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進化ロイヤル デッキ解説

2020/9/1 加筆 
・1tカゲミツミラーの解説を補足
・背徳V ラーB対面での立ち回りを追記
・流麗なる槍術士について追記

【0.はじめに】

こんにちは、Parakeetoneと申します。

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今回は所属しているチームIf2での月末のノルマとしてデッキ提出があるのですが、環境も終盤ということで一般公開のnote形式でチームメンバー以外の方でも見られるようにしました。
拙い文章ですが完全無料ですのでよければ見ていってください。

今回のデッキタイプの選択理由は、アディショナルで大きく強化を得たパワーの高いデッキであるためです。

【補足】
今回の解説についてですが、AxizのRumoi選手のデッキリストをベースに考察していきます。

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Rumoi選手のリスト

【1.カード解説】

【1-1.確定枠】

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・無敗の剣聖・カゲミツ

カゲミツ

1/0/1、エンハンス3で3/2/1突進になります。
除去の予約をすることでクオンなどの返しづらい盤面に備えたり、
復活のタイミングに手札の強いカードを合わせて強力な盤面を作ったりすることができます。
基本的には3~4tにエンハンスで運用することがほとんどですが、ミラーや式神対面、ディスカードD対面などでは少し変わった使い方をすることがあります。
(ロイヤルミラーについては細かい話になるので、記事の後半 に記載します)

【①式神対面】

基本的に先3や先4ではほぼカゲミツを投げません。
形代がちょうどいい踏み先に見えるかもしれませんが、この対面では基本的に後5または先6t~カゲミツを投げます。
理由は相手のクオンを準備無しではほぼ返すことができないためです。
ログを見ながら相手のスペルブーストの数を数え、初期ハンドからクオンがあることを想定し、クオンが出てくるブースト数になったらカゲミツを投げるようにしましょう。
もし相手がカゲミツをケアしてクオンを出さなかった場合でも、クオンを1t遅らせることに大きな意味があります。

【②ディスカードD対面】

先攻3tに相手の後攻2tアンキロサウルスに当てるなど、基本的なエンハンスでの運用をすることももちろんありますが、
相手がプレシオサウルスを着地させたいターンに合わせて1cでカゲミツを投げ多面除去を強要します。
基本的にプレシオサウルスを着地させるターンは6ppなら2面までしか触れないため、横並べをしておくとカウンターを決めやすいです。

・ペインレスサムライ

ペインレス

AFNm対面やミラーで序盤の盤面のトレードを優位にします。
具多的にはアナライズアーティファクトを無償で倒したり、ミラーでは後手3カゲミツと合わせて相手の先3ゲルトを倒したりすることができます。
後手4で進化するとそのまま顔を殴りに行けたり、
5tのエミリアが着地しやすくなったりします。
たまにあるケースで、ハンドが少ない時にエンハンスで雑に投げて堕落の進化5回達成を狙うこともあります。
連携を稼ぎにくいのがデメリットですが、全力7フェイランをしたいデッキではないので3確です。(フェイランについては後述)

・オネストシーフ

オネスト

ナーフで2/2/1になったものの、2cで進化を稼ぐことのできるカード。
さらに自動進化なので、オネストシーフが進化したターンに別のフォロワーに進化権を使えるのもこのカードの評価点です。

まず、連携7は遅くても6tには達成できるので、
先4で2pp余っても焦らずに温存するのが基本的には良いです。
(後手で先攻AFにアグロムーブをされていたり、ディスカードD対面先攻で押し切れそうだったりするなら連携7達成前でも出すことがあります)

7tエンハンスエミリア+0cオネストシーフや6tアルヤスカ+オネストシーフのような動きは、ラストワードで靴が加わることでハンドの枚数が減らず、デッキトップが燃えることがあるので注意しましょう。

・シールドフォーメーション

シルフォ

以下シルフォ。2cスペル。1/1/1守護、1/1/1の順で場に出し、連携15で1/1/1守護がフロントガードジェネラル(以下フロジェネ)になります。
後手4で2/2/2進化やカゲミツの復活、アルヤスカなどとくっつけて守護裏進化の盤面作りに貢献します。
2cで連携を2稼ぐので、序盤に切るとオネストシーフの連携7起動をしやすくし、後半トップで引いてもフロジェネを盤面に出すことができる
序盤でも終盤でも役割のある万能カードです。

フロジェネはラストワードで3/2/3の守護を出してくれるので、コロニー+モデストのモデスト分の打点を3/2/3守護が受けてくれたり、ロイヤルミラー後手9で投げると相手がゼルガネイア猛虎を通しづらくなります。
連携15達成後のパワーが凄まじいため、例えば7tに2pp余って連携12だとした場合、盤面にもよりますがシルフォを温存することもしばしばあります。

後半になってくると盤面が狭いため、盤面が4面埋まった状態でシルフォを撃ってナイトだけ盤面の外に溢れさせることが多いです。
よく使うテクニックなので覚えておきましょう。

・猛然たる騎士・ゲルト

ゲルト

3/3/3で指揮官が場にいると突進します。
後半になると手札から吐きづらくなるので基本的にエミリアの進化時効果で最もコストを下げたいカードになります。
サーチ先はエミリアアルヤスカ猛虎になっており、すべてゲームをする上で必ず引き込みたいカードなので積極的にプレイしましょう。
一応シルフォのフロジェネやターミナルウェポンも指揮官なので、横にゲルトを添えると走ってくれます。
ウェポン+ゲルトでクオンの暴鬼をゲルトで倒すことがしばしば。

・戦争商人・アルヤスカ

あるやすか

効果ダメージ無効の4/4/4で、場に兵士が出ると無料進化ができます。
ここでざっと環境にいるデッキのスペル、効果ダメージを挙げてみると

専門店W...境界、エクステンド、専門店の2点バーン
AFNm...コロニー、モデスト
式神W...ルー二ィ、激突、キョウカ、ウィンドブラスト
ディスカD...プレシオのバーン
リノセウスE...対空
背徳V...背徳、バアル、イオ進化
コントロールB...ロレーナ、10tゼルガネイア

このように、ほとんどのデッキはアルヤスカの処理に手間取ることになります。これがアルヤスカの一番の強みです。

基本的には6t~後半にかけて無料進化でウェポンを構えながら進化回数を稼ぎ、6/6ダメージ無効アルヤスカの処理に相手のリソースを使わせます。
たまに先4で4/4/4として投げ、相手の後手4での2/2/2進化と相打ちを狙うことで先5エミリアを着地させやすくしたり、
後手4で進化を切ってダメージ無効の6/6を立てたりすることもあります。

・ターミナルウェポンについて
後半に行けば行くほど相手のフォロワーは強い
=なるべく後半の方がウェポンの破壊効果にバリューが出る
=ウェポンはなるべく後半のターンに吐く
という思考になりがちですが、出し渋ると後半ハンドで4~6cのウェポンがかさばることがあります。

ウェポンはラストワードで打点に変換できるので、重いウェポンはなるべく吐ける時に吐いた方がこちらのリーサルを取りやすくなります。

重いウェポンを吐いて打点を取るのか、エミリアを出してリソースを回復するのか、アルヤスカをもう一度立てて盤面を作るのか、臨機応変に動けると良いです。

3c以下のウェポンが生成できた場合は猛虎にくっつける択もあるので、盤面処理にウェポンを使うのか、我慢してウェポン猛虎で勝つのかも検討できるとなお良いです。
(10tにウェポンで守護をどかしてゼルガネイア猛虎をすることも)

・君臨する猛虎

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7/4/4疾走で10体フォロワーが破壊されているなら場のフォロワーを+2/2し、疾走を付与します。
このデッキのフィニッシャーで、シルフォのフロジェネや直接召喚のゼルガネイア、ターミナルウェポンに疾走付与しリーサルを取ることがメインのリーサルプランです。
アクセラレートがナーフでなくなってしまったのでデッキに複数積むことは厳しく、ゲルトとの兼ね合いもあり基本的にはピン採用推奨のカードです。

猛虎が引けなくて負ける試合より、猛虎を複数引いてしまって事故負けしてしまう方が圧倒的に多いと思っているので、猛虎を増やすくらいなら優雅なもてなしの枚数を増やすことを推奨します。

【1-2.選択枠 2c編】

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基本的にはこの3種から5~7枚選択し、
・エミリアからアンリエットを引きすぎないようにしたい
・ドロソをマリガンで持つため2パスはしたくない
・進化時効果持ちのフォロワーは多めに取りたい
・後半も役割が持てるフォロワーにしたい

などの判断基準からお好みでチューニングしてください。
(参考までに、Rumoi選手のリストは魔獣使い3、イルミスナ2です。)

・オースレスナイト

オースレス

2cで連携を2進めるので、早期でのフェイラン直接召喚やシルフォ連携15を達成することができます。
AFNm対面で投げるとアナチューナーを下から綺麗に取れたり、横並べによるアグロプランを通せることも。
あとは後手4でイルミスナとくっつくと少しだけイルミスナの処理ラインが伸びます。
しかし、後半でほぼ役割がないのが大きなデメリットで、かつ後手4で進化先にもならないので3投するかは怪しいです。

・レヴィオンの魔獣使い

レヴィオン

2/2/2でエンハンスと進化時効果持ち。
基本エンハンスではなく後攻4t進化での運用が多いです。
後攻3tカゲミツ→4t魔獣使い進化
など、カゲミツを選択不可の守護裏に隠すことができるのが強みです。

デメリットとしてはオースレスナイトと同じで
後半に役割がほぼないことに加え、
兵士フォロワーではないためアルヤスカを進化させられないことがあり、他の2cとの枚数調整を兼ねて2枚採用に抑える構築が多いです。

・動乱商人・イルミスナ

イルミスナ

2/2/2スタッツでウィッチに強く(ビジョン、形代、エクステンドで取られない)、後手4の進化先にもなり、後半ではEP回復もできます。
進化時効果はミラーでのペインレスを倒せたり、イルミスナが盤面に残って帰ってきたとき、顔進化で面を触りながら相手の顔を殴れたりします。
エミリアから引いたときにほぼ2/2/2のバニラなのがデメリットです。

・オマケ
EP回復はあまり効果がないように見えますが、たまにカゲミツ猛虎顔進化で3点伸ばしてリーサルを取れたり、ペインレスを2cでも回復した進化権で進化できたりします。

【1-3.重要カード解説】

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・優雅なもてなし

もてなし

1cスペルで指揮官をサーチします。
一見強いカードをサーチできて事故率を落とすカードに見えますが、枚数が多すぎると手札にエミリアやアルヤスカばかり集まり、
ハンドがジャバジャバになって進化も連携も稼げない試合が稀にあるので評価が難しいカード。
もちろんエミリア、アルヤスカ、猛虎、どれも試合に大きく関わるカードではあるので「引けなきゃ話にならないから3じゃね?」って思考の人ももちろんいます。(僕はこっち側)
稀にありますが、後半イルミスナのEP回復でもてなしのコストゲイン効果が発動するワザップも。

・分身の術

分身

2cスペル、ターン開始時に消滅するフォロワーの分身を生み出します。
基本的にカゲミツに撃って上振れを狙うために採用します。
カゲミツに撃てないとほぼ腐ってしまうため、3枚採用するのはかなりリスクが高いと思っています。
(ただでさえリソースが足りないデッキであるため。)

カゲミツ以外に撃つワザップとしては、
・フェイラン分身でボード強化
・猛虎分身で2c4点疾走
・ウェポン分身で自害して2c6点除去4点バーンに変換
・アルヤスカ分身で魔道具に備える
・ゲルト分身で2c3点除去指揮官サーチ
・シルフォ(フロジェネ)分身で守護実質4面
・ペインレス分身進化で2c3点疾走
・ゼルガネイア分身で5点除去

などがあります。知っておくと役に立つかも?

・天覇風神・フェイラン


フェイラン

連携10でターン開始時に直接召喚。
後手3カゲミツ後手4フェイランで処理強要の2面を作るのが素引きでの最も強い使い方ですが、基本素引きしたらほぼ役割がありません。

今までの連携ロイヤルはフェイランを3枚投入して、6~7tから3ターン連続でフェイランを出して面押しするのが主な戦い方でしたが、アルヤスカが追加されたことにより、
・まずアルヤスカ自身が連携を稼ぎにくいということ
(4cで連携が1しか進まない)や、
・7tにフェイランを出すより8tまでに手札を育てて8tに全力盤面を作った方が勝つ試合が増えた
(7tフェイラン直接召喚のターンにエンハンスエミリア+ゲルトしてもあまり強くない)
ため、3枚確定採用ではなくなったと考えています。

正直、1枚直接召喚できれば十分パワーを発揮できますし、なによりアルヤスカを7/7スタッツ(AFNmが取りづらいライン)にしたり、
ペインレスサムライを4/4スタッツにバフできるのが非常に強いです。

また、
アルヤスカで進化をより稼げるようになった
かつウェポンでコントロールできる試合が増えた

→アンリエットが少し使いやすくなった

→アンリエットが序盤でのハンド事故を起こしやすいため、デッキの事故要素を減らしたい

→フェイランの枚数を落とす

みたいな理由(おそらく?)でフェイランの枚数が減っているリストが多く見られます。(最近ではピンが主流)。
あとは先程軽く説明しましたが、フェイランを直接召喚するターンもなるべく盤面が強くなるターンになるように調整できると良いです。
(カゲミツが復活するターンに合わせて処理強要二面にするのが理想)

・堕落の決意

堕落

4c確定除去(アミュレットorフォロワー)
3進化達成時3pp回復、5進化達成時2ドロー。

このデッキには中盤にハンドを増やすカードがエミリアとこの堕落の決意(ゼルガネイアを除く)しかなく、1ppでテンポを取りながら2ドローできると考えるなら3枚ほぼ確定で入れるべきだと思っています。
極論、優雅なもてなしを3回撃った先がすべてアルヤスカでも、3回無料進化を切ることができれば2回の進化権を合わせて堕落の決意がドローに変換されるのでリソース問題はほぼ解決できます。

進化回数3回の時点ではリソースにならないのでなるべく撃たないこと、10tのゼルガネイア猛虎でのリーサルを見据える時はなるべく10tまで堕落の決意をプレイしないことを意識しましょう。
(ゼルガネイア素引きのリスクと10t守護突破のため)

・《世界》・ゼルガネイア

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10tに直接召喚できればほぼゲームを決めることができるカード。
君臨する猛虎で疾走付与するのはもちろん、ゼルガネイアで守護突破をして猛虎を顔に通したり、4点AoEでターミナルウェポンを巻き込んでリーサルを取ることも。
10tにゲームに勝ちたいなら3投すべき、という意見があるかもしれませんが、まず前提としてこのデッキはボードデッキであり、能動的に盤面を作りたいデッキであるということを考えると、ゼルガネイアのような受け身のカードを3枚も入れてしまうのは素引きのリスクも考えると手札事故の要因になってしまいます。
もしゼルガネイアを複数素引きした場合、ハンドが重く連携が稼ぎにくくなってしまうので多くても2枚採用にするべきかな思います。

あと、10t直接召喚はできればもちろん強いのですが、そこだけを見据えての試合運びだと9tまでにゼルガネイアを全て引き切ってしまった場合に修正が効かないことが多いため、基本的にはなるべく攻めの姿勢で立ち回り、10t直接召喚は「出たら嬉しい」くらいに考えておくとかなり楽です。

もしゼルガネイアを素引きした場合は、中盤にカゲミツをまとめて1ターンでプレイし、あえて盤面を放置しリーダーのライフで受け、カゲミツ復活に合わせてゼルガネイアをプレイし、ゼルガネイアの効果を発動させながらカゲミツで盤面を作る動きに繋げることが多いです。

・煌剣の戦士・アンリエット

アンリ

進化1回で守護、3回で3pp回復、5回でリーダー5回復、
7回で手札が7枚になるまでドロー。兵士。
アルヤスカの登場でアディ前より進化が稼ぎやすくなり、ハンドで中盤腐ることが少なくなりました。
基本的には回復に大きく価値があり、AF対面序盤のアグロムーブで削られた体力を回復することができたり、式神対面ではカゲミツを準備したターンにクオンで顔を削られることが多いので回復してルー二ィに備えたりすることができます。
もちろん序盤に引き込みすぎると事故の原因になったり、5tのエミリアからカゲミツとアンリエットを引くと苦い顔をするので好みで枚数調整をしても良い枠だと思っています。
兵士フォロワーなのにアルヤスカとくっつきづらいのも微妙なところ。

・オマケ
7進化ドローの効果でゼルガネイアを引き切らないようにするために、あえてハンドに靴を残してハンドの枚数を7~8枚で維持する小テクがあります。
逆にハンドが少なく、アンリエットの受けを待つときは靴をあえて無駄に使ってハンドを減らすこともあります。

【1-4.特殊カード解説】

・貴族の舞踏

貴族の舞踏

エンハンス8での運用はほぼせず(ほとんどの試合がゲルトを引き切っているため)、基本3コストで運用します。
オネストシーフの靴をカゲミツにつけて4ppで動いたり、5ppで分身とくっつけて動いたり、AF対面後手2コロニー(防御獲得)を見て先攻3tで投げて、後手3でエンジニアを吐かせて防御型を3tに吐かせない、みたいなオシャレなプレイができるカード。

・流麗なる槍術士

槍

3/3/2兵士 突進。手札に2枚指揮官カードがあると必殺と1度だけの無敵効果を持ちます。
効果だけ見るとかなりパワーが高く採用したい気持ちになりますが、デッキリストを見ると指揮官はデッキに7枚しか入っていません。

さらに、このカードを一番強く使えそうなターンは3tと5tにエミリアのコストゲインでのタイミングですが、
3tで槍術士と指揮官2枚を同時に引き込めている確率を考えるとそこまで安定した起動は見込めなさそうです。

さらに5tにエミリアと同時にプレイする時に関しては、手札からエミリアを出している上で槍術士を起動させなくてはいけないため、5tまでにエミリア含めた3枚の指揮官を引き込むことを要求されます。

ゲーム後半ならターミナルウェポンもあり、堕落の決意でのドローも相まってそこそこ起動することはできそうですが、序盤に指揮官2枚の条件を達成することは厳しいと考えあまり高い評価はしていません。

もちろん3tに起動できた時のアドバンテージは凄まじいため、それだけでも採用価値はあります。

【2.マリガン】

マリガンはシンプルで、ドロソとパワカと2c(オネストシーフ以外)は持って他は返します。具体的には、

【単キープ】

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カゲミツ、優雅なもてなし、2cフォロワー(オネストシーフ以外)
ゲルト、エミリア


以上です。先後共通で単キープしてください。
カゲミツが引けているなら分身の術もセットキープします。
2cフォロワーはウィッチ対面なら2/2/2を優先的に、Nm対面なら2/1/1を優先的にキープします。

【3.デッキ相性】

簡潔ですが、ディスカD、式神Wが不利でその他の対面はほぼ五分、といった印象で、体感、ドラゴン対面4-6、式神対面3-7くらいの相性認識です。
どこが不利なのか、どうすれば捲ることができるかなどは
【4.対面ごとの立ち回り】に記載します。

【4.対面ごとの立ち回り】

【4-1.ディスカードD対面】

ディスカD対面は序盤にドラゴニュートスカラーを立てられてしまうと触ることができないのがまず大きな弱点で、プレシオを着地されてしまうとじりじりとライフを削られ、そのままライフが持たず押し切られてしまう、といった印象です。
勝ち方としては序盤の横展開でのプレシオサウルスが着地しにくい盤面作り(守護裏イルミスナを構えて顔進化でプレシオを倒せるようにするなど)、
アンリエットの回復とペインレスサムライでのバリアで相手のバーンを防ぎ、ターミナルウェポンでコントロールするなどします。

なお、今のディスカードDはエターナルホエールが追加されたことでダークジェイルドラゴンが0~2枚のリストが増えてきています。
そのため、アディショナル前よりは対面していて少し楽に感じます。

【4-2.式神W対面】

式神W対面はクオンの押し付けが早く、受けきってゼルガネイア猛虎を決めるか返しの盤面作りで、8tあたりにフェイランやウェポンを絡めて式神側が取り切れない盤面作りをするしか勝ち目がありません。
基本的にルー二ィとクオン、どっちも持たれているとほぼ負けてしまうような印象です。

【4-3.背徳バアルV対面】

基本的に相手のライフを詰め切るより、相手のバーンをしのぎ切る方が勝ちやすいです。
あとは横並べより縦の動きを意識して動くようにしましょう。
特に背徳の着地ターンを考え、背徳進化で取られづらい盤面作りをしましょう。
ペインレスサムライもなるべく序盤に2/1/1で切らず、ダメージカットとして運用するようにしましょう。

【4-4.ラーB対面】

消滅除去が多く、猛虎の10枚破壊が10tでも達成できない場合があります。
猛虎を投げる前には必ず10枚破壊を達成しているか確認するようにしましょう。
基本的に縦の動きよりも横並べ(魔獣使いエンハンス6など)で動き、あまり縦に強い盤面を作らないようにします。
破邪の光で大きく回復されてしまうので、顔進化をするときもしっかり検討するようにしましょう。
10tを超えてもこちらに回復があればゲームが続くことがしばしばあるので、ターミナルウェポンは相手の10tゼルガネイアユカリを倒すために温存できるなら温存しましょう。

【5.小ネタ】

【5-1.1tカゲミツミラー】


①1tカゲミツミラーは後手有利

自分先攻1tカゲミツをプレイ
・相手後攻1tカゲミツをプレイ
→自分先攻2t2/2/2を出したらカゲミツに当たられるのでパス
→相手後攻2t2/2/2を出したらカゲミツに当たられるのでパス
→自分先攻3tエンハンスカゲミツで相手の1/0/1のカゲミツを取れるが、こちらの3/2/1のカゲミツが1/0/1カゲミツと相打ちできないので3/3/3プレイorパス
となってしまい、
・3/2/1カゲミツで相手のカゲミツを一方的に取った場合
これは相手の3tエンハンスカゲミツに相打ちされ、
・3/3/3を出した場合
これも相手の3tエンハンスカゲミツに下から二枚当たられ、
・パスした場合
これも相手がパスしてしまえばこちらの1/0/1カゲミツは仕事ができません。
よって、ミラーでの先1カゲミツは基本的に不利です。

こちらがカゲミツを2枚持っており、相手が2枚カゲミツを持っていない読み(後攻3tのエンハンスカゲミツが来ない読み)
をする択はなしではありませんが、
カゲミツを二枚失うリスクがあるのでおススメはしません。

②後1カゲミツは基本後1カゲミツ側有利

・相手先攻1tパス
→自分後攻1tカゲミツをプレイ
→相手先攻2tカゲミツをプレイ
→自分後攻2tパス
→相手先攻3tエンハンスカゲミツで1/0/1カゲミツを上踏みorパス
・エンハンスカゲミツされた場合
→自分後攻3tカゲミツで相手の3/2/1カゲミツと相打ちできる
・パスされた場合
→こちらも後攻3tでパスをすると、相手は順当に先攻4tパスを強いられ、次に回ってくる後攻4tは進化可能ターンであるため手からフォロワーを出して相手の1/0/1カゲミツを一方的に討ち取ることができます。(さらに魔獣使いに進化を切ることができれば1/0/1カゲミツは守護裏に隠れる。)

先攻4tにエンハンスカゲミツをプレイされ1/0/1カゲミツを討ち取ってきた場合は後攻4tにエンハンスカゲミツで相手のエンハンスカゲミツと相打ちしてエンドをするか、イルミスナがあれば相手のカゲミツを一方的に倒すことができます。

先4シルフォシルフォで守護2枚の裏にカゲミツを隠された場合でもイルミスナ進化でカゲミツを取れますし、こちらの1/0/1のカゲミツも当たり先ができているのでほぼ有利と言えます。

よって、ロイヤルミラー後攻での1tカゲミツは
相手がカゲミツを2枚持っており、かつこちらがカゲミツを1枚しかもっていない状況以外、有利です。

長々と説明しましたが、90秒でここまで考えるのは大変ですし、裏目が一応存在するので迷ったらカゲミツは出さない方がいいです。
相手が1カゲミツしてきたらパスが基本的に安定択、という風に覚えておきましょう。(分身撃たれたら破産するので)

【6.総評&おまけ】

このデッキは、デッキの中に「序盤しか強くないカード」と「後半でしか強くないカード」が共存しており
「安定感が売りのミッドレンジロイヤル」というよりかは
パワーで戦うオールレンジデッキ」のようなデッキになってしまっているので、もう少しデッキに安定感が出せるような構築ができないかなと考えています。

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。
宣伝になってしまいますが、If2でロイヤルを握ったチームメンバーがレート上位にランクインしました🎉

僕は不甲斐ない結果で終わってしまったのですが、1メンバーとしては非常に嬉しく思っています。
この毎月のnote習慣も非常にモチベーションに繋がっており、メンバーには本当に感謝しています。

チームが発足してから1年以上経つのにいつまでたっても文章力が上がらないのはどうにかしたいところです。
では。

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