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#66 三村道場の三村先生からレターを頂きました

今回は『三村先生からのレター』と『道場論』というテーマで話しました。

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2011年8月18日、ちょうど10年前の中井祐樹31歳の誕生日に書いたコラムです。

パラエストラ流 道場論
 私は自分の道場を「万人に開かれたものにしたい」という思いで、これまで運営して来た。またこれからも、ずっとそうしていくつもりでいる。
 パラエストラ東京に「プロ練習」は、基本的に存在しない。世界レベルの者と初心者が同じ場所で研鑽できる、いわゆる「クラブチーム」型で常にありたいという思いがあるからだ。もっともプロ(とか白帯)だけで練習している「状況」というのは、当然あり得るのだが。
 それでも人は育つ。試行錯誤する。巣立つ。私はその背中を押してやるだけだ。それに後発の人間は、必ず私や今のレベルを超えてゆく。必ず、だ。
 私自身、血筋があるわけではなく、何を心得ているわけでもない、只の人だ。ただずっと格闘技が好きで(嫌いにならないで)、今日まで来ただけだ。
 強かろうと弱かろうと、大きかろうと小さかろうと、思想や信念に違いがあっても、どんな人間でも構わない。そんなことより、触れ合うことだ。
 意見が同じでなくても、全く構わない。そんなことより、直に言葉を交わすことだ。
 そのためには社会に「道場」が必要だ、と思っているのだ。身体ごとぶつかれる、道場という「場」が。
 そんな中から意志を持った人間が、道場をステップボードにして芽生えてくれたら、これに勝る喜びはない。

『中井祐樹のゴキゲンRADIO』では中井祐樹への質問や「こんな話を聞いてみたい」等々のテーマを募集しています。
stand fmのレターからお待ちしています。

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