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INFPのイメージ問題

最近のマッチングアプリでは相手の条件にMBTIを指定できる機能があると知った。それほどに浸透したMBTIだが、私のタイプであるINFPとはいったいどんなイメージを持たれているのだろうか。X(Twitter)やInstagram、Youtube等で諸々調べたところ、まあ、察してはいたが、ひどい。マッチングに支障が出るほどではないにせよ、イメージが他のタイプと違って少し幼稚な気がする。

まず、16PersonalitiesのINFPのイラストイメージが先行しすぎているのか、ふわふわして頭がお花畑でいっぱいといったキャラになっている。
加えて、INFP=メンタルが弱い、生きづらい、病む、の3拍子揃っているように思われる。私の認知が歪んでいてこう見えているだけなら良いのだが、思春期の厄介な子供と同じように思われてる気がしてならない。

私自身、繊細でよく人間関係で悩むことはあるが、だからといってメンタルが弱いと思ったことはあまりない。病み落ちも時々するが、復活も早い。ずっと落ち込んでいるわけではないのだ。
泣くこともあまりない。泣くときは大体感動したり嬉し泣きするときだけだ。ネガティブな感情になったときは、泣くよりも無気力になるか静かに恨みを募らせているだけだ。こういった感情の動きが人よりもメンタルが不安定ということなのだろうか。

真偽は分からないが、韓国では就職活動時、一部の企業が就活生にMBTIを質問しているようだ。INFPと答えると不合格にされる可能性が高いためMBTIを偽る就活生もいたそうだ。INFPの人権がこんなにもないとは誠に仰天だ。

とはいえ、私もINFPであることを自虐したり、自己憐憫に陥ることはあるが、MBTIはあくまで傾向である。
そもそも、F型=感情型、T型=論理型、という括りが雑なように思う。たとえば、人の感情をあまり理解できない上に支離滅裂な論理をまくしたてる馬鹿はFとTどちらになるのだろうか。

最後、F型らしく感情的になってしまったが、まとめるとMBTIは自分の思考回路や心理機能を客観的に知り、よりよく生きるための指標だ。優劣をつけるためのものではなく、傾向と対策を知るための心理学ツールとして利用すべきだと思う。INFPは確かに他のタイプと違い生きづらい傾向にあり、地に足がつくまでに時間がかかる。少なくとも私がそうだ。ただ、MBTIを通じて自分の長所短所を明確に知ることができるため、改善の余地がある。持って生まれた才能や親ガチャ、環境などとちがい、努力次第で状況を改善できるものだと信じている。

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