となってトータルスコアは91、勝負シューズとして選ぶのもアリな性能と言えます。

このレビュー作成時点で次作のLebron18の画像がリークされていますがこちらもヒールMAX Airが搭載されることは確定しているようなので本モデルで味を占めた私としてはホイホイ購入してしまうのではと予想しております。

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