見出し画像

リオードRのカードについて考える

初めましてParakeetoneです。
今期のリオードロイヤルというアーキタイプに採用されているカードについて、役割などROGからの変化も交えながら思うことを書いていきます。
初めてnoteを書くので見にくい部分があるかもしれませんがご了承下さい。

1.骨組み

【確定枠】

画像1

まず基本的にこの3×12の36枚がベースとなります。そして、

画像2

残りの枠をこの中から選択します。自由枠です。
確定枠の36枚プラス、どうしても自由枠のカードから5枚入れたいカードがあるなら傭兵の集会所を1枚削ってください。
(集会所には面を埋めてしまうデメリットがあるため)
まれにクイックブレーダーの枚数を減らしたリストがありますが、クイックブレーダーは1tに投げることで5t決着を狙う、相手の2/2/2に踏ませてこちらのライフを実質22にする、後攻で余りがちな進化権をクイブレ進化顔に吐かせることで1c3打点追加にするなど、役割の多いカードなので3枚採用推奨です。

そして自由枠に採用されていないカードについて、いくつか挙げてみます。

2.不採用カード

①エンジェルシュート

画像7

4c確定除去、互いに1ドロー。
思わぬ躓きでリソースが貰えるようになったため、こちら側のハンドを圧迫しがち。なおかつ、相手にはリソースを与えてしまう。
確定除去なら唯我の一刀や調理の方が使い勝手がよく(進化顔アサシンとくっつきやすい)、躓きや剣舞でも除去力は足りているため不採用です。

②ジライヤ

画像8

2c準確定除去。フォロワー。
前期では採用されていたカードですが、相手の盤面をロックして短期決着を狙う試合が少なくなったことや、盤面をロックしやすい機械デッキの減少、縦方向の盤面が強いデッキより疾走で押し切るデッキの方が環境に増えてきた(エイラから自然ビショップへ)、などの理由により役割が薄くなりました。よって不採用です。
フォロワーであるため、思わぬ躓きのバリューも落としてしまいます。

3.自由枠の役割

ここからは自由枠のカードの役割について説明します。

①覇食帝の調理

画像3

3c5点除去。天誅と合わせればヴァイディやシヴァを討ち取ることができ、後攻4tなら二面除去しながら相手のライフを2点削ります。
先攻5tで調理→リオード進化顔天誅→アサシンの流れでヴァイディを討ち取りながらリオードを動かすことができます。
また、激辛料理を持っておくことで王城を使いやすくなることもあります。

②思わぬ躓き

画像4

2cランダム3点除去1ドロー、エンハンスは5c9点除去3ドロー。文字だけで見るととんでもないパワーカードであり、このカードのバリューを上げるためにディオネ、ジライヤ、スカアハの枚数が落ちたほど。

しかしこのカードをエンハンスで撃つことには大きな落とし穴があります。

それは、このカードをエンハンスで撃ったターンはリオードに
バフをしたり、リオードを動かして再度潜伏を付与する動きがしにくいという点です。
つまり相手のライフに関与してない動きをすることになるので、簡単に言えばこのカードをプレイすると、こちらのリーサルターンが遅くなります。
(エンハンス剣舞はバフできている分、打点的に考えるなら躓きは剣舞よりもやっていることは弱い。)

ちなみに、ここが傭兵の集会所が三枚採用されている理由でもあります。
なぜなら、傭兵の集会所、または運命の泉が盤面にあるとき、エンハンス躓きを撃った場合そのターンもリオードにバフが乗り、相手のライフに関与することができるからです。
( 盤面のアミュレット型バフ枚数*(アサシンの数+1)点分得をします。)

簡単に言えば継続型バフのラグと躓きのラグを重複させることによってお互いのラグを実質短縮化させているという意味です。

③勇気ある乱入

画像5

4c4点除去。横にクイブレかリオードが出ます。
除去のダメージは調理より劣りますが、調理と違って進化権が相手より少なくても二面除去ができたり、ゲームを通して二枚目以降のリオード(陰伏天誅)を回収しやすくなります。
盤面にリオードがいない状態でリオードを設置するために撃つのではなく、あくまで基本は盤面にリオードがおり、除去カードとして、そして追加の陰伏天誅を回収したい時に運用するようにしてください。
(50%の確率でリオードが出なかった場合、その後の展開が相当苦しくなるため)
そのため、リオードを出す札としての単キープはしないでください。

基本的に使うターンは6~7t辺りになると思われます。

こんなリーサルパターンも。

画像11

(もてなしで山からリオード抜いて乱入クイブレ確定リーサル)

④唯我の一刀

画像6

5c確定除去、条件を満たすと3c確定除去。
試合後半のシヴァやミストリナ、ベイリオンなどの体力6以上の守護を突破することができます。
リオードを複数潜伏させて顔を詰めるプランだと、なかなか一刀のコストが下がらないので注意が必要です。

また、例えば相手の盤面が
2/2 2/2 6/4
と並んだ場合、こちらの盤面のリオード進化天誅で6/4スタッツに天誅を先当てしてから躓きをするのか、躓きで唯我の一刀をドローする可能性を見て先躓きから天誅を後当てするのか、このカードを使う中で検討する場面が何度かあるので注意が必要です。
(盤面全処理を狙うか、一刀3コストを狙うかの択)

⑤傭兵の集会所

画像9

アミュレット、実質2c3点バフ。バフの還元率が非常にいいカード。
躓きとの兼ね合いや(後述)スカアハの枚数が減ったこともあり、前期よりも採用枚数が増えました。
先1クイブレ2リオード3集会所(2リオード3集会所王城も可)と動くと、50%でクイブレが2/1スタッツになり相手の後攻2t2/2/2と相打ちしてくれます。
ただ、リオード進化顔アサシンしたあとアサシンの方にバフが乗ってしまったり、盤面のアミュレットの合計が3枚になると二枚目のリオードを育てて勝つプランを取りにくくなったりするので注意が必要です。
(アミュレット*3 リオードリオードアサシンで盤面が六枠必要になる。)

⑥妖刀の鬼・ツバキ

画像10

3/3/2潜伏。リオードが引けない時、倒されてしまった時用の保険潜伏フォロワー。王城から3ppで出せるので
2t泉→3tトップ王城でも育て始めることができます。
ツバキの進化前攻撃力3はリオード進化後の攻撃力となっており、打点だけ見ればリオードに武装強化をつけた点数と同じなので、リオードが倒されてからツバキ着地でも間に合うゲームが多いです。
躓きからフォロワーを引く確率が上がるので注意してください。

4.ROG~VEC 構築の変化


上にもざっくりと書いていますが簡単な構築の変化をまとめると、

①思わぬ躓きが追加された
②スカアハ、ジライヤ等フォロワーの枚数が落ちた
③傭兵の集会所が評価されるようになった

というような流れです。

①思わぬ躓きが追加された

まず、思わぬ躓きというカードが追加されました。
これが今期リオードロイヤルの最も大きな変化であり、構築そのものを変えたとまで言っていいでしょう。
このカードは相当のパワーカードではあるものの、デッキ内のフォロワーを減らさないと安定しない条件があるため、構築の土台が大きく変化していく形となりました。
リソースを得ることで、短期決着ではなく少し長いゲームも見ることができるようになりました。(8~9tあたりでのリーサル)

②スカアハ、ジライヤ等フォロワーの枚数が落ちた

前期では3枚採用確定のスカアハ、ジライヤの採用枚数が落ちました。
上にも書きましたが、理由は大きく分けると三つあり、

1つ目の理由として、思わぬ躓きでスペルorアミュレットを引く確率を上げるため。

次に、2つ目は自然ビショップなどのライフを削る性能の高いデッキが対面の時、後手3スカアハを投げるとライフを大きく削られてしまうため。

そして3つ目は、「荒野の休息」が環境上位の自然デッキにほぼ採用されており、回復によるリーサル逃れで後攻5tキルが難しくなったためです。

(補足)リオードロイヤルには、5tで20点削りきるプランがいくつか存在し、そのプランではほぼ必ず武装強化orスカアハが絡みます。
このプランを取る際は相手の盤面を放置する択となるため、回復を一枚使われるだけでプランがほぼ崩壊してしまい、負けに繋がるわけです。

そしてジライヤの採用枚数が落ちたことや機械デッキの減少により、相手のボードをロックして勝つことが少なくなりました。これも細かいですがスカアハの枚数が落ちた原因の一つかもしれません。

③傭兵の集会所が評価されるようになった

思わぬ躓きのデメリットである「相手のライフに関与する動きではない」という点を克服できる設置型バフカードであり、スカアハの枚数が落ちたことで他のバフカードが評価され、傭兵の集会所の採用枚数が増えてきました。

これが簡単なROG~VECにおける構築の変化です。

5.マリガン

対面ごとに軽く立ち回りも踏まえながらマリガンを書いていきます。
※先攻後攻で違う部分は太字になっています

●自然ビショップ、自然エルフ

どちらも対面のプレッシャーが強く、リオードの潜伏を打ち抜くカードを持っているので盤面に触りながらリオードを強化する必要があります。
強力なシステムフォロワー(ブルーム、パニッシャーなど)を序盤に展開してくることもあるので後手は蛇剣単キープします。

 ・先攻
【単キープ】

運命の泉、リオード
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所(武装強化あるなら返し)
リオード+蛇剣
リオード+バフ+躓き
リオード+クイブレ+蛇剣orバフ

 ・後攻
【単キープ】
運命の泉、リオード、蛇剣
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所+クイブレ
リオード+蛇剣
リオード+クイブレ


●自然ドラゴン
相当なテンポムーブをされない限り、バフを優先して動いて勝ちを狙いに行きましょう。迂闊にクイックブレイダーを投げるとイアンのドレインの的になるので注意が必要です。
ヴァイディ二枚目に備えてリオードを複数潜伏させるのもポイントです。

 ・先攻
【単キープ】

運命の泉、リオード
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所
リオード+バフ+躓き
リオード+クイブレ+蛇剣orバフ

 ・後攻
【単キープ】
運命の泉、リオード
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所
リオード+クイブレ


●アマツエルフ
思わぬ躓きでは5pp使って3面しか触れないので剣舞をマリガンで探しに行きます。序盤からのアグロムーブに対応すべくクイックブレイダーもややキープ基準が上がっています。
自然エルフに比べてメイを直接召喚しやすいのでリオードの体力も意識しましょう。

 ・先攻
【単キープ】

運命の泉、リオード、剣舞
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所(武装強化あるなら返し)
リオード+蛇剣
リオード+クイブレ

 ・後攻
【単キープ】
運命の泉、リオード、剣舞、クイブレ
【セットキープ】
リオード+二刀流
リオード+武装強化(スカアハ)
リオード+傭兵の集会所(武装強化あるなら返し)
リオード+蛇剣

6.さいごに

アディショナル直後からいろいろ書くことを考えていたら環境終盤になってしまいました。もっと書きたいことあったと思いますが言語化下手で読みづらかったと思います、申し訳ありませんでした。

あと、プレイの話になりますが、エンハンス剣舞を撃つのではなく顔進化アサシンしてからエンハンス外した剣舞を撃つなど、顔進化アサシンでクロックを刻むことをとにかく大切にするようにしてください。イメージはヒット&アウェイです。
打点計算したり、逆リーサルギリギリを攻めるヒリヒリしたロイヤルの中では珍しいアーキタイプなのでぜひ触ってみてください。
飢餓が落ちたらリオードロイヤルはどうなってしまうんですかね。陰キャ陰キャと忌み嫌われてきたこのデッキですが、もう見られなくなるのはちょっぴり寂しいですね。それもローテーションの楽しみの一つではありますが。
では、改めてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?