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機械ロイヤルのすゝめ

こんにちは、Parakeetoneと申します。
今回はアッパーで強化も得た機械ロイヤルについて紹介したいと思います。

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【ツイートのリンク】

RAGEにも持ち込み、楽しく回すことができたので紹介したいと思います。

1.まず初めに


まず、このデッキはテンポデッキだということがデッキを回す上での認識として重要で、鋼鉄と大地の神を引き込むためにテンポを落とす動きはなるべくしないよう心がけます(例外ももちろんある)。

このデッキは、横展開の維持から信念の剣閃、または序盤のテンポムーブでの削りから君臨する猛虎が基本の勝ちプランになります。つまり機械Bや機械Vのように、神でハンドのバリューを高めて一撃必殺を狙う勝ち方はあまりしません。
あくまでもテンポデッキだということを覚えておいてください。

2.アッパー調整での変化

アディショナルと同時に、機械ロイヤルは「マシンブレードソルジャー」と「純鉄の英雄・ヨハン」がアッパー調整を受けました。


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マシンブレードソルジャー 6/4/6→4/4/4

純鉄の英雄・ヨハン 7/3/5→7/5/6

最初見た時はヨハンのスタッツに驚きましたが、それよりも注目すべきはマシンブレードソルジャーでした。

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このカードはアッパーにより後攻4tに進化を振ることができるようになり、先攻の機械Vや機械Nc、AFNmの展開を返すことができるようになりました。

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飛んでけ~!

もちろん自然Bのクルトとは多少勝手が違いますが、マシンブレードソルジャー進化の体力6残しがV対面有効なことが多く、かなり刺さります。
相手の神を絡めた横展開を返せることもしばしば。
稀にパトリックの守護裏にヨハンと合わせてプレイし、盤面作りにも使うことがあります。

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続いてヨハンですが、アッパー調整で攻撃力が3から5になったことで最速7tにヨハン+君臨する猛虎で11点(進化で13点)も出せるようになりました。
他には、機械Nm対面でベルフォメットの処理に向かう際、攻撃力が3から5になったおかげで遮断の触手を倒せるようになったり、マグナジャイアントを一枚で処理できるようになりました。
あんまりピンと来ませんね。

あとはコントロールリノE対面、盤面押しでヨハンを中盤に投げられれば、アリアの旋風の処理ラインをアッパー前より1プレイ分多く強要することができます。
正直目立った活躍はこれくらいですが、明らかにアッパーによって盤面干渉能力は上がっています。

マンモス

ヨハンさん!?


それではデッキを紹介します。
機械ロイヤルの中にもいくつか種類があるので、メリットとデメリットを交えながら解説していきます(ハイブリッド型は省略します)。

3.デッキ概要解説


1.スタンダード型

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12*3+ワンコ2+マシブレ2
一番スタンダードなタイプで、ワンコからデュアルエンジェルパトリックの三種をサーチ。
上のリンクにあったアディショナル前のRAGEでの構築が基盤になっています。

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パトリックは結晶1でプレイするとナテラを手札に加えつつ、プレイしたターンが5tまでならデュアルエンジェル、6t以降ならパトリックをサーチします。
つまりワンコをプレイしパトリックを引いた場合、実質ハンドが2枚伸びていることになります。(1プレイ2ドローの操作を二回行うため)

このタイプの機械ロイヤルは、
・デュアルエンジェルを引き込みやすい
・リソース回復を3cで行えるため、細かく動きやすい
というメリットがあります。

しかし、エミリアと違いワンコが3/1/2スタッツであることから
・ドローのテンポロスがやや大きい
というデメリットがあります。


2.エミリア槍術士採用型

エミリア

上のタイプからワンダーコックと機械の輸送者を抜き、アディショナルで追加されたエミリアと槍術士を組み込んだタイプ。
このデッキでは、グレイソン、猛虎、エミリアがタイプ:指揮官を持っています。

槍術


本来グレイソンや猛虎は序盤に引き込みすぎると苦い思いをするカードですが、むしろ槍術士の指揮官ボーナスを起動させてしまおうという発想のデッキになっています。
槍術士はネレイアを綺麗に返すことが出来たり、コンリノ対面で無敵効果を付けたままターンを返すことで、旋風を受けても生存したりと非常にパワーの高いカードになっています。クーフーリンさんもびっくり。
ブリッツランサーは知りません。

エミリアあ

エミリアはファンファーレでパトリック槍術士を確定でサーチします。
パトリックをプレイするとさらに1枚手札が増えるので、ワンダーコックと同じように実質ハンドを2枚伸ばすことができます。

更に進化後6/6というスタッツの高さがVやE対面で特に活躍します。
5tエミリア槍術士の盤面が非常に強力で、6t剣閃まで繋がるとそれだけでゲームを決めることも。

このタイプの機械ロイヤルは
・エミリア槍術士でネレイアを返しやすい
・手札のグレイソン、猛虎の役割が増える
・V E対面、エミリアの体力6押し付けが強い

というメリットがあります。

しかし、デッキに入っている指揮官が合計9枚しかないこと、そしてエミリアと槍術士はタイプ:機械を持っていないため、機械の輸送者やデュアルエンジェル、鋼鉄と大地の神が多少使いづらくなることがあります。
つまり、
・手札事故率がやや高い
というデメリットがあります。

4.採用検討カード

キャノスマ

キャノンスマッシャー

メリットとしては、
・先攻4tを埋めるカードである
・ヨハンのコストを下げやすい
・神のターンに0cになるのでそのままプレイできる
・グレイソン起動後、ヨハンキャノスマで細かいバーンを飛ばせる

等がありますが、2tで投げた時にフロボ、輸送者、メカゴブと比べて手札が減ってしまうところが懸念点です。

マシンエンジェル

マシンエンジェル

メリットとしては、
・マシンブレードソルジャーが起動しやすい
・2パスする確率が多少減る

等がありますが、もちろんそこまでパワーはないので採用するかは怪しいところ。

機械神

機械神

メリットとしては、
・手札の機械枚数が増える
・相手の神の展開を処理しやすい

等がありますが、こちらの盤面を直接強化するカードではない(神の後に本体出ししても遅い)のがデメリットです。

ゲルト

猛然たる騎士・ゲルト

採用するならエミリアとセットになると思います。
メリットとしては、
・神より前にグレイソンを引き込みやすい
・3tに3/3/3スタッツを置けるのが盤面上強い
・ラストワードでドローできるのでハンドを維持しやすい

等があります。
個人的にはかなり推していて、エミリア入りを使うなら槍術士よりもゲルトをおすすめしたいです。
(後3ゲルトを倒されると4tトップグレイソンしやすく、トランプルグレイソンの成功率が上がるのも評価ポイント)

ガブリエル

神託の大天使・ガブリエル

四枚目の信念の剣閃。
メリットとしては、
・先4の動きを埋められる
・序盤の横展開に被せるとアグロプランをより通しやすくなる
・神のターンの横展開を活かすことができる

等があります。
機械カードでないデメリットはありますが、3斥候4ガブリエルがすごすぎるので採用検討です。

ツバキ

妖刀の鬼・ツバキ

今までの機械ロイヤルには入っていましたが、アイテールが落ちたことでトランプルフォートレスが引きにくく、意外と破壊カウントが稼げないことや、機械カードでないこと、白刃の剣舞がデッキに入らないことから採用を見送りました。アグロムーブを通しやすいメリットはありますが、かなり無し寄り。

5.対面ごとの相性、立ち回り


【基本マリガン】
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
【単キープ】
・機械刃の斥候
・パトリック
・機械の輸送者
【先攻】
・ワンダーコック
・エミリア
【後攻】
・トランプルフォートレス
・デュアルエンジェル
【セット】
トランプル、輸送者があるならヨハンキープ
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈

vs.自然機械ドラゴン
相性:有利 7:3

テンポムーブして横展開を維持します。
基本的に横展開を捌く手段がドラゴンにはないので、
横展開を維持して信念の剣閃の受けをずっと作るようにします。

vs.機械ヴァンパイア
相性:不利 3:7

アディショナル前はほぼ五分~微有利の相性でしたが、背徳の狂獣を起動されると神のターンにこちらの面を破壊されてしまったり、ライフを大きく削られてしまうので不利になりました。
マシンブレードソルジャーの追加により序盤の面維持はしやすくなったので、なるべく序盤に勝負を決めに行けるよう心がけます。
特にマシンナースデビルや背徳の狂獣が着地しにくいように、体力6残しを特に意識します。

vs.自然ウィッチ
相性:微不利 4:6

基本的にこちらは面から点を出すので、パイロエレメントソーサラーやゲイルエレメンタラー、キャル進化での面処理があったり、ストームエレメンタラーと休息の回復も重いです。
上記のマリガンに合わせてヨハンを単キープして、5~6tにかけて強力な盤面作りをすることを心がけます。
神を投げるタイミングはほぼないので、パトリックは6tに結晶で投げずに7t素出しを基本的にします。

vs.ネクロマンサー
相性:微不利 4:6

序盤に点数を削ってもナイトメアイーターの回復で逃げられたり、つかの間の幸福でパトリック猛虎を防がれてしまうので序盤に大きくテンポを取らないと厳しい印象です。
自然はルベル、機械はギガントスカルが重いためやや不利な印象です。

vs.コントロールエルフ
相性:五分 5:5

君臨する猛虎のアクセラレートやトランプルフォートレス進化など、横展開するカードが多いため相手にプレッシャーを与えやすいです。
アディショナル前は有利寄りでしたが、エルフクイーンでトランプルフォートレスを綺麗に返されてしまうのでやや勝率が落ち、五分に落ち着きました。
2cが取れているなら先攻でもトランプルフォートレスはキープしたいです。
なお、エミリアが採用されている型なら五分から微有利まで勝率が上がると思います。

vs.AFネメシス
相性:微不利 4:6

6tからの解放を絡めたパラダイムシフトの動きが盤面プランを取るうえで厳しく、モデストまで絡むと非常に苦しいです。
特にアーティファクトリメイカーが重く、エッジアーティファクトを復活させられるとパトリック猛虎でのリーサルも届きにくくなってしまいます。
対策としては、とにかく序盤から細かい横展開をし続けることでエンシェントアーティファクトとアナライズアーティファクトに嫌な当たり方をさせるように心がけます。
AFネメシスは細かい横展開を返すカードを持っていないので、2pickネメシス対面をイメージして動くと戦いやすいと思います。

vs.機械B
相性:五分 5:5

相手のハードマリガンによる序盤のマナパスもあったり、クルトがほぼ搭載されていないことから序盤テンポを握りやすいです。

vs機械B

神からパーツを抱えて一撃必殺を狙うことも。

6.あとがき


改めて相性を見るとお世辞にも立ち位置がいいとは言えませんが、ここぞというタイミングでグレイソンをトップしたときの高揚感や、横展開が生存したときのエンハンス信念の剣閃の気持ちよさはクセになるのでぜひ試してほしいです。
あと後攻で強いカードが多いのもアピールポイントの一つで、今期でありがちな「あ~後攻引いちゃった~」の嘆きが少ないです。
WUP環境もあと一か月ですが、もしロイヤルの勝利ミッションが出たりしたらぜひランクマッチで使ってあげてください。




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